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ソーサリエ〜アガサとアガタと火の精霊

あとがき


ソーサリエについて〜元気な話が書きたかった!


長い間、『ソーサリエ〜アガサとアガタと火の精霊』におつきあいくださり、ありがとうございました。
思えばちょうど、二年間の連載でした。
やっと、アガサもソーサリエとしての一歩を踏み出せることとなりました。
学校生活はこれから、それに秘密もまだまだ伏せられたままです。え? これで終わりなの? という人もいることでしょう。
でも、ここで一区切りつけて、今後は続編で語りたい……と思います。
……というのも。
ラストは考えているのですが、アガサの学校生活の日々や事件を、まだ練っていない状態でして。(笑)
どうせここまでノリノリで予定よりも長く書いてしまったわけですから、このペースを守るためにも、ちょっと考える時間がほしくなったのです。
一冒険は既に考えているのですが、その冒険のみで学校が終わってしまうのも、ちょっと寂しい。もう数事件が欲しい。
なので、ハリー・ポッター式に、数作品構成にしたいなーと思いました。

ソーサリエは、映画【ハウルの動く城】に影響を受けて書き始めました。学校というところが【ハリー・ポッター】ぽいなーとも思いますけれどもね。
【ハウルの動く城】を見て、乙女チックなときめきをおぼえました。まぁ、ジブリ作品としてはうーんという評判もありますが、私としては目から鱗でした。
今まで書いてきたファンタジーが、かなりテーマが重たくて、読む人によってはけして楽しいものではないな……と思えたんですよね。全年齢向きとはいえ、できれば12歳以下は読んで欲しくないような作品ばかり。
ファンタジーの根本は、もっと楽しくて想像力豊かでのびのびしていて、矛盾があってもなんでも、夢がたっぷりなのがいいんじゃないかな? なんて。
それって、今までの私のファンタジーとは一線を引く考えだったので【わたなべ りえ】の名を捨てて、新しい【麻森りん】として、作品を書く事にしたのです。

この作品は、当初、私が子供の頃に読んで、ワクワクした【長靴下のピッピ】や【ドリトル先生】のような海外の子供向けファンタジーを目指しました。
が……だんだん脱線してきてしまい、実にラノベ風になったり、今風ギャグが時にははいったり……になってしまいました。でも、思えば上記の作品だって、当時のギャグが入っているんだと思うんですよ。(汗)
でも、低学年の子供が読んで、あまりにも下品にならないよう、気をつけました。フレイの言葉はかなりよくないのですが、それでも、汚い言葉や単語は入れないようにしました。

できることよりも、できるように努力すること。がんばること。
アガサは、結局一人では火をつけられませんでしたが、がんばることでたくさんの仲間と仲良くなり、一緒にがんばることで友情を深めました。
そして、最後にはファビアンの気持ちも動かして、学校に入れることになりました。
がんばることに夢を持ちたい……そんな気持ちで書きました。
(……って私の他の作品は、がんばってもどうにもならんものが多く)

できるだけ早いうちに、続編に取りかかるつもりです。
その時は、また、『火曜日は火の精霊に会いに来てね!』を合い言葉に、がんばりたいと思います。
どうぞ引き続きご愛読くださいますよう、お願いいたします。

2006/12/05 麻森りん


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