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6つの鏡と封印されし魔女

ノロイ

さくらは夢の中をさまよっていた。神社の鳥居の上に誰かが座っていた。人は女で髪が長く金髪でその女の横にいるのは同じ服を着て同じ髪形をした男達だった。どうやら双子のようだ。だが暗くて顔が見えなかった。

「誰・・・・それにここは・・・月峰神社・・・」

すると真ん中にいる女が手を前に出し、お社の戸を開けた。すごい風がさくらを襲う。さくらは目を開けてみると、槍が女の方に向かっている。

「槍・・・あの人は何者・・・・」

目が覚めた。自分が今どこにいるかはっきり分かるのに時間は必要なかった。さくらの部屋だった。

「夢・・・・」

ベッドの上で一緒に寝ていたケルベロスも起きた。

「なんや・・・もう目が覚めたんか」

「うん、夢を見てたんだ。でも忘れちゃった」

「なんじゃそりゃ。しかし・・・・昨日の鏡、あれなんやったんかな。でもあの大きな力はどこかで感じたことがあるんやけどなぁ・・・」

「うーん・・・・まっ考えても仕方ないでしょ。あの後皆で話しても結論には達しなかったじゃない。あっ早く着替えないと遅刻する」

「あっそや、今日ゆきうさぎ来るっていっとったな」

「うん、お兄ちゃんが夕飯に誘ったって言ってたよ」

「昨日のことで話したいことがあるんや。月に・・・」

「えっ・・・月さんに?」

「何しとるんや。学校いくんやろ」

「あっそうだった。じゃあね」

「おう!今日も頑張ってきいや」

さくらは部屋から出て行った。

「おはよう!」

「おっ今日は怪獣にしては珍しく早いじゃねぇか」

「さくら怪獣じゃないもん!」

「・・・・何か心配事でもあんのか?」

「ほえ?」

「いんや、なんでもない。さっ食うぞ」

「うん」

さくらは朝食を食べ終わり遅刻するというわけでもないが走って学校に向かった。角の方で誰かとぶつかった。

「ごめんなさい!」

「大丈夫よ・・・久しぶりね」

さくらは顔を見た。

「観月先生!こっちに帰ってきたんですね!」

ぶつかった相手は観月歌帆と呼ばれるさくらが小学生だった時いろいろお世話になった先生である。

「ええ。昨日帰ってきたの。エリオルに大変なことになりそうだから行って来いって。彼と一緒にね」

「彼?」

歌帆の隣にいたのは金髪の美少年だった。

「君がさくらちゃん?」

「はっはい。木之本桜です」

「オレ、ファイ・D・フローライト。よろしくね」

「日本語お上手ですね」

「イギリスにいた時歌帆に習ったんだよ。さくらちゃんのことは歌帆とエリオルからよく聞いてるよ。オレも一応魔術師だから」

「えっそうなんですか。全然魔法の気配とか感じなかった・・・」

「背中に魔力を抑える刺青があるからね。ごめんね。足止めさせちゃって」

「いいんです」

「後で皆で神社においで」

「はい!また後で」

さくらは再び学校に向かった。

「思った以上の力の持ち主だね。歌帆」

「それで、昔クロウ・リードでさえ手こずって封印した魔女がここにいるというのは本当なの?ファイ」

「うん、どこにいるかはあっちが力を取り戻せば分かるんだけどなぁ・・・」

「うちの御神体もなんか感じたかのように揺れているわ」

「十分気をつけたほうがいいと思うよ。昨日みしてもらったけどあの槍はものすごい力があるね。あれを魔女にもたせたら世界が破滅するレベルになるね」

「それでそれを止めるべくフローライト家の御曹司であるあなたがこの日本にやってきた。さくらちゃんを守るのも兼ねてね」

2人は苦笑して神社へと向かった。

さくら達は学校が終わり、月峰神社に向かっていた。

「観月先生帰っていらっしゃったんですね」

「うん。なんか大変なことになるかもしれないからファイさんと一緒に来たんだって」

「ファイさんって誰だ?」

「えっとね、エリオル君の知り合いなんだって。その人も魔力を持ってるんだって。でも全然そんなことに気づかなかったよ」

「相当の力の持ち主だな」

「うん。背中にね魔力を感じさせない刺青があるんだって」

「待てよ。それどこかで聞いたことがあるな・・・」

「ほえ?」

歩く途中に占いをしていた女がいた。布で顔が隠れていてどんな顔かは確認できなかった。

「そこのお嬢さん・・・」

「ほえ?私のことですか?」

足を止め女のもとに行った。

「あなたはとても大きな力の持ち主ですね。どうかこの星を助けてください」

「ほえ??何で私に力があることを。それに助けてって・・・」

「私は何でも見えますから。5つの鏡によりこの地球に呪をもたらすでしょう。その5つの鏡を割れば、この地球は救われるでしょう」

「もしかして観月先生が言ってた大変なことってこのこと?」

「どうか、地球を助けてください。鏡はいろいろなところに隠されています」

「どこですか!!」

「1つ目は東京タワーの展望台にあります。どこにあるかはまだ分かりませんが」

「わかりました」

「あと、このことは誰にも言わないでください。言っても誰にも信じてくれないでしょう」

「はっはい」

さくら達は走って東京タワーに向かった。

「奴らめ。まんまとだまされたな。我のために働いてもらおう・・・そして力を戻し、我の武器『フォーマルハウト』で奴を殺すか・・・」

〜第4章・完〜

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