難 読 地 名

 出典:読売新聞2000年3月8日

地名は独断と偏見で都道府県から1箇所選んだ

由来は、諸説あるが、一つのみ紹介する

近畿地方

滋賀県 浮気 ふけ 守山市 わき水から蒸気が上がる様子を表す意味。近江の守護・佐々木六角承禎氏と組んで織田信長と戦った浮気氏の拠点でもある。
京都府 相楽有楽町 さがなか 木津町 古事記の中で、垂仁天皇に王女として召された1人が、国へ追い返されたことを恥じて首つりを図ったことが記され、その一帯を縣木(さがりき)と命名。その後に相楽(さがらか)よなり、現在の呼び名に転じたとされる。
大阪府 招提 しょうだい 枚方市 「天文年間の1543年、浄土真宗の寺を中心とする「寺内村」の開発が行われた際、地中から掘り出された石に[招提寺内」の銘が刻まれていたのが由来。招提はサンスクリット語で「寺院」の意。
兵庫県 淡河町 おうごちょう 神戸市北区 鎌倉時代の文書に「淡河」として初めて登場。その後「泡河」泡川」粟川」などと表記が変り、江戸時代に元の表記に戻った。
奈良県 三碓 みつがらす 奈良市 市西部の大和川支流の富雄川中流地域。水車を水確(みずからうす)と称したのが由来らしく、奈良時代、聖武天皇が水車で精米する農民を見て「三確の里」と名付けたとされる。
和歌山県 学文路 かむろ 橋本市 紀ノ川南岸、高野街道沿いにあり、江戸時代後期の「続風土記」は「村名は禿の義にして少童の事か」と記しており、禿(かぶろ)村とも言った。それが転じて学文路になったらしい。

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