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天上の姫

伽倶椰はある場所に来ていた。それは友枝遊園地の近くにある喫茶店だった。

「待たせてごめんなさい」

「いいわ。私もさっき来たばかりだし」

「さっき・・・友枝遊園地ってところの観覧車が突然・・・」

「止まったのね。私も見たわ・・・・」

「それで頂上にあの子たちが・・・」

「さくらちゃんたちもあそこに来てたのね。あいつとやらも・・・・」

「ええ。感じたんです。禍々しい邪気が・・・」

「・・・・あなたの願いは確か月鬼とやらの首領を封印するための手助けが欲しいといったわね」

「はい・・・」

「で、私が授けた『黄泉の笛』は?」

「今、持ってます」

「それは絶対に手放してはいけないわ。そこら辺に漂ってる邪気にやられてしまうから・・・」

「はい・・・・。」

「対価は『天の羽衣』。大事に保管しているわ。でもあれがなければあなたは月には戻れないわ・・・」

「いいんです・・・・それがもっとね大事なものですし、人界はもう1000年ぶりくらいだからもうちょっといたいんです」

「・・・・・そう」

「じゃっ私はこれで」

「待って・・・・あなたは私に本当の望みを叶えてもらいたいんじゃなくて?」

「私の願いは大きいものですからきっと叶えてもらえないでしょう・・・」

「わかってたのね」

「はい・・・では」

伽倶椰は帰って行った。

「帝(みかど)を救うため・・・か・・・・」

その頃さくらたちは友枝遊園地から帰っていた。

「なんだったんだろう・・・・」

「そうですわね。いきなり故障をするなんて・・・係員さんたちにも聞いたんですが止まっていた時に調べたけど何も異常はなかったって言っておられましたわ」

「数分後に普通に動いた・・・・どう考えてもおかしいな・・・・」

さくらは歩いてぴたっと止まった。

「ほえ?」

「どうなさいました?」

「なんだろう・・・ここからなんか変な感じが・・・さっきとはまったく違う・・・」

さくらが指を指した方向は侑子の店だった。

「うちに何か用かしら?」

さくらたちが振り返ると侑子がいた。

〜第4章・完〜

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