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風と水の羽根

ひゅーどっすん!!!

モコナの大きく開いた口から、4人が落ちてくる。

黒鋼
「おい!白まんじゅう!!もっとましな所に着地できねぇのか!!」

いつものことながら黒鋼がモコナに怒鳴り、口を伸びるとこまで伸ばす。

モコナ
「ファイ〜黒鋼がいじめる〜」
ファイ
「黒むーやめてあげなよ〜」
黒鋼
「その妙な呼び方や・め・ろ!!!!!」

いつもどうり言い合いしているその時ーー

??
「どなた・・・ですの??」

凛とした声が響く。

ガサガサガサ。

木の葉を掻き分け、声の主が小狼達の方へと近ずいてきた。その人物は髪が長く、綺麗な服を着ていた。

黒鋼
「と・・・知世姫!?どうしてここに!?蘇摩は!?天照は!?」

黒鋼がその人物に歩み寄る。

知世姫
「確かにわたくしは知世ですけれど、貴方にお会いした事はないとおもいますわ。」
黒鋼
「え・・・??」
モコナ
「モコナ分かった〜♪違うけど同じひとなんだ〜♪」

ハッとする黒鋼。一方、知世姫は、モコナを不思議そうに見つめる。

知世姫
「その子・・・。もしかして、侑子さんのところからいらっしゃったの?」
ファイ
「どうして知ってるのかな〜?」
知世姫
「同じ月の力を使う者として、侑子さんを知っているのは当然ですわ。それに貴方達が噂の侑子さんの客人ですか。是非、我が城へどうぞ。」
小狼
「いいんですか?」
知世姫
「ええ。」
小狼
「では、お言葉にあまえて。」

知世姫含む5人と1匹は城への道を歩き始めた。

〜白鷺城王室〜

知世姫
「そうなんですか・・・サクラさんの記憶の欠片を・・」

小狼達からサクラの記憶の欠片の話を聞いた知世姫は思わずそうつぶやいた。

小狼
「ええ、そうなんですけれど、何か心あたりはありませんか?最近の事でなくてもいいんです。伝説とか・・・。」
知世姫
「そうですね・・・300年前の伝説なら・・・、でもそんな昔の話でいいんですか?」

小狼はこくりとうなずく。

知世姫
「では、お話しますね。この国・・風乃国とおとなりの水乃国には300年前、ツバサを持った人達が住んでいました。今の言葉で言うと、天使みたいな人達です。二つの国の人々は、自然や動物達と仲良く暮らしていました。しかし時が流れるにつれて、身分ができあがってしまったんです。その身分の違いができてしまったせいで、身分が上の人達は身分が下の人達を同じ人間として接しないようになってしまい・・そのことが天の神の怒りに触れ、「世は幸だけでは無い、苦を知れ!!」と神はその一族を滅ぼそうとしました。一族の危機を知った族長はその一族の中の二人に封印を施し、その二人以外の人達は滅んでいった・・・。今、その二人は羽根は視えないがこの世のどこかで、生まれ変わりとして、生きているそうですわ。」
ファイ
「ひとつ質問していい?」
知世姫
「私に答えられることならば。」
ファイ
「あの〜その人達の羽根はどんな形で、どんな模様だったの?」
モコナ
「モコナもそれ気になる〜♪」
知世姫
「それは・・本棚にある歴史の本に書いている筈ですわ・・ちょっと待っていて下さい。今とってきますので。」

知世姫はとなりの部屋にある本棚えと行き、碧色の表紙をしたぶ厚い本をとってきた。

知世姫
「えっと・・・このページですわ。」

開かれたページには、サクラの記憶の羽根としか思えない、綺麗な煌めく羽根の絵が記されていた。

…つづく

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