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6つの鏡と封印されし魔女

スピカミラー

さくらは家に帰ると・・・。

「おかえり、さくらちゃん」

「雪兎さん!!こんばんわ」

「遅かったね。どこ行ってたの?」

「東京タワーと月峰神社に」

「観月先生帰ってきたんだって?」

「ほえ?何で知ってるんですか?」

「桃矢から聞いたよ。観月先生から電話がかかってきたって」

「ゆき、余計なことは言うなよ。夕飯できてるぞ」

「はーい!!」

「今、行くよ」

さくらと雪兎はリビングに行った。

テーブルには、オムライス、サラダ、エビフライと豪華である。

「いただきます」

「わーおいしそう。桃矢は本当に料理上手だね」

「うるせー(エビフライを食べる)」

「本当悔しいけどおいしい」

「まっ怪獣が作ったもんに比べればおいしいかもな」

「お兄ちゃん!」

その頃、滝に移っていた画像をシリウスは見ていた。

「こやつが月の仮の姿か」

「シリウス様、やはり邪魔者は先に消しといた方が・・・」

とカストルが言った。

「まっそれでもよいのだが、後に回すほうが面白かろう」

「左様でございますか」

そこへレグルスが戻ってきた。

「やはり見つかりませんでした。最後の1つの鏡」

「やはり、力を持つ者が関係しているということだな」

「でも、そんな気配はまったく」

「ちょっと調べてみる必要があるな」

シリウスは手を合わせた。すると大きな風が起きた。脳裏にはずっと町の様子が映し出された。月峰神社周辺になると、急にパンッという音が出た。シリウスはその場に倒れてしまった。

「「シリウス様」」

「大事ない。何か魔力のようなものに引っかかってしまっただけだ。これ以上探らせないという相手の仕業か」

再び木之元家に戻る。

桃矢が身支度している。

「ほえ?お兄ちゃん今日バイトだったけ?」

「今朝方バイト先の店長から電話がかかってきた。この時間帯の人が休んだんだと」

「そっか。じゃあ雪兎さんは・・・」

「今日は留守番しとくよ。あの子がもう1人の僕に用があるみたいだし、用が済んだら帰ることにするよ」

「ほえ?」

「じゃっ行ってくるぞ。・・・さくら、気をつけろ」

「ほえ?」

さくらには何のことかさっぱりわかんなかった。

すると後ろでは光が起きていた。振り返ると月がいた。

「ほええええ!!!月さん・・」

「いい加減慣れろ・・・」

「ごっごめんなさい;;」

月は羽根をしまい、さくらの部屋に向かった。

「ケロちゃーんってわぁぁぁぁ」

「ん?なんや?」

「びっくりしたーケロちゃんの本当の姿見るとついびっくりしちゃって」

「いい加減慣れろや」

「でも、せめて一言は言ってよぅーいきなりだとびっくりするじゃない」

ケルベロスと月では答えが違う。やはり、月だと緊張してあまり反発はできない。

「まっ、本題に入ろう。月さんこの手紙を読んでみて下さい」

「何で月限定や。わいにも見せてくれ」

「ケロちゃんは後で」

「そんなん差別やー」

「これは!!」

「なんや、なんや(さくらが手紙を持ってケルベロスは手紙を読む)こっこれは・・・」

「ほえ?どうしたの?」

「これはえらい事になりそうやな」

「ああ。奴がここ近辺をうろついているとなると・・・相当主は危ない」

「どういうことなの?教えて」

「なぁ、さくら。その前に聞きたいことがあるんやけど、ファイって奴は誰なんや?」

「その手紙に書いてあるとおり、有名な魔術師の一族の御曹司って。たしか小狼君は『フローライト家』の御曹司とか」

「なんやて!!フローライトっちゅうたら昔そいつの先祖がクロウに戦いを挑んできた奴や。何でそんな奴が・・・」

「フローライト家もクロウに次ぐ力の持ち主がいる一族。李家よりを超える力を持っているんだ。背中には代々魔力を感じさせない刺青があると聞くが・・・」

「そんなにすごいんだ。ファイさん」

「エリオルもようこんな奴みつけてきたな」

「ちょっと話に戻るよ。で、やつって誰なの?」

「昔、クロウに何度も戦いを挑んできた魔女がいたんだ。通称『星見の魔女』と呼ばれていた」

「星見・・・?」

「星で先を見る力を持つ奴の事や。なんかそんなんがインドの神話に載ってたりとかまあこんな固い話はええか。とにかくそんな奴が何度も戦いを挑んできたんや。奴はクロウでさえ、苦労して封印したんや。まっこんなギャグは置いといて」

「でもその話ってなんか香港に行ったときあの女魔導士さんの話になんかにてるね」

「でもな、その女魔導士とは比べもんにもならんぐらい強い奴やった。もちろん今まで戦いを挑んできた奴よりずっとな。まっそんである奴の手を借りてクロウはやっとのことで封印・・・」

「ちょっと待った。誰なの?ある奴って」

「クロウの古くからの友人名は侑子。まーここらへんの解説は置いといて、さっ、お菓子持ってきいやー」

「ケロちゃんって本当食い意地はってるんだか」

さくらは仕方なく下に降りた。

「で、私に用とはなんだ」

「ああ、さっき言ったやつのことや。たぶん封印が解かれた原因はお札が古くなったからやろ。もう随分前のことや。お札も長い間は持たん。やっぱ封印するだけやったら何度も目覚めてしまう。どうしたらええんやろか・・・」

「先ほどのフローライト家の人間なら何とかしてくれるかもしれない」

「確かに・・・何とかしてくれるかもしれへんが相手はあの「星見の魔女」やで。フローライトの人間でもやつには及ばんかもしれへん」

「・・・・やつの力は五つの鏡が封印している。それが戻らん限り主に攻撃することはないかもしれない」

「・・・今日感じたで。ひとつの力がどっか飛んでいくのを」

「私もだ」

そこへノックの音が聞こえた。

「月さーん。あのちょっと両手が塞がってるので開けてくれませんか?」

月は無言でドアに向かい開けた。

「さて、わいは仮の姿に戻るわ。月ももう帰ったほうがええ。用は終わりや」

「ほえ?もう終わったの?」

「ああ・・・」

月は仮の姿へと戻る。それと同時にケルベロスも。

「・・・さくらちゃん」

「雪兎さん」

「用終わったみたいだね。じゃー今日は帰るよ」

「あっ下まで送ります」

「ありがとう」

雪兎は下に転がっているケルベロスを見て笑顔を見せた。ケルベロスももうぬいぐるみを演じる必要もないのについやってしまう。さくらと雪兎は下に降りた。

「はぁーもうやる必要もないっちゅうのについやってしまうんやなぁ・・・。それにしてもやつが目覚めたとなると本当にやばいかもしれへん。さくら・・・今度は死んでしまうかも分からん」

ケルベロスはとても辛い表情になった。

翌日。この日は土曜日で学校はない。

さくらは知世と小狼と相談し、ペンギン公園で待ち合わせした。ケルベロスはずっと寝っぱなしのまま出て行った。もちろん置き手紙が桜の机にある。さくらはペンギン公園に行くともう2人はそこにいた。

「ごめんね。待たせちゃって」

「いいえ今来たところですし」

「俺もだ」

「んじゃっ池に行ってみよ」

さくら達は3人で池に行ってみた。小狼は多少心配そうな顔をした。そしてもう池に着いた。

「ここかぁー。この中に入る前に「時(タイム)」のカードを使うよ」

「魔法が切れそうなときにはすぐこの防水加工されている携帯電話で知らせますわ。はい、これはさくらちゃんに」

「ありがとう」

「李君は私のと共同に使いますから」

「うん!」

さくらは呪文を唱え鍵を杖に変えた。

「ふぅ・・・久しぶりだなー杖使うの」

まず始めに「時(タイム)」を使った。まわりはセピア色になった。知世と小狼には魔法がかからないようになっている。

「じゃっ行って来るね」

「ええ」

「気をつけろよ」

「うん。水(ウォーティ)」

水の玉がさくらを包み込みペンギン公園の池に沈んでいった。

「大丈夫でしょうか・・・」

「・・・・・・」

「どうしたんですの?李君」

「いや、ちょっと気になることがあって・・・」

その頃池の中ではさくらはどんどん沈んで行った。さくらは魔力がかなり強くなったので水の玉もだいぶ長持ちできる。さくらは奥に祠のようなものを見つけた。そこに着地すると祠のもとに行った。祠には強い結界があるのをさくらは気づいた。だが難なく破り、鏡を手にとった。

そこへ電話が鳴った。水の玉の中なので音は一応鳴る。

「もしもし」

「さくらちゃん、魔法が切れそうですわ。早く」

「うん」

さくらは急いで上へ行った。地に着地し、水の玉も解けて水はカードに戻り、時もカードに戻った。

「ふぅ。何とか大丈夫だったみたい」

「そのようですわね」

「じゃっ割るよ」

「待て!」

「ほえ?どうしたの小狼君」

「あっ・・・いやなんでもない」

さくらは鏡を落とした。そこから光が出てきた。

「はぁー後これで三つだね」

「ちょっと俺、気になることがあるんだけど・・・」

「気になること?」

「・・・・やっぱり後でいい。今のさくらには信じてもらえないだろうし」

「ほえ?」

その頃、光はペンギン公園の木の上にいたシリウスのもとに飛んできた。光がシリウスを包み込みしばらくして収まった。

「我の力もだいぶ戻ってきた。これで後三つ。だがなにやら邪魔者がおるみたいだが、まあいい。そちらも倒せばよいか」

「シリウス様」

「カストル、レグルス。どうだ、後1つはみつかったか」

「我らが調査したところ月峰神社というところに鏡の微妙な『波紋』を感じました。ですがいろいろな力が混ざっていて・・・・」

「月峰神社か・・・あそこには我の大切な相棒『フォーマルハウト』がある。これは一石二鳥だな。しばらくあやつらを使わせるが坊やが何か疑問に思っているようだ。あの坊やはちょっと危ないみたいだな」

シリウスたちはどこかへと消えてしまった。

その様子をしばらく離れたところでファイがみていた。

〜第7章・完〜

…第8章につづく

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