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No.018 6月市議会(第2回定例会)のご報告
議会報告



私は、6月議会(第2回定例会)初日の6月1日、4番目に質問いたしました。 今回は、前回に引き続き防災の問題と30人学級の実現、そして井の頭池の湧水復活に向けて、一般質問しました。


1.「耐震補強への大幅な公的支援」について

日本の科学者の代表機関である日本学術会議が「大都市における地震災害時の安全の確保について」という勧告を総会で採択し、首相に提案しました。

この勧告書では、「もっとも重要なのは《被害抑止力》すなわち建築物でいえば大地震に遭遇しても大破して事後の使用を不能にすることなく継続して使用可能な状態になっていること。これがないと、いかに優れた事後対策システムや復旧・復興戦略を持とうが、地震直後に発生する構造物被害とそれに伴う人的被害を減らすことはできない。具体的対応策として、耐震補強に大幅な公的支援を行える制度を早急に打ち立てること。新施設建設への公共投資の執行を何年か延期することとなっても、事前の耐震補強対策をとるべきだ」としています。

武蔵野市内の個人住宅の48%が、1981年以前に建てられた勧告書で言う既存不適格構造物です。そこで以下のことを質問しました。

梶雅子の質問
(1)この勧告に対する見解は。 (1)今までもやってきたので異論はない。
(2)耐震診断と改修・補強工事の大幅な公的支援を。 (2)この勧告のとおりに、先取りしてやっている。
しかし、市の政策は、今年度拡充され、上限50万円までの助成で、10件の予算です。これでは不十分です。

2.「井の頭池の湧水復活に向け、雨水浸透枡のさらなる設置を」

井の頭公園湧水調査報告書が発表されました。

報告書によれば、「雨水浸透枡を増加させることによって地下水面を上昇させるものと推測できる」と評価しています。

武蔵野市の57%は、井の頭池の湧水涵養域です。そこで質問をしました。

梶雅子の質問
(1)13年ぶりに清く澄んだこの際に本市と三鷹市・東京都の3者で協議・研究する場の設置を。 (1)貴重な提案として承っておく。
(2)市の西部・中央部に雨水浸透枡の増設など効果ある対策の実施を。 (2)公共施設は設計変更してでも設置してきた。

3.「30人学級の実施を東京都に要求すること」

文部科学相の諮問機関である中央審議会の義務教育特別部会が、公立小中学校の一学級当たりの子ども数の上限を「40人」としている学級編成基準を引き下げることの検討をしました。

国が決定したら、都も直ちに実施するよう、都に要求することを求めました。
教育委員長の答弁は都が決定することであり、市として都に要求する考えはないというものでした。


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