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6つの鏡と封印されし魔女

ホシミノカガミ

さくらはぴたりと止まった。

「どないしたんや、さくら?」

「なんか変な気配がする。上から・・・」

「上?」

上を見ると電線に止まっている2羽の鳥がいた。

そして2羽の鳥は真っ直ぐに飛び立った。

「ついて来いってことかな・・・」

「みたいやな」

「とりあえず追いかけてみましょう」

「そうだね」

3人は走った。知世はビデオカメラを持って走った。

そしてたどり着いたのは神社だった。ぼろくて神主もいないようだった。

「ここに・・・なにがあるの・・・?」

鳥はお社の前をぐるぐる回っていた。

「お社の中に何かあるのでしょうか」

「中に入ってみよう。何かあるのかもしれない」

「でも、勝手に入っていいのかな?」

「中に入らないと何も意味はないだろう。ここは神主もいないみたいだし」

「そう・・・だね」

3人と1匹は入ろうとした。が、小狼、ケルベロスはともかく魔力のない知世でさえお社には近づけなかった。結界に阻まれていた。

「さくら!!」

「小狼君!!ケロちゃん!!知世ちゃん!!」

「とりあえずお社の中に入れ。何があるか確かめて来い!!」

さくらは階段を上りしぶしぶお社の戸を開けた。そこには台に飾られた綺麗な星型の鏡があった。

「あの鏡からすごい気配がする」

さくらは鏡を手に取った。すると小狼たちを阻ませていた結界が消えた。

「さくら!!」

「中には何があったんですの?」

「うん・・・この鏡・・・」

すると鏡が光りだしどこかに飛んでいってしまった。その後を2羽の鳥は追った。

「追うか?」

「いや、追ったら日が暮れるかもしれへん。それにしてもあの鏡すごい気配やったで・・・」

「うん、どこに行くんだろう・・・それに・・・何か始まりそうな気がする」

「何かとは?」

「わからない・・・でも何か始まりそうな気がする」

「とりあえず・・・何か食いながら考えへんか」

「もーケロちゃん食い意地張ってるんだから」

その頃、とある森の滝にシリウスがいた。

「・・・・・・来る」

上から先ほどの星型の鏡が来た。シリウスはそれをとった。鏡から光が出て、シリウスを包んだ。

「これで・・・我の星見の力が戻った」

シリウスは滝の中に入り、滝の水に手を当てた。

手を放すと映像が映し出されていた。そこには笑顔で歩くさくら、小狼、知世がいた。

「ほう・・・鞄の中にはクロウが創ったケルベロスが入っておるな。月(ユエ)はこやつのそばにいるのだな・・・仮の姿として。そしてクロウの遠い血縁・李家の人間か・・・こやつは利用できるな」

「シリウス様。彼奴等をどうなさるつもりで・・・」

「我が用あるのは木之本桜のみ。他の奴らはどうなろうが我には関係ない。さてと、そろそろ計画を実行に移すとするか」

シリウスは不気味な笑みを浮かべた。

〜第3章・完〜

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