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山崎君が行く!!

三国志談義

知世
「今度、母の会社がゲームソフト事業に進出する事になりましたの」
さくら
「へぇ〜、そうなんだ。で、どんなソフトを出すの?」
知世
「母は『記念すべき第1作目は、三国志ものになりそうだわ』と言っていましたわ」
さくら
「ああ、三国志なら、ケロちゃんもよくやってるよ。それが、すっかりハマっちゃてて…」
山崎
「ケロちゃんって、誰?」
さくら
「え?(あせって)え〜と…その…」
知世
「さくらちゃんのメル友ですわ」
山崎
「ああ、ハンドルネームってやつだね。木之本さんもメールとかやってるんだね」
さくら
「あ、うん。まあね。えへへ…(小声で)ありがと、知世ちゃん」
知世
「(小声で)いえいえ、どういたしまして」
山崎
「そうそう。僕も三国志のゲームはよくやってるんだけど、数多くいる三国志のキャラクターの中で、一番好きなのはやっぱり、『ソウソウ』だね」
千春
「またおかしな事を…『ソーソー』だなんてバカげた名前があるわけが…」
山崎
「『ソウソウ』は本当にいた人だよ!!ねえ、李君!!苺鈴ちゃん!!」
小狼
「ああ、曹操の事だな。今の中国全土のうちの約3分の1を支配下に置いた人物だ。乱世の奸雄(かんゆう)〜つまり、悪知恵に長(た)けた英雄ともいわれているな」
苺鈴
「今でも『説曹操、曹操到(シュウツァオツァオ、ツァオツァオタオ)』つまり、『曹操の話をしていると、曹操がやってくる』ということわざがあるほど恐れられていたのよ。ちなみに、今のことわざは、日本語の『うわさをすれば影』と同じ意味を持っているわね」
千春
「な〜んだ。本当にいたんだ…ちっ!」
さくら
「何をくやしがってるの?」
千春
「え?(あせって)あ、いや、なんでも…」
山崎
「それから、『コウチュウ』というキャラも結構気に入ってるよ。この人は、60歳を過ぎても、なお戦場に立ち続けた老将軍なんだ」
知世
「あら?三国志の時代は、今より衛生状態がずっと悪かったはずですから、平均寿命も今よりずっと低かったのでは?」
千春
「(目を光らせながら小声で)チャンス!!今度こそ思い切り殺(や)れる!!」
小狼
「いや、黄忠は60歳を過ぎてから劉備(りゅうび)に仕え始め、75歳頃で亡くなるまでずっと第一線で活躍していたといわれているんだ」

(ズッコける千春)

苺鈴
「今の中国でも、歳をとっても第一線で活躍している人の事を『黄忠』と呼んでいるわね」
さくら
「へぇ〜。そんな人がいたんだね」
知世
「今日の山崎君、ウソは言ってませんわね」
山崎
「そうだよ。僕だって、いつもいつもウソを言ってるわけじゃないんだよ」
千春
「ちょ〜っとこっちに来てくれる?」
山崎
「あいててて…ちょっ…千春ちゃん…だから耳はひっぱっちゃ…」
千春
「(ものすごい形相で)うるさいわね!!思う存分殺(や)れると思ってたのに!!なんで肝心な時に限って本当の話なんかしてんのよ!!」

(そのままずるずると千春にひきずられていく山崎)

さくら・知世・小狼・苺鈴
「(あぜんとしながら)……」

〜Fin〜

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