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始まりの詩

さくら
『さっきの夢は、なんだったんだろう…』
ケロ
「おお、さくら、おはよう…」

ケロちゃんが引き出しからズルズルと出てきた。

ケロ
「なんや、そんな不安そうな顔して。」
さくら
「う…ううん。何でもないよ。…って、ほええええええええええ!!!!!!」

さくらは目覚まし時計を見て絶叫した。

桃矢
「うるさいぞー、カイジュウ。」
さくら
「おにいちゃん!!!」

このやりとりはあいかわらずだ。

朝ごはんを食べて、さくらはローラースケートで飛び出した。

知世
「おはようございます。さくらちゃん。」
さくら
「おはよう。ともよちゃん。」
知世
「また新しいコスチュームをお作りいたしましたので、こんど、またビデオ撮影にご協力いただけますか?」
さくら
「うんいいよ。魔法使うこと、もうほとんどなくなっちゃったし。」

さくらはあの、「無のカード」の事件以来、ほとんどカードを使っていない。もう不思議なことがおきないからだ。だから、こうして知世のビデオ撮影に協力している。

知世
「…そういえば、最近李くんから連絡ありますの?」
さくら
「うん…なんか最近小狼くん、向こうで忙しいみたいで、全然電話も手紙もないの…」
知世
「そうですか…」

「キーンコーンカーンコーン…」

さくら
「わっ、もう始まっちゃう!!」

教室にギリギリで着いた。

先生
「みんな、転校生を紹介する。」
知世
「どんな方でしょうね。」
さくら
「うん。」
先生
「日野田飛語(ひのだひゅうご)くんだ。」
飛語
「日野田飛語です。よろしく。」
知世
「きれいな顔の方ですね。」

さくらは何かいやな感じがした。

先生
「日野田の席は…木之本のうしろだな。」

飛語がこっちへ歩いてきた。

飛語
「よろしくね。」
さくら
「!?」

さくらは背すじがゾクッとした。

さくら
『何…この感じ…。』
飛語
「どうしたの?」
さくら
「う…ううん。よろしくね。」

〜第2話・完〜

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