「郭淮〜、早くしてってばぁ!」
「まったくもう、貴方という方は…、色気も何もあったもんじゃない…。」
厠の中で床の穴に跨って尻を突き出す夏侯覇の後ろで、郭淮が呆れ顔で浣腸器に薬液を吸
い上げていた。
それは人間用としては大きめで、盥になみなみと入っていた薬液が一度で無くなる程だった。
「うわ…、やっぱ凄いなそれ…。」
「そうでしょう? …こんな大量に浣腸されて悦ぶなんて、変態の貴方くらいのものですよ。」
「ぅ…、郭淮だって、いつも俺に浣腸する時興奮してるくせにっ…!」
「…ふふっ、お互い様と言う事にしておきましょうか。」
郭淮は顔を真っ赤にしている夏侯覇にそう言いながら、浣腸器の先端を窄まりの部分に近づ
ける。
嘴管が押し当てられ、ゆっくりと挿入されていくと、肛門が待ち構えていたかのようにそれを咥
え込んだ。
「あっ…!」
「…では、入れますよ。」
それだけ告げると、郭淮は手に力を込めて浣腸器の内筒を押し込んでいった。
「ふぁ…、冷たい……」
腸内に薬液が染み渡っていくと、夏侯覇は悩ましげに息を吐きながら体を震わせた。
薬液を注ぎ込まれているというのに甘い声を漏らす彼の様子に、郭淮も興奮を煽られていく。
「やはり貴方は変態だ。これだけで感じるとは…。」
「っ…、だって…、元はと言えば…お前があんな事したから……」
「…口答えとは、良い度胸ですね。」
夏侯覇がしまったと思った時にはもう遅く、今まで緩慢に注入されていた薬液が腸壁を叩くよう
な濁流になって襲いかかった。
「ひぃっ…!!」
薬液を一息に詰め込まれ、夏侯覇は背筋を反らせながらがくがくと体を震わせた。
浣腸液としての濃度は薄いとはいえ、盥一杯分の量を一気に注入されたらひとたまりもない。
それ故、浣腸器が空になった時にはすでに排泄欲に襲われていたようで、括約筋が嘴管を抜
きにくくする程に締め付けていた。
「っと…、そんなに締めないで下さい。」
「…うぅ…、でも…お腹が……」
「出したいですか? まだ駄目ですよ。…と言うか、我慢するのは好きでしょう?」
郭淮はそう言いながら、夏侯覇の腹部を手でそっと撫でる。
大量の薬液を詰め込まれた所為か、そこは微かに膨らみを見せていた。
「…さて、その我慢をお手伝いしましょう。」
そう言って郭淮は、自分の懐に予め忍ばせておいたアナルパールを手に取った。
そして、その凸凹付きの玉の部分を、ヒクヒクと痙攣する肛門に押し当てた。
「あっ…?」
「…栓をしますから、力を抜いて下さいね。」
「ちょっ…、我慢してるのに、力抜けとか無理で……、ひぃんっ!!」
夏侯覇が全てを言い終わる前に、郭淮は問答無用でアナルパールを押し込んだ。
「おや、余裕で入りましたね。これなら大丈夫でしょう。」
「ううぅっ…! 苦しい……」
夏侯覇はそう訴えるが、その半分は建前だと郭淮も分かっている。
その証拠に、彼の身体はパールを詰め込まれる度に快感に震え、口からは押し出されるよう
に甘い喘ぎが漏れていた。
「はぁ…、はぁ……、もうダメぇ…、んぅっ…、お腹いっぱいだよぉ……」
「…大丈夫ですよ、もう全部入りましたから。」
いつの間にかパール部分は全部夏侯覇の中に呑み込まれ、紐とそれに繋がれた金属製の取
っ手が見えるだけになっていた。
「っく…、んんっ……!」
夏侯覇がもじもじと腰を動かす度、取っ手が揺れて郭淮の目を楽しませた。
「気に入って頂けたようですね。貴方のために用意した甲斐がありましたよ。」
郭淮は満足げに笑うと、忙しなく蠢いている肛門に指を這わせ、外側から押すようにして刺激し
始めた。
「あひぃ…っ! な、何…っ…、やめっ…、押さないでぇっ!」
夏侯覇は必死にその指から逃れようと腰を動かしていたが、性器の先端を摘まれるとその途
端に大人しくなってしまった。
「ひゃっ…! んぅ…っ……」
「…何ですかこれは。苦しいと言っておきながらこんなにベトベトにして…。」
「ん…んっ…、だってぇ…、ふぁ……、お腹痛い…けど…、気持ちいいから……」
快感と苦しさの入り混じった表情を浮かべる夏侯覇に、郭淮は微笑しながら囁きかける。
「…そんなに気持ち良いなら、あと三十分くらい我慢してみますか?」
「……っ! やだぁ…、そんなの…無理ぃ……」
そう言いつつも、夏侯覇はそれを強要される場面を想像して興奮したらしく、複雑な表情のまま
体をブルッと震わせた。
「…まったく貴方は…、本当に変態ですね。」
まぁそれはお互い様ですが…と言いながら、郭淮はアナルパールの取っ手に指を掛けた。
そして、玉の部分が抜けない程度の力でくいくいと引っ張りながら顔を近づけてその部分の様
子を伺った。
「んぁっ…!? そ…、それ…、だめぇ…!」
イボ付きの玉に内側から刺激を与えられ、夏侯覇は狼狽えながら声を上げた。
郭淮がそれを無視して更に引っ張り続けると、紐を伝うようにして薬液が漏れ出し始めた。
「だめ…、だめぇっ! 我慢できなくなるぅっ!!」
「(そろそろ限界ですかねぇ…。)」
これ以上我慢させる事は出来ないだろうと判断し、今度は抜くつもりで力を込めて取っ手を引
っ張った。
「あぅ…っ!」
球体の部分が一つ、いやらしい音を立てながら夏侯覇の中から引き抜かれた。
続けて二つ三つと引きずり出すと、夏侯覇は肩を震わせながら悩ましげな声を上げた。
「ふあぁ……、だめぇ…、あ…んっ…、出る…っ…、出ちゃう…!」
郭淮はその声に心地よさを感じながら、最後のパールを一気に引っ張り出した。
その瞬間、堰を切ったように薬液が噴出し、排泄物が下の穴へ吐き出されていった。
「ひ…ああぁ…! い…、イクうぅ…っ!!」
苦痛からの解放感と排泄を見られているという恥辱で身体が急激に昂ぶり、夏侯覇は背筋を
仰け反らせ叫び声を上げながら絶頂に達した。
「ん…うぅ…、ふぁ……、気持ちいい……」
熱い吐息を漏らし、恍惚とした表情で腹の中の物を吐き出していく。
暫くして排泄が終わると、夏侯覇は体を小刻みに震わせながら何かを強請るように郭淮に視
線を向けた。
「…なぁ、郭淮……」
「ふふ…、分かってますよ。」
郭淮は仕方ないなという風に笑うと、夏侯覇の腰に手を添え、すでに硬くなっていた肉棒を肛
門に押し付けた。
「ん……」
先端を押し付けられただけで、そこは反応を示し吸い付くような動きをし始めた。
その動きに促されるように肉棒を埋め込んでいくと、夏侯覇は内部を収縮させながら身悶え
た。
「っ…、んあぁっ…!!」
ぎっちりと締め付けてくる腸壁を振り払うようにして抽送を始めると、大きな嬌声が厠の中に響
いた。
「あはぁ…っ! チ●ポ…いいっ…! 郭淮のチ●ポ、好きぃ…!」
「(うぅ…、そんな色っぽい顔でそのように言われたら…ッ!)」
肉棒を咥え込み悶える夏侯覇の姿は、共に育ってきたも同然の郭淮でさえ、普段の子供っぽ
い仕草や言動が嘘なのではないかと錯覚してしまう程だった。
だが、彼の普段の姿をよく知っているからこそ、乱れる姿に更に興奮を煽られていく。
「…もう、手加減出来ませんよ。」
「いい…、手加減とか、しなくていいから…、もっとお尻ズボズボしてっ…!!」
「(うっ……)」
郭淮は意を決したように夏侯覇の腰をしっかり掴むと、思い切り肉棒を突き込み始めた。
「っ…! ひぁ…、あうぅっ…、そ、それ…、もっと…!」
急かすような動きに応えて抽送を速め、奥深くを何度も肉棒で抉ると、腸壁が絡みつくように密
着して郭淮にも快感が伝わる。
「う…ああぁ…、チ●ポっ…、んぁっ…、奥まで来るうぅ…っ!!」
夏侯覇の快感も相当なものらしく、彼の性器からは透明な液が糸を引きながら滴っていた。
その先走りの液で滑る先端を指で軽く刺激しながら、夏侯覇の内部を味わうように責め立てて
いく。
「んひぃ…!! やだぁ…、そこは…触らないでぇ…!」
「…嘘はいけませんね、こうされるのは好きでしょう?」
先端を摘まれる度、夏侯覇の内部はギュッと収縮して圧力を強めている。
その反応は明らかに快感からのもので、夏侯覇の言葉が本心ではないと郭淮にはすぐに分か
った。
「夏侯覇殿、正直に言わないと……」
郭淮はそう言いながら腰の動きを緩慢にしていき、抽送を止めてしまう。
すると、夏侯覇はすぐに物欲しそうな顔で後ろを振り返り、郭淮に訴えかけるような目を向け
た。
「…やだ…、止めないでよぉ…、俺、イキそうだったのにぃ……」
夏侯覇は目に涙を浮かべながら、自分の中に居座っている肉棒を断続的に締め付ける。
「…それなら、正直に言って頂きたいのですが。」
耳元でそう囁かれると、夏侯覇は切羽詰まっていたらしくそれほど間を置かず謝罪の言葉を口
にした。
「う…、嘘ついて…、ごめん…なさい…! …お願い…だから、郭淮のチ●ポ…、もっとちょうだ
い…!!」
「(ふふ…、可愛らしい…。)」
郭淮は必死に快感を強請る夏侯覇の姿に満足げな笑みを浮かべ、再び腰を動かし始めた。
「ん…ぅっ…、あぁっ…!」
先程よりも勢いよく肉棒を突き込むと、腸内が待ち構えていたかのように吸い付き、郭淮の方
にも痺れるような快感が走る。
「くっ……、夏侯覇殿、そろそろ……」
射精の瞬間が近づいた事を告げられると、夏侯覇は郭淮を更に奥へと迎え入れるように腰を
ぐっと突き出した。
「んぁっ…、いいよ…、出して…っ! ひぅんっ…、郭淮のチ●ポ汁、いっぱい欲しい…!」
夏侯覇が待ちきれないとばかりに肉棒を強く締め付けると、郭淮は思い切り腰を押し付け、呻
き声を上げながら腸の奥に迸りを叩き付けた。
「く…うぅっ…!」
「ひっ…、あああぁ…っ!!」
夏侯覇もほぼ同時に嬌声を上げ、腸の奥で溢れる熱い飛沫を絶頂に達しながら受け止めた。
彼は全身を小刻みに震わせ、肉棒から残さず精液を搾り出そうとするかのように腸壁を蠢か
せていた。
「うぅ…、まったく貴方は…、いつの間にこんなイヤらしい動きを……」
そう言いつつも、郭淮はその動きを味わいながら最後の一滴まで絞り出していった。
射精を終えた肉棒が引き抜かれていくと、夏侯覇はその感触に悩ましげな声を上げた。
「ぁ…んっ……」
夏侯覇は自分の中から肉棒が完全に抜かれると、再び郭淮に強請るような視線を向けた。
「……まぁ、そう来ると思っていましたが。」
「…いいじゃん、もう一回だけしようよ。」
「貴方という方は…、どうせあと一回では終わらせないつもりでしょう……」
「…バレてた?」
バレるも何も、いつもそうじゃないですか…と呟きながら、郭淮は夏侯覇に誘われるままその
小さな身体に手を伸ばした。 |