交通事故発生です


5月某日午後事故にあいました。殆ど立ちごけ状態なので被害は少ないです(勿論私が被害者です)

整備された綺麗な道路でした、私が本線を走行中、約30メータ先、左側の駐車場より一台のSUV車が歩道を跨いで顔を出している。左折するのか右折するのか分からない、私からウインカーの点滅が見えないので左折するのだろうと思いつつ、ドライバーを確認するが(中年女性だ)、左側を見ている(左折方向)こちらには一度も振り返らない。
 安全の為、減速を始める、まだこちらを見ない、車は出てくる気配はない、すでにSUVの手前10メータのところまで来ている。警告の為クラクションを2度鳴らす(他社製に交換済みなので結構な音量である)、SUVの前を通過する、ほっと一安心。
 と思いきや・・・。なんと私のバイク左後に接触したではないか。バイクはプッシュされ反動で右側に転倒、私は幸いにも無傷でした。そうです私のバイクが通過と同時にSUVはなっなんと右折をしたのである。

5月某日午後事故発生:
バイクを路肩に寄せていると、SUVの女性が近寄ってきた。ん・・・すでに車が無い、よく見ると駐車場の一番奥に移動されている。
話を聞くと自分のお店の駐車場(10台ぐらいは止められそうな広さ)で、旦那が出てきて移動したらしい。

住所が分からないので男性に警察を呼んでもらう事にした。
来たのは女性の警官一人だけ、「どうして一人だけ」と聞くと、「物損との連絡でしたので」だって。オイオイ外傷は無いがこっちは乗車中に接触されたのになんと言う旦那だ!まあ、よしとしよう。私自身加害者被害者含め事故は初めてではない(自慢できないが)、それなりに対処の仕方は知っている。

一通りの状況報告が終わり、後日、身体状況を見て人身事故OR物損事故を決定すると警察官と当事者に確認を取る。
(この手の事故では翌日から体の症状が現れるからである)。

事故発生4時間後:
加害者側保険代理店と言うものから電話が掛かってきた。
代理店とはクライアントと保険会社をつなぐものであるが、なぜ直接私に電話してくるのだろうか?怪しいのでICレコーダーを準備『録音開始』。

内容は保険契約者がご迷惑をかけ申し訳ないという謝罪の電話と、契約者側で全ての損害を負担するので、バイクに契約している保険会社へは電話する必要は無いと言う内容であった。つまり加害者側は保険会社が交渉代理となり、私の方は負担及び過失割合が無いので代理人は無く私自身が交渉する形態を加害者側代理店は取りたがっているのである。『録音』していて正解だった。保険会社がよく使う手である。(すでに私の契約保険会社には連絡済みではあるが、行動は一時待機させてある。)
しかし、代理店は基本的には過失割合などの決定権は無いはずである。うまく丸め込んで処理し会社側に対し自分の評価を上げようとしているのか?

夜になり、左肩と首筋を中心に体が痛み出してきた。ムチ打ちが出てきたのである、症状的には軽めだが先ほどの電話の件もあるので証拠保全のために22時診察に向かう。(24時間救急対応の病院があり全ての科の医師が待機しているし、通常の診察も24時間診てくれるので便利な病院である)診断結果は軽度のムチ打ちで気休めで「シップでも貼る?」ってな感じでした。予想の範囲内ですのでこの時点では、物損事故のままにしてあげようと内心決めていた。

事故発生3日後:
15:51頃
またまた加害者側保険代理店と言うものから電話が掛かってきた。

16:15頃
またまたまた加害者側保険代理店と言うものから電話が掛かってきた。

16:32頃
またまたまたまた加害者側保険代理店と言うものから電話が掛かってきた。

16:33頃
またまたまたまたまた加害者側保険代理店と言うものから電話が掛かってきた。

立て続けに4回も電話を掛けてきたが、あまりにもしつこ過ぎる、いずれも人身にはしないでほしいと言う内容だった。
当然すべて録音済みである。
要点をまとめると次のとおりである。
1.免許の点数がなくなるので人身事故にされると困るとの事。
2.自費での出費は出したくない。
3.過失割合は8対2であるが、2割を加害者側で受け入れ10対0とする代わりに損害賠償(慰謝料含む)は一切払わない。

あまりに都合のよいことばかり言ってくるので、「代理店には過失割合など示談を代行する権限は無く、またそもそも本件の事件では過失割合は9対1が基本であるにもかかわらず、被害者側に20%の過失があると断言した上で、被害者にとっても有利な話であるかのように説明した行為は、保険会社と代理店の契約違反であり、戒告等の処分対象であることを告げる」と同時に全ての電話でのやり取りを録音していることを告げると、手の裏を返したかのように、一切白紙に戻しこれまでの話は無かったことにしてくださいと平謝りしてきた。

夕方に加害者側の物損担当(女性)の人から電話があり、以後バイク修理に対しては責任を持って対応すると言うことだ。代理店の件もあったので内心は、社員教育の出来ていない支店だからどうせ口だけだろうと思っていた。

夕方ショップにバイクをもって行き、事情説明をし保険会社提出用の見積もりをお願いした。勿論バイクは預けたままである、私の移動手段が無くなった。

事故発生4日後:
前日の代理店の件があったので、人身扱いにする為に病院へ診断書の申請にいく。

事故発生11日後:
病院より診断書が出来たとの連絡があり事故管轄の警察署に人身事故への変更をおこないに行く。調書を作成し、手続き終了である。(典型的な事故であり、調書より判断できるので現場検証は行わないそうだ)
同時に加害者側保険会社に人身扱いの報告をする。

事故発生12日後:
加害者保険会社の人身担当の方より電話があり少し挨拶を交わした。
すでに痛みもとれ治療は終わっていたので症状固定と言うことを連絡して、後日書類を送ってもらうことにした。

事故発生13日後:
ショップより、この時期車検や修理が多いと言うことで見積もりに2週間もかかったが見積もりが出来たと電話があったのでチェックの為ショップへむかった。(ショップと親しければもっと早いに違いない)総額37万円と提示された。この金額だと多分加害者側の保険会社は全損(時価額)とするだろう。

事故発生14日後:
人身に関する示談書が送られてきた、治療と言う治療はしていないシップをもらって3回診察をしただけである。
120万円までは自賠責保険より支払われるので過失割合などの算定はない、つまり保険会社は痛くも痒くもないのである。詳細は治療費の請求は勿論ない、交通費は3日分(往復)、慰謝料3日分の合計で数万円だけである。原油高騰のさなか自賠責基準(自家用車の場合)は1kmあたり15円の計算だった。
  通院日数を増やし慰謝料を多くとるのも時間と労力の無駄であるから、痛みが取れればそれでよしである。
保険とは利益を得る手段ではなく、あくまでもいざと言うときの為の保障であると思っているので損害を補えればそれでよいのである(もちろんこちらが加害者側になった時には、ちゃんとした対応をしていますよ)人身担当の方は対応がよかったし、算定資料も提示してくれたので書類に署名捺印し返送した。数週間後には入金されるはずである。

事故発生15日後:
加害者側物損担当よりバイクの示談金連絡の電話があった。
予想していたとおり全損(時価額)となり金額は20万円と提示された、90年式(すでにレッドッブックにも載っていない)のバイクであるそんなものだろうと思いつつ話を進めるが、「今この電話で示談に承諾してください」と言ってきた、これは保険会社間で行われる簡易手続きに移行する為である、つまり口答での承諾により記名及び印鑑を省略して書類を作成するわけである。
多少増額の余地は有るのかと探りを入れるが20万以上は支払えないと結構きつい口調で言われた。
(最初から増額できるとは思ってはいない、20万円が確かに妥当だとは思うが、いちお言っただけなのにきつい口調が結構怖かった)
  だが、この時点で加害者はまだ車を見積もりにも出していないと言うではないか。相手の修理金額や過失割合も決まっていないのにこちら側だけ承諾するのは納得いかないので、示談に関する内容を全て書類でほしいと申し入れると、20万円に承諾していただかないと書類は作れないと言う。これは内部的な決まりだと言ってきた、たしかに簡易手続きと言うやり方はあるが、それは双方の当事者が納得した上で行うものである。今回は保留と言う形で電話を切る。

事故発生16日後:
昨日の書類の提示をしてほしい件と加害者側の車の見積もりを早急にするように催促してほしいと、私の契約している保険会社の物損担当者に連絡する。

事故発生23日後:
私の保険会社より加害者側の車の見積もりが出たと言う電話だった。約40万円ほどかかるそうだ。
外車のSUVなのでちょっと金額高めとの事。(保険会社も必要以上には修理を認めないはずだから、妥当だろう?まあ私が払うわけではないのだが、過失割合の負担分は考慮しないといけないのだから、いちお頭の中に入れておこう)
やはり事故は明らかに被害者側の損失(時間や書類手続きなど)が多い様な気がします。

事故発生25日後:
まだ私のバイク示談金に関する書類が届かないので、口答で提示された20万を基準に増額請求を行うことにした。
題名は『異議申立書』とし書式は裁判などでの準備書面のような書式となる。
早速作成に取り掛かる、インターネットで相場を調べ、それを基にエクセルで表を作る。

ここで大切なことは、過失割合には触れないことだ、過失割合が決定してしまうと相殺金額が出てしまうので相手方もシビアに検討するからだ。過失割合は示談金が決定後事故に有利な状況(今回の件では代理店の対応の不備など)を列挙すればよい。
要点をまとめて必要なことだけ記入することだ、決してこちらに不利になるような文面、資料をつけてはならないことと、裁判ではないのだから、過剰な請求はしないことである。妥当なラインを超える請求をすると余計に不味い状況になり終結までの時間がかかり結果的に損失が大きくなるからである。

CBR400RR(90年から最終型)の相場を調べると平均販売価格37万円であった。90年以降の相場を加えると、保険会社からつっこまれてしまうので、90年式の走行距離の僅差のみ抽出すると、平均値33万6千円だから、そこから車検費用や法定費用、業者利益などを除いた価格が車両単体の時価額となる。
上記のことを含めて一回で決着をつけたいので、プラス4万円の示談金(時価額)24万円を請求することにし『異議申立書』・『時価額計算表』・『別紙説明書』を作成し郵送した。
これで確実に24万円(最終的には過失相殺されてしまうが)にはなるはずである。書類作成に1時間掛かったので自給4万円の仕事となった。

事故発生30日後:
加害者保険会社物損担当の人から電話があった。しかし、この時点で当初の女性担当から男性に代わるとの事で男性が担当になった。(やはり女性の「責任を持って対応」との言葉は崩れ去った)
保険会社の相場はあくまで20万円が上限であることを強調しながらも、こちらが作成した書類を検討し、上司の承諾を得た結果、示談金(時価額)24万円を支払うという内容だった。
示談書の書類を作成し近日郵送してくるとの事で、非常に丁寧な対応の担当者だった。
あとは、過失割合決定後に送られてくる書類に署名捺印をして返送するだけである。


事故より約1ヶ月がたってしまったが、ようやく終了の目途が付いた。

このページを拝見され付き合いにくい人間だと思われた方もおられると思うが、いたって心の優しい人物であると思っている。
ただ、押さえなければならないポイントは、確実に処理しておかないと、のちのち(関わった者すべての人に)迷惑になってしまうと思うからである。

さて、外装は傷が残ったままマフラーも削れてしまったが、メーカーの在庫も残り少ないが交換するのはもったいないのでそのままにしておくことにする。
今回の事故で気づいた事があるバイクは走って何ぼではない、止まって何ぼである。というわけでブレーキの強化をすることにした。

最終結果報告:過失割合95%対5%となった。通常では考えられない比率と成った。(私としては嬉しい限りだ)

バイク:全損扱いとなり上記の通り時価額24万円、医療費:全額相手負担、慰謝料:3日分


※なお、記載中の表現には個人差があり、企業・メーカー・個人を批判・中傷したものではありません。また同様なことを実施され損害が発生した場合でも責任は取れませんのでご承知置きください。