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小狼・ピアニスト

指揮者が・・・ゆっくりと、話し始めた・・・

二人のうち、話始めたのは・・・・女性・・・。

〜小狼・ピアニスト〜

第三章

『エターナル・エターナル・エターナル』

静かに・・・静かに・・・指揮者が、喋り始める。

その指揮者の名は・・・・

『ユウコ・イチハラ』・・・・・・・・。

「目を覚ませ、少年。  貴方は操られている・・・・・・。 貴方には、一体何が見えているの? 」

・・・・・何を言い出すんだ、この人は・・・。

おれに見えているのは・・・ホールと、演奏者、それから、二人の指揮者・・・・。

「そんな、目に見えることなんて、聞いてないわ。貴方に、希望は見えてるの?」

・・・・希望・・・?  何だ、それは・・・?

そもそも、希望って・・・何だろう・・?

「願いを持って。希望をもって。貴方のやるべきことは、たくさんあるのよ。それは、例えば自分のため。 ・・・・自分以外の人のための場合も有るわ。其れは、人それぞれ。私がとやかく言えるような事じゃないわ。でも、貴方は一体何がしたいの・・・?」

・・・ピアノが弾きたい・・・・・。

「・・・・・残念だけど、それは貴方の『意思』じゃないわ。・・・もっと良く考えて・・・・。」

・・・?おれの・・やりたいこと・・・?

「・・・・っ!!  ちょっと、待て!ここのホールでは演奏中に言葉を交わすのは禁止じゃないのか?!」

・・・指揮者・・男性が、みんなに話しかける・・・・いや、叫んでいるといったほうが、近い。

「・・・い〜んじゃないですかぁ?もう、貴方も注意の言葉を発しているし、ここには、お客さんなんて一人もいないですしぃ〜。」

ふざけた笑顔で、チェロ第一奏者が言った。

「・・・わっ私も、良いと思います!!だって、せっかく人と交われるきっかけが、人間にはあるのに、それを使わないなんて神様にしつれいですよ!!」

・・・ヴァイオリン・・・・。

「あぁ、俺もそう思う。おれは無神論者だけどな。ずっと黙ったままなんて、終わりが来ねぇ。」

コントラバスが、静かな低音で言った。

「モコナもそー思うっ! ずっと喋んないなんて、やだっ!! ね、今は演奏中だけど、演奏が終わったらみんなで話し合おっ!!」

・・・最後に言葉を発したのは、ヴィオラ・・・。

演奏者は、全員話さないのかと思っていた・・。

みんな、喋りたかったのだろうか・・・?

「・・・人間は、冬将軍と出会い、自らを紅に染める楓に惹かれたかしら? ・・・春になったら咲き誇る、桜を見て『生命の儚さ』を感じたかしら・・・・・? 生きたそばから消えてゆく・・。そんな、運命の粋筋さえおも、思わせる・・・。季節が巡ったとき。 その大空を自由に阻んだ鳥を見て、うらやんだかしら・・・?人は・・・・、何を求めているのかしら・・・?」

・・・指揮者の言葉、最後の方は遠くにいる人に叫んでいるようにも思えた・・・・。

「・・・貴方はこのホールから離れたい?」

・・・・真実が分かってきた今、ここからは、・・・・離れたい・・・!

すると、指揮者は笑顔になって答えた。

「そう・・・・貴方は、変わりたいのね・・。対価が必要よ・・・・?」

そして・・・・おれは・・・・。

〜第三章・完〜

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