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一般質問全文No.012 3月議会一般質問全文


安心して歩けるパークロードにするために等について

今回は、「安心して歩けるパークロードにするために」と「粗大ごみの収集方法の改善について」の2点について、質問いたします。



1点目は、「安心して歩けるパークロードにするために」質問いたします。

パークロードは、人通りが激しいうえに、バスがひっきりなしに通り、置き看板も多く、夜になると客引きも多いなど、とても安心して歩ける道路ではありません。

朝は、6時ごろから、バスが通り、7時8時だいは通勤通学の歩行者が多いところを、バスがひっきりなしに進入し、家族の人を送迎する自家用車や、荷さばきのトラックも進入するなど、歩行者にとってとても危険な道路です。また、バスを通行させるため、バス会社の整理員が3人も配置され、笛を鳴らすため、住んでいる住民はうるさくてかなわないといっています。

日中は、荷さばきの車が駐車し、バスが通ると歩行者はよけるのに、何度も立ち止まらなければならず、安心して歩ける状態ではありません。

夜になると、置き看板が道路に張り出し、飲食店などの利用客が多くなり、グループで騒いでいたり、道路に座り込んでいたり、客引きもたくさん出てくるなど、家族ずれで歩ける道路ではありません。

パークロードは井の頭公園への玄関口です。歩行者道路にしてゆっくり歩けるような、魅力ある道路になったら、商店街も特色のあるものになります。

2007年度予算に、吉祥寺駅南北自由通路整備計画予算が組まれています。回遊性を向上させ、南口に来た人や、井の頭公園にいく人を考えると、パークロードを歩行者専用道路にすることは、歩いて楽しい街にするための条件です。そこで、質問します。

(1)南口駅前は、バスの降車客、JRや井の頭線の乗降客、井の頭公園に行く人、買い物客などで、いつも混雑していますが、週末の土曜日・日曜日の混雑はすごいものです。そこにバスが乗り入れているのは、いつ事故が起こってもおかしくない状態です。

週末の土曜日・日曜日の日中は、バスの乗り入れを中止し、パークロードを歩行者専用道路にすることをバス会社と協議し実施するように求めます。市の見解を伺います。

(パークロードへのバス乗り入れは、平常は朝6時ごろから夜7時半ごろまで乗り入れていますが、花見の頃は夕方6時ごろで乗り入れを終了しています。また、お花見の時期の人がとても多いときは、パークロードへのバスの進入を整理員が中止し、乗り入れていないそうです。これは人が多くて、危険だからということもあるようです。)

(2)パークロードは路上の置き看板の多い地域です。規制は難しく、市の撤去の努力は認めます。前回(2006年第1回定例会)の私の質問に、市長は『景観行政団体という認定をうけると公告物についても基準をつくることができる。いずれにしましても、きめ細かなまちづくりをすすめるためには、景観形成の中で公告物というものをとらまえてコントロールしていくべきだという考えだ』と答弁しています。今回も、他の議員の質問に同じように答弁しています。

八王子市は新年度から違法な置き看板を「八王子市生活の安全安心に関する条例」を今期の3月定例市議会で改正し規制します。

千代田区は、「安全で快適な千代田区の生活環境の整備に関する条例」を平成14年6月に制定し、この条例で、路上禁煙地区の指定、たばこの吸い殻、置き看板等の放置、落書き、放置自転車、違法駐車などを規制しています。

千代田区の条例のねらいと特色は、@点目に地域全体での取り組みで、自治の原点に立ち返った住民参加型の条例であること。A点目に重点地区の指定をしていること。重点地区は、路上禁煙地区、環境美化・浄化推進モデル地区、違法駐車等防止重点地区の3種類があり、自転車や看板は歩行障害となる路上放置物として、環境美化・浄化推進モデル地区で規制します。B点目に人々の行動を変える強いきっかけ、あくまでモラル向上の「手段」として罰則の適用があることです。条例では「路上禁煙地区」での喫煙や吸い殻のポイ捨てをした場合、「環境美化・浄化モデル地区」での置き看板などの路上障害物により明らかな通行の障害や危険がある場合などには、2万円以下の行政罰である「過料」を罰則として適用しています。このため、休日や夜間を含む毎日、巡回パトロールを行っています。

専任組織として、平成14年9月に6名の担当チームを設置、平成15年度に環境土木部に生活環境課を新設し、条例担当職員は現在、40名体制(非常勤16名、再任用職員3名を含む)でとりくんでいます。

武蔵野市では、どのような方法で、置き看板の規制の抜本的方法を研究・検討するのか、市の見解を伺います。

(3)道路の傷みがひどく、道路に凹凸のひどいところがあります。改修計画はあるのか伺います。

(4)パークロードへのマナーポイントの設置は懸案になっていますが、場所がないということで設置できていません。何か工夫できないものか、今後の計画を伺います。

(5)暫定広場(都市計画道路3・3・14号南口広場)の計画は、平成11年8月に事業計画、平成12年12月に都市計画決定、平成16年には広場築造工事予定でした。市長は、施政方針で、「吉祥寺駅南口の都市計画道路3・3・14号線(南口駅前広場)事業につきましては、用地買収に向け、引き続き粘り強い交渉をすすめてまいります。」と述べています。私は、この暫定広場の件では、何回も質問していますが、2002年・平成14年に質問したときの用地買収の進捗率は19.2%、昨日の他議員への答弁で、現在の進捗率は21.6%です。都市計画の網がかかって7年になります。地権者やテナントの方々は、計画が進まない中で、将来の生活設計もままならず困っています。また、年々歳を取るので将来の不安も大きくなっていくと訴えています。

今後の具体的な進行予定はどうなっているのか伺います。



大きな、2点目に、粗大ごみの収集方法の改善について質問いたします。

武蔵野市は、2004年・平成16年10月に家庭ごみの有料化・個別収集を開始し、1年目は減少しましたが、2年目は、私たち日本共産党市議団が指摘していた通り、増加に転じました。武蔵野市の家庭ごみ排出量は1日一人当たり763.8グラムで多摩26市中7番目に多く、隣接する市の中では最も多くなっています。

このような状況の改善に向け、今市では「武蔵野ごみチャレンジ700グラム」をテーマに1日一人当たりのごみ量を700グラム以下とするため、ごみ減量キャンペーンを実施しています。2月25日には「ごみ減量フェスタ」を開催するなど、ごみの減量に向けとりくんでいます。

家庭から出る粗大ごみは、総量としては増えていませんが、3月・4月は引越しの多い季節です。今回は家庭から出る粗大ごみについて質問します。

家庭からでる粗大ごみは、原則として自治体が処分するのがルールとなっています。無許可業者の回収した粗大ごみが、民間処分場に持ち込まれたり、沼などに不法投棄されたりして問題になっている自治体もあります。ごみが資源として海外に持ち出され、他国で問題になるなど、環境行政にとっても、問題です。

「便利屋」と称して家具などの粗大ごみを家庭から回収する民間業者が多くなっています。 何でも引き取ります、無料で引き取りますと、トラックが宣伝していたので、たのんだら、室内から運ぶのは有料だといわれた等の不満がありますが、そんなに高額ではなかったので、すでにトラックに載せられてしまったので、いつか処分したかったが、自分では運び出せなかったので、などの理由があり苦情の申しいれはしなかったという友人が、おおくいます。反面、自分で運ぶのが無理な人や、休日や夜間でも引き取りに来てくれるなど、便利な面もあり、利用している市民もたくさんいると思われます。

粗大ごみは、廃棄物処理法では、「一般廃棄物」に含まれ、市が収集・運搬・処分を行うのが原則です。民間業者は市町村長の許可や委託がなければできないことになっています。

廃棄物収集の許可がない業者や、自治体の委託を受けていない業者の回収は原則として違法です。武蔵野市は29業者(ごみ便利帳P55)に許可を出しています。

足立区では、昨年度から粗大ごみの「土・日回収」を始めたところ、日曜の依頼が平日を数10件上回っています。

そこで質問します。

(1)市民が粗大ごみをどのように処分しているか、市内の実態を把握しているか伺います。

(2)市民には、粗大ごみ回収業者が許可を持っている業者か、許可のない業者かわかりません。トラブルの相談はきていないか伺います。

(3)ごみ便利帳の粗大ごみ収集手順には、「2階以上の方は1階まで降ろしておいてください。」となっています。私もマンションの12階に住んでいるため、大きな家具の処分などに今まで何回かチラシで見た民間業者に回収を頼んだことがあります。

シルバー人材センターでは、屋外の場所まで運ぶのが無理な人のために、粗大ごみの運びだしをしてくれることを、今回初めて知りましたが、知らない市民が多いと思います。市の「ごみの便利帳」にも、載っていません。

ごみの減量のためにも、モノを大切にするためにも、使用可能な家具などはシルバー人材センターリサイクル作業所へ、家庭から出る粗大ごみは、市の収集利用を徹底させるべきだと思います。

ごみの便利帳にPRするなどして、また、足立区の土日回収のように、市の粗大ごみの回収方法を利用しやすいように改善することについて市の見解を伺います。


以上で、一般質問を終わります。




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