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果て無き青空

さくらは学校に着くと、自転車置き場にマウンテンバイクを停め、急いで校舎内に駆け込むと、靴を履き替えて階段を登った。さくらの通う友枝中学校は3階建ての校舎を3つに分けて構成されており、それぞれの校舎は渡り廊下で繋がっている。さくらのクラスの教室は一番南側の校舎の最上階にある。さくらは教室までの階段を1段とばしに登った。

階段を登り終え、教室の前まで来たさくらは扉の前で少し乱れた息を整え扉を開けた。

「おはよー!!」

「おはよう。」

黒板の日直の欄にさくらの名前と自分の名前を書き込んでいた小狼がやさしい微笑みと共にこたえた。

「ごめんね小狼君、遅くなっちゃって・・・。」

「いや、俺もさっき来たばかりだから、気にしなくていい。」

「ううん、ほんとにごめんね。あ、日誌まだだよね?わたしとってくる!」

と、さくらは自分の席に荷物を置き、教室を飛び出した。つい先ほど登ってきた階段を今度は駆け下りて、職員室のある1階の角を曲がろうとしたその時、

ドン!

さくらは正面から来ていた誰かにぶつかってしまった。

「ご、ごめんなさい!急いでて・・・!」

顔を上げたそこには金髪で紅い瞳をした少女が立っていた。

(この子、誰だろう。瞳の色きれい・・・。)

見慣れないその少女は短い金髪をその瞳と同じ紅いピンで留め、友枝中の制服を着ていた。

(こんな子うちの学校にいたかなぁ?)

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