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No.002　6月市議会（第2回定例会）のご報告

6月市議会（第2回定例会）は6月10日に始まり、13日には市長の施政方針に対する各会派代表質問。16、17日に一般質問。「外環反対特別委員会」を設置する件で紛糾し（詳しくはこちら）18、19日と本会議は2日間延長しました。20から25日まで常任委員会が開催され、30日の本会議で閉会しました。

高齢者、在宅要介護の人、自宅療養の人の投票は、現状ではとても困難である。年々高齢者は増加し、選挙に行きたくてもいけない人が増えている。選挙に行くのが困難な人の投票の権利を保障するために、(1)投票所を増設すること、(2)不在者投票所を各市政センターにも増設すること、(3)郵便投票のあり方の改善を国に要求すること、(4)レモンキャブは日曜日はお休み、選挙のときは活用を。		(1)、(2)武蔵野市は狭い市域、23投票区で一定以上の水準を満たしているので増設は考えていない。(3)郵便投票については、都道府県選挙管理委員会連合会で自治省に要望書を出している。(4)レモンキャブの活用は研究する。

全小・中学校の普通教室にクーラーの設置を。		「暑いときは暑中げいこ、寒いときは寒げいこといわれている。教育的見地からも、暑いときは汗を流し、寒いときは寒い中で体を動かすことが大事」「冷房は虚弱者と病人が必要」窓を開けて授業できる教室に設置は考えていない。

東京都は、井の頭公園（西園）プールの廃止を利用者の声も聞かずに決定した。都にたいし、プールの存続と施設の改善を働きかけること。		都立のプールがなくなるのを武蔵野市長があれこれ言うべき状況かと考えている。
以上3点を質問をしました。		という市民、特に子どもにとって冷たい答弁でした。

6月10日の代表者会議で「外環道路反対特別委員会」「鉄道・農水省跡地利用特別委員会」の2委員会を設置することが決まりました。

ところが、6月16日の議会運営委員会に土屋市長が出席し「『外環道路反対特別委員会』の名称では今後の事業に支障が出る、市長として関係機関にも出席しない」と発言。「反対」をとるように求めました。

本間議員は、「特別委員会の設置は代表者会議で決めたこと。議運営委員会は本会議への手続きの確認が議題。市長から説明を受けた外環道路の経過等をふまえて『反対』を入れることを代表者会議の全員で決めている」と発言。民主・市民ネット、市民の党とともに「外環道路反対特別委員会」の名称で、委員会を速やかに設置することを主張しました。

自民クラブ、市民クラブ、公明党は慎重に審議したいと議会運営委員会を中断。与党会派は市民からの「反対」をとらないで欲しいという要請もあり、代表者会議で決めたことを反故にする言い訳も見つからず、16日から18日まで毎日委員会を開催、何の進展もありませんでした。こうした異常な事態を正常化するよう共産党、民主・市民ネット、市民の党は議会運営委員長、議長に申し入れを行いました。

時間切れとなる19日、自民ク、市民ク、公明党の与党は、市長の意見をのみ、「外環道路反対特別委員会」の「反対」をとり、「外環道路対策特別委員会」と主張。代表者会議で決まった通りに「外環道路反対特別委員会」にという共産党、民主・市民ネット、市民の党と、意見が分かれました。議会運営委員会は、意見が二分しているため、特別委員会は継続して協議することとなり、19日の本会議に設置の動議を提出できず、2つの特別委員会は設置できませんでした。

こうした議会の異常な事態は議会の責任者である議長にあることを指摘し共産党、民主・市民ネット、市民の党の3会派は「議長不信任」を議会に提出することを決めました。ところが自民ク、市民ク、公明党の与党は「議長不信任」を議会に提出するのなら、「副議長（民主・市民ネットの議員）不信任」を提出すると発言。与党の人数が多いため「副議長不信任」は可決されると判断した民主・市民ネットが「議長不信任」の提案から降りたため共産党、市民の党の2会派で「議長不信任」の動議を提出しました。本会議での動議の採決時、民主・市民ネットは退場しました。

26日の議会運営委員会で、特別委員会の設置が審議され、「外環道路反対特別委員会」は賛成4、反対4の可否同数となり委員長は反対のため設置は否決され、30日の本会議に提出できず、外環の特別委員会は継続審議のままで宙に浮いた状態です。当分の間、外環道路関係は建設委員会が取り扱います。

新しい議会になり、市長の議会への横暴な介入、それに従い議会ルールも無視する与党各会派の態度がはっきりしました

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