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天上の姫

ついに侑子とさくらたちは鉢合わせになってしまった。そしてひとまず・・・

「ごっごめんなさーい!!」

と逃げてしまった。

エリオルは走りながら後ろを見て怪しい笑みを浮かべた。

「あーあー逃げちゃった。まっこうなることも必然か。それにしてもあの陰険メガネはちっとも変わらないわね。特にいたずら好きなところが」

「侑子?」

「何、モコナ?」

「クロウ生きてるの?」

「・・・・生きてるわ。今もどこかでね」

短い会話が終わり侑子達は中に入った。

「はぁーはぁーびっくりしたよぅ」

「本当ですわね」

「うーん・・・」

「どうしたの?ケロちゃん」

「いや、さっきさくらが感じたって言ってた魔力の気配がどうも気になって・・・」

「あれはケルベロスが知ってる気配だと思うよ」

エリオルはにこやかに言った。そして後ろを振りかえった。

「侑子・・・・・・かぐや姫とは本当にいるものなんだね・・・」

さくらは夢を見ていた・・・。

「ここ・・・・友枝遊園地・・・?」

さくらはパジャマの姿で友枝遊園地の前に来ていた。

観覧車の上に誰かがいた・・・。

「あの人・・・誰?」

馬に乗っていて、着物のようなもの着ていた。

「知ってる・・・・この人・・・」

さくらは目を覚ました。

「ほえ・・・・夢・・・?」

「さくら、おはようさん」

「おはよう、ケロちゃん」

「なんや?どうかしたか?」

「うん・・・今日夢を見たの・・・」

さくらは先ほど見た夢のことを話した。

「またそれも予知夢なんか?」

「わかんない・・・」

「そうか・・・」

「まっこんなことを考えてもしょうがないもんね」

そこへ電話がかかってきた。

「もしもし」

「さくらちゃん」

「あっ知世ちゃん」

「24日友枝遊園地でクリスマスイベントがありますでしょ。その24日に友枝遊園地で会わないかってことなんですが・・・」

「うんいいよ」

「本当ですか!!小狼君にも声かけときますね」

「ほぇーーー」

さくらは赤面した。

「なんや?さくら熱でもあるんか?」

「ううん、なんでもないよ。あっ知世ちゃんがケロちゃんと話したいって」

「もしもし」

「あっケロちゃん例の計画順調に進んでいますわ」

「そうかー」

「翌日、尾行しますがケロちゃんは?」

「おお、ええよ!(小声で)知世、お主も悪よのう」

「ほほほほほほほ。では」

ケルベロスは電話を切った。

「知世ちゃんと何を話してたの?」

「ああ、わいのかっこええ勇姿を今度撮らさせてもらおうと思うとるって」

「ふーん」

「さくらにばれたらあかんからなー」とケルベロスは思った。

そして24日が来た・・・・。知世は宅配便でさくらの特製コスチュームを送った。荷物と手紙がついていた。

「さくらちゃんへ

ごめんなさい。急に予定が入ってしまいました。

この服を着て小狼君と行ってください。私からのささやかなクリスマスプレゼントです。

知世より」

さくらが包みを開けるとフリルなスカートが入っていた。だが知世にしては珍しく今回は派手な感じではなかった。今までと比べてみれば。ちなみにケルベロスは知世がケルベロスのかっこいい勇姿をビデオに納めたいからという理由で一昨日から知世のうちに行っているのだ。

さくらは知世が作ってくれた服を着て出かけた。

「ケロちゃん、さくらちゃんがでましたわ」

「おっしゃ、ほな行こうか」

「ええ」

知世達も出発した。これから起こる出来事は誰も予想していなかった・・・。

〜第5章・完〜

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