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侑子さんと四月一日君

オイ! カツ丼!

(居間で生け花をしている侑子。そこに四月一日がやってくる)

四月一日
「侑子さん、生け花なんかやってて楽しんですか?」
侑子
「『なんか』?フッ…そんな事言ってるようじゃ、四月一日もまだまだオコチャマねぇ。この世界って、結構奥が深いわよ〜」
四月一日
「そういうものなんですか?」
侑子
「そりゃそうよ。3次元のどこから見ても統一したフォルムを要求する欧米のフラワーアレンジメントなんかと違って、日本の華道ってのは3次元の世界を2次元で最大限に表現してるんだから」
四月一日
「へぇ〜 そうなんですか〜」
侑子
「そうよ。それに、一口に華道と言っても、自由花・生花・立花という具合にジャンルが分かれているし、伝統の規範≪きはん≫に囚われる≪とらわれる≫ことなく、自由な発想の元で生けられる作品も最近増えてきてるわね」
四月一日
「へぇ〜 侑子さん、結構詳しいんですね〜」
侑子
「これでも一通りの事はならってきたからね。(誇≪ほこ≫らしげに)なんでも聞いていいわよ」
四月一日
「つまみぐいしたでしょ?」
侑子
「へぇ〜 よくわかっ…」

(ハッと気づき、あわてて口をおさえる侑子)

四月一日
「やっぱり! 冷蔵庫で冷やしてた手作りゼリー、スプーンですくった跡≪あと≫があったから、いきなり聞いてみたらすぐに吐きましたね! できあがるまでもうすぐだってのに、なんで待ちきれないんですか?」
侑子
「何よ四月一日! ひょっとして今の、誘導尋問≪ゆうどうじんもん≫!? 刑事じゃあるまいし、汚いわよ!!」
四月一日
「だったらつまみぐいしないでくださいよね!!」

〜Fin〜

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