出典:読売新聞2000年3月8日
地名は独断と偏見で都道府県から1箇所選んだ
由来は、諸説あるが、一つのみ紹介する
茨城県 | 木葉下 | あぼっけ | 水戸市 | 山肌が崩れ、赤土が露出したがけ地を「赤ばっけ」と呼ぶ方言がありなまって音が残った。 |
栃木県 | 汗 | ふざかし | 上三川町東汗 西汗 |
江戸時代、鬼怒川渡し舟場で通行証を発行した「札貸し(ふだかし)」に由来するとされる。 |
群馬県 | 六合 | くに | 六合村 | 1900年(明治33年)に6つの村が合併するとき、古事記の中の天武天皇即位の頃「乾符を握って六合(くに)をすべ・・・・・・」、日本書紀の神武天皇紀「蓋し六合(くに)の中心が・・・・・」の記述から命名されたという。 |
埼玉県 | 高麗 | こま | 日高市 | 「続日本紀」の中に、716年武蔵国に高麗郡を置いたと記載。朝鮮半島から渡来した高句麗(こうくり)の人々を現在の日高市、飯能(はんのう)市にまたがる地域に集めたとされる。 |
千葉県 | 酒々井 | しすい | 酒々井町 | 年老いた父親に毎日酒を飲ませていた親孝行な息子が、金が無くなって歩いていると、道端の井戸から酒が湧き出ていた。喜んだ息子は毎日その井戸から酒をくみ、父親に飲ませたという伝説から。 |
東京都 | 人里 | へんぼり | 檜原村 | 一帯には奈良期ごろに、大陸から渡ってきた渡来人が集落を作っていたとみられている。「へん」は古代モンゴル語で人を意味し、「ぼり」は古代朝鮮語で村や里を意味するといわれる。 |
神奈川県 | 掃部山 | かもんやま | 横浜市 西区 |
幕末の大老・井伊直弼の銅像が作られたことから、井伊家の職名である「掃部頭」にちなんで名付けられた。 |