Fanfic

6つの鏡と封印されし魔女

ダイニのカガミ

3人は月峰神社へと向かった。

「あら、さくらちゃん」

「こんにちは。ファイさんも」

御神木のそばにいたファイもさくらに笑顔を向けた。

「あの方がファイとおっしゃる方ですか」

「君たちは初めましてだね。大道寺さんと李家の息子だね」

「えっ・・・なぜそのことを!!」

「オレも一応魔術師だからね。クロウ・リードには一応関係はありだよ。まあそれは昔の話だけど」

固い話からすり替えたのは歌帆だった。

「そういえば、エリオルから手紙を預かってきたの」

胸ポケットから手紙を出し、さくらに手渡した。

内容はこうだった。

『木之本桜様へ

お元気ですか?そちらはもう涼しい季節に突入したところでしょう。今回、歌帆に手紙を届けさせたのは理由があります。奴に邪魔をさせられないためです。奴はあなたを狙っています。それから守るためにファイをあなたのもとに行かせたんです。ファイは有名な魔術師の一族の御曹司。きっと役に立つでしょう。くれぐれも気をつけてください。

P.S

今回はあなたの無敵の呪文が通じるかどうかも分かりません。クロウ・リードさえも苦戦したほどですから・・・。』

手紙はこれだけだった。

「ファイさんが有名な魔術師の御曹司・・・」

「思い出したぞ!!イギリスで有名なフローライト家の人間・・・代々背中に魔力を消す刺青があるって・・・」

「そう、やっと気がついてくれたねぇー。昔オレの先祖がクロウと戦ったんだけどやっぱり勝てなかったんだよ」

「そうだったんですかー」

「そろそろ日が暮れる頃ね。早く帰ったほうがいいわ」

「はい!!それじゃっ」

「バイバイ」

さくら達は一礼をして帰った。

「無敵の呪文が通じるかどうかも分りませんって・・・どういうことなんだろう。それに私が狙われているって・・・奴って誰?」

「分らないことばかりだな。この手紙」

「鏡が関係してるんでしょうか?」

「そうと考えるしかないね・・・ほえ?」

さくらは急に立ち止まった。またあの占いの女だった。

「鏡が1つ割れ・・・あと4つ。これでこの星は救われます。次の鏡はペンギン公園の池にあります」

「ペンギン公園の池・・・ですか?」

「今日はもう遅いですから、明日にした方がよいのではありませんか?」

「はい、そうします」

小狼がとても怒ったような表情をしつつ、3人は帰っていった。

「どうしたの?小狼君」

「いや・・・なんでもない」

「そっ・・・なんか心配事があったら私に話してね」

「あ・・ああ・・・」

3人は角で分かれて帰っていった。

〜第6章・完〜

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