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侑子さんと四月一日君

やめられない理由

(夕食後の木之本家。さくらが、藤隆から借りたノートパソコンでチャットをしている)

ケロ
「へぇ〜 さくらもパソコンを使う事があるんやな〜」
さくら
「(ムッときて)何なの?その『も』って?わたしがパソコン使ってちゃおかしいの!? ケロちゃん!?」
ケロ
「あれ?気にさわったんか?すまんすまん」
さくら
「わたしだって、パソコンぐらいは使えるよ。簡単な事はお父さんに教えてもらったし」
ケロ
「ふ〜ん。で、今は何をやっとるねん?」
さくら
「チャットだよ」
ケロ
「どれどれちょっくら拝見…ん?この『Hoehoe』ってのがお前のハンドルネームか?」
さくら
「そうだよ。でも、この人のハンドルネーム、なんて読むのかな?あ…あ…『あぷりる』さん…?」
ケロ
「ああ、この『April』ってやつのことか?こいつは『エイプリル』と読むんや。英語で『4月』っちゅう意味やな」
さくら
「へぇ〜 そうねんだ〜 この『April』さん、かわいそうな人なの。『バイト先の上司が、態度がでかい上に、いつもおれの事を扱≪こ≫き使ってるんだ。この前なんか、こっちが部屋の掃除をしている最中だってのに、ソファでグースカ寝てたし…』だって」
ケロ
「うわ〜 悲惨≪ひさん≫なところで働いとるんやな〜 その『April』っちゅうやつは」
さくら
「『後先考えずに夜遅くまで酒を飲んでるから、翌朝は二日酔いでダウンしてる事も多いんだ。そのたびに、おれが近所の薬局まで液キャベ買いに行かされるんだよ。おまけに、いつもいつもいつ何時≪なんどき≫においてもおれはこの人に振り回されてるんだよ〜(ノД`)シクシク』とも書いてるし」
ケロ
「ずいぶんな上司やな〜 そんなバイト、さっさとやめたらええやん」
さくら
「ケロちゃんも、やっぱりそう思うよね。わたしも『そんなバイト、やめたらどうですか?』って書いてみたの。そしたら『今のバイトをやめたら、おれにとってはマイナスな事が多いから、まだやめるわけにはいかないんだ』だって」
ケロ
「ふ〜ん。金にでも困っとるんかね?」
さくら
「だから『これからもバイトがんばってくださいね』ってお返事してあげたの」
ケロ
「へぇ〜 さくらにも優しいところがあるんやな〜」
さくら
「何なの!? その『にも』ってのは!?」

(その頃…)

四月一日
「あっ! 『Hoehoe』さんから返事が来てる! なになに…?『これからもバイトがんばってくださいね』?(感激して)『Hoehoe』さん、ありがと〜」

〜Fin〜

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