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緑の濃い、あの森で

ケロ
『この町、いやこの世界に何かおこっとる。』

さくらはまだ夢の中だった。

さくら
「ここ、どこ…?」

気がつくと、さくらは大きな木の下にいた。

緑主
「我は緑主。すべての緑をつかさどる大いなる神。そなたの力、見過ごすわけにはいかん。」

すると、その大きな木の枝がスルスルとさくらに巻きつき、さくらをその木の大きな穴に入れようとした。

さくら
「!!」

その瞬間、イナズマがさくらの目の前を走ったかと思うと、さくらの体に巻きついていた枝を一瞬にして切り落とした。

緑主
「…お、おのれ…これでわれら神たちの怒りがおさまると思うな!!」

大きな木はそう言い残すと、姿を消した。

ケロ
「…さくら、さくら!!。」

気がつくと、さくらはいつもの自分の部屋のベットにいた。

さくら
「ん…ケロちゃん…?。」
ケロ
「どんな夢みたんや!!ずっとうなされとったで!」
さくら
「…うん。大きな木があって…」

ゴゴゴゴゴ…

突然大きな地鳴りが聞こえた。

さくら
「!!」
ケロ
「!!」
さくら
「ケロちゃん、この気配…」
ケロ
「何の気配なんかわからんけど、行ってみるしかないわ!」
さくら
「うん、フライッ…て」
ケロ
「どないした!」
さくら
「カードがないよ…」
ケロ
「けど、行くんや!!」

さくらとケロちゃんは、窓から木をつたって下りた。

ケロ
「こっちや!!」

そこはさくらが通っていた、小学校の校庭だった。

さくら
「この木から気配がする…」

さくらは校庭の中で一番大きい木に近づいた。

ケロ
「さくら!!!」
さくら
「え!?」

その瞬間、さくらに木の枝が巻きついた。

さくら
「!?くるしいっ」

枝は動けなくなるまでさくらを縛り上げた。

緑主
「我は緑主。すべての緑をつかさどる大いなる神。そなたの力、見過ごすわけにはいかん。」
さくら
『夢と同じだ…』

枝はさくらを持ち上げ、その大きな木の大きな穴に入れようとした。

さくら
「!!」
ケロ
「さくらー!!」

ケロちゃんは真の姿になり、炎で枝を焼きつくそうとした。

「ゴオオオオオオオ」

ケロ
「チッ、あかん、全然きかへん!」

さくらが穴の中に入りそうになったときだった。

「雷帝招来!!」

突然さくらの目の前をイナズマが走り、さくらに巻きついていた枝を切り裂いた。

緑主
「…お、おのれ…これでわれら神たちの怒りがおさまるとおもうな!!」

大きな木はそう言い残すと、姿を消した。

ケロ
「大丈夫か、さくら!!」
さくら
「うん、大丈夫。でも今のは…」
小狼
「久しぶりだな、さくら。」

校庭の木の陰から懐かしい声がした。

さくら
「小狼くん!?」

〜第5話・完〜

…第6話につづく

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