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山崎君が行く!!

すき焼きのはじまり

山崎
「あれ?木之本さん?」
さくら
「あ、山崎君。学校以外で会うなんて、珍しいね」
山崎
「母さんから夕飯のおつかい頼まれたんだ。買い物袋を持ってるって事は、ひょっとして木之本さんも?」
さくら
「うん。今日はすき焼きにしようかな、と思って」
山崎
「そうそう、すき焼きといえば、こんな話を知ってる?」
さくら
「どんなお話?」
山崎
「もともとすき焼きは、『スキーヤー焼き』って言ってたんだ」
さくら
「そうなの?」
山崎
「うん。その昔、プロスキーヤー達が、寒い冬に体をあたたためようとして、手近にあったスキー板の上に肉を載せて焼いて食べたのがはじまりなんだ。やがて、スキー板の代わりに普通のお鍋が使われるようになったんだけど、ちょうどその頃から、『スキーヤー焼き』がつまって『すき焼き』と言うようになったのさ」
さくら
「へぇ〜。そんないきさつがあったんだ。ちっとも知らなかったよ」

(次の瞬間、ゴスッ!!という鈍い音が響く)

千春
「(『斬鉄剣』と書かれた赤い金属バットを構えながら)また、つまらぬものを、殴ってしまったわ」
さくら
「あ、千春ちゃん。って事は、今の話、またウソだったの?」
山崎
「千春ちゃん…なぜ…ここに…?(倒れる)」
千春
「わたしも夕飯のおつかい頼まれたんだけど、たまたまここでウソついてる山崎君を見かけたから、とっさにすぐそばにいた高校生くらいのお兄さんからこのバット借りたのよ!」

(その頃…)

侑子
「ねえ、四月一日。ここに立てかけてたあたしの金属バット知らない?」
四月一日
「あ、すみません。ついさっきここを通りかかった小学生くらいの女の子に貸しちゃったんです。『どうしても必要なんです!!』ってすごい顔で頼んでくるから断れなくて…」

〜Fin〜

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