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COOL&HOOT=+-0?

こちらでははじめまして。

大道寺知世と申しますわ。

今回は、友枝小学校でのわたくしの一日を、ご紹介いたします。 今回は、特に変わったことが起こりましたの。

少し、前置きが長くなってしまい、申し訳ありません。  では、本文に入ります・・・。

COOL&HOOT=+-0?

〜大道寺知世の一日〜

それは、わたくしが学校に着いたときの出来事でしたわ。

その日は李君との、日直でしたの。

「・・・・李・・・君・・・。」

私は、皆さんとおしゃべりしている李君を、信じられない気持ちで見ていましたわ。

それと言うのも・・・・。

その日の朝。

「今日は日直でしたのに、李君より遅れてしまいましたわ・・・・。」

私は、急いで下駄箱の靴と履き替えました。

でも・・・。

「痛っ。」

私は、自分の足に、鋭い痛みを感じましたわ。

靴底を見ると・・・・。

「まぁっ、上靴に画びょうが・・・!!」

なんてことでしょう。

私の足からは、血が出ています。

「誰が・・・こんなことを・・・。」

けれど、私は思い出したのです。

今は7時20分。先生のお手伝いがあり、通常より早く来ることになっていましたの。

今学校に入れるのは、私達寺田先生のクラスの日直、それから先生の方々。

「まさか・・・・李君が・・・・。」

私は、取り合えず足にハンカチを当てると、階段を急いで上りました。

すると・・・・。

「きゃあぁぁぁ・・・・!!」

なんと、階段の踊り場に、ガラス玉が落ちていたのです。 ガラス玉ですべった私は、階段から落ちてしまいました・・・。

背中が、打撲したのでしょうか・・・。

ズキズキと痛みます。 痛い・・・・。

けれど、負けていられませんわ!!

私は、再び階段を上りました。

わたくしは、床に何も落ちていないか、確認しながら歩いていました。

そして、やっと教室に着いたのですわ。

そして、ガラガラと教室の戸をあけました。

すると・・・・。

バフッ!!

頭上から、黒板消しが落ちてきましたの・・・。

痛くはないですけど・・・・。

すると、花びんの水を替えていた李君が帰ってきました。

「おはよう、大道寺・・・て、どうしたんだ?!」

どうもこうも・・・。

「李君・・・・どうも、悪ふざけが過ぎているのでは・・・・・?!」

私は、殺意に似た何かが自分の中で出来ていくのを感じました。

「ど、どうしたんだよ・・・・?」

「黒板消しですわ!! この仕掛け、李君がなさったのでしょう?」

すると、李君は驚いて言いました。

「違うぞ??」

え?

でも・・・・。

「じゃあ、この仕掛けはどなたが?」

「言っておくけど、俺じゃないぞ。

・・・俺は、後ろのドアから出入りしたんだ。」

でも・・・。

やはり一番、李君が怪しいことには変わりありませんからね・・・。

「おい、俺は日直の仕事済ませておくから、大道寺はコーラス部の練習、してこいよ。」

え・・・? でも・・・。

「いけませんわ。 私は、日直としての仕事があります。

それは、どなたであろうと邪魔できませんし、たとえ何があろうと、私は今日一日日直なんですの。」

私は、きっぱりと言いました。

「・・・そうか。」

李君は微笑んでいいました。

・・・その後・・・・。

私は、やはり色々とありましたわ。

鉛筆の芯が、ちょっと先生のお手伝いをしていた隙に、全部折れていたり・・・。

消しゴムが、なくなっていたり。

ノートにサインペンで落書きがあったり。

机全体に、落書きがあったり・・・。

いすも、そうですわ。

カッターの刃が、使い物にならなくなっていたり。

あぁ・・・それから、ホチキスの芯が全てなくなっていたり・・・。

コーラス部で使う、ふめん台が私のものだけ壊されていたり・・・・。

楽譜にサインペンで落書きされていたり、学校のグランドピアノに音が出ないよう、仕掛けがされていたり・・・・。

そのおかげで、今日は練習がなくなってしまいました・・・。

私は、今日あった出来事、全てをノートに書き施しました・・・。

いつか、証拠になるように・・・・!!

そして、お昼・・・。

「ねぇ、知世ちゃん?」

「どういったご用件でしょう、さくらちゃん?」

お昼、お弁当をご一緒させていただいたときでした。

「あのね・・・・知世ちゃん、具合悪いの?元気ないけど・・・・・。」

心配そうに、さくらちゃんが聞いてくださいます。

「実は、今日 こんなことが・・・・。」

そして、チャンスを逃さぬよう、サッとさくらちゃんに、今日の出来事を書いた紙を、渡しました。

「なに・・・・コレ・・・。」

さくらちゃんは、怒っていらしたのでしょうか。

手が、わなわなと 震えています・・・。

「ひっど〜い!! 知世ちゃんに、なんてこと・・・!!  一体、誰が・・・・?!」

そして、私は再びすかさずさくらちゃんに耳打ちをしました。

「そうそう、こんな噂をご存知です?

朝、先生が音楽室に入る李君を見ていらしたそうですわ。

おまけに、李君が黒板けしをはたいているところも、階段の床にしゃがんでいらしたり、私の筆箱をあさっていらしたり・・・・。」

(知世は、気付いていない・・・。自分の話に、だいぶ矛盾があることに・・・。)

「じゃあ・・・まさか・・・。」

(さくらも、気付いていない。)

多少、目頭に涙が・・・。

すると・・・・。

ジャバァ!!

「キャァァ!!」

私は、小さく悲鳴を上げましたわ。

上から、水がかかってきましたの・・。

そして・・・。

バケツを持った、李君が教室の窓から顔をお出ししていました。

「悪い!! 大道寺!! ちょっと、下には誰もいないと思って・・・・。 本当に悪かった!!」

何なんですの・・・。 今日は・・・。

「知世ちゃん、大丈夫?!」

「大丈夫ですわ、さくらちゃん・・・。」

でも・・・お弁当がグシャグシャですわ。

それにしても・・・怪しいです。

下に誰もいないと思った割には、私だけに水がかかりましたわ・・・。

さくらちゃんは水しぶきさえもかかっていません。

相当、器用な方でいらっしゃらないと、出来ませんわ。

すると、李君が私達のいる場所までいらっしゃいました。

「大道寺・・・コレ・・・・。 本当に、悪っ・・かっ・・・った・・・・。」

急いでいらっしゃったのでしょう。息切れなさってますわ。

そして、私に布のようなものをかぶせてくださいました。

そのまま頭を拭いてくださるのですが、何だか変わった匂い・・・・。

「よし、後は、悪いけど自分でやってくれるか?俺、掃除だから。」

そして、立ち去ろうとなさった李君を、私は呼び止めました。 思いっきり低音に読んでくださいね。

「李〜君〜?」

「な、なななななんだよ? いきなりそんな声だして・・・怖いぞ、大道寺・・・。」

「李君、これ、雑巾ですけど?!」

李君は、ギクッと、たじろぎました。

・・・探ってみる価値、有りですわね。

「李君、掃除はお休みになったらどうです?お話したいことがあるんですの。」

「・・・う、なんだ?」

「今まで、たくさん度の過ぎるイタズラをなさったのは、李君ですか?

私は背中を打撲したり、足から流血したり、コーラス部の練習が出来なくなったり・・・それに、被害は私だけではありませんわ。

グランドピアノをご購入される学校側にもご迷惑が掛かっています・・・。

本当のことを、おっしゃってください。お願いします。」

「うん、私からもお願い!! 小狼君!!」

すると、たじろぐ李君・・・。

「じ、じつは・・・。」

そして、少し間をおいてから

「俺がやったんだ・・・。」

やはり・・・。

「ひどい! 小狼君!! どうしてそんなこと・・・!! 知世ちゃん、困ってたんだよ?!」

「サクラちゃん・・・。」

なんてお優しい・・・。

「さ、最近、さくらは俺より大道寺といることのほうが多いじゃないか・・・

だから、大道寺が少し傷つけばいいな・・とつい、出来心で・・・。」

まぁ。

「あら、でも李君はどちらかと言うと、わたくしを傷つけると言うより、殺害計画を立てていらっしゃいましたわ。

これは、立派な犯罪です。と、言うことで・・・。」

そして、私はポケットから携帯電話を出しました。

ピッと言う音がした数分後、警察の方々がゾロゾロと学校内にいらっしゃいました。

「大道寺のお嬢様!! お怪我は?!」

「平気ですのよ、警察さん。」

私は平然と答えました。

「で、こちらの方が・・・。」

私は李君を紹介します。

「はい!! 存じております。 容疑者ですね!! 名前は李 小狼!! 実家は香港!

じゃあ、李 小狼! 署のほうに来い!!」

よしよし、上々ですわ。

「待ってください〜!!」

小狼君が言います。

「駄目だ!! 暴れるな、李容疑者!!」

警察の方がご一緒しています。

そして、李君は運ばれていきました。

大道寺家・・・。

私は、上々の気分でした。

嬉しくて嬉しくて!!

本物のお嬢様は、まだ寝込んでいらっしゃいますが・・・。

私は、背中を無造作に触りました。

ジッパーに触れると、ふと ジッパーを下に引っ張ります。

すると、出てきたのは・・・

大道寺家のボディーガードだった・・・。

「あぁあ、疲れましたわ・・・。」

夏の昼間って言うのも、なかなか暑いんですね。

知世お嬢様は風邪でお休み。

今日一日、私が変わりに学校に行きましたの。

身長は、関節をはずせば何とかなります。

後は、カツラや特殊メイク(水で落ちない加工がされてるんですの。最先端のものですわ。)でなんとか・・・。

「すみません、李 小狼様・・・。

大丈夫、3ヶ月もすれば、非行少年院からも出られるでしょう。 悪く思わないでくださいね。」

でも・・・。

実は、李様が本当にやったのは、楽譜の落書きだけ。 バケツや雑巾は間違えたのでしょう。

後は、全部私がやりました。

李様が私の苦情を聞くときの顔は、不思議そうでしたわ・・・。

だからさっさと喋って、警察を呼んでしまいました・・・。申し訳ないです・・・。

でも、お嬢様にお近づきになる不埒な輩は許しません!! たとえ何者であろうと、ソレは許されないことですわ!! と、言うことで・・・。 李様、頑張ってくださいね・・・。

そう、つまり知世が寝込んでいる間に、プロジェクトD(大道寺)は着々と進んでいたのだ。

次の日から、さくらとそのほかたくさんの人たちは、知世を見るときの目を、変えた・・・・。

〜Fin〜

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