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小狼・ピアニスト

静かだ・・・・本当に・・・。

ピアノ・・・ヴィオラ・・・ヴァイオリン・・・コントラバス・・・チェロ・・・。

それに、指揮者が二人・・・? ・・・なぜだ!?

〜小狼・ピアニスト〜

第二章

『ヘアー・ムーンとネオ・チェリー』

静かに舞うのはマリオネットの指・・・。

糸に阻まれた彼の指と心・・・。

見れば見るほど痛ましい・・・・・。

そして、ピタリとピアニストの指が止まる・・・。

どうしてだろう・・・・・・?

なぜおれは、ピアノを弾いているんだろう・・・?

・・それ以前に、おれはピアノが弾けただろうか?

そう考えながらも、おれの指はギシギシ叫んでる。

抵抗するおれ自身とおれを無理矢理動かそうとする誰かが・・・・いるから・・・・。

・・・・小狼の感情が戻ってきた・・・・。

まだ、力が足らなかったのか・・・・。

しかしもう、それに関係は無い。

あの『ツバサ』は手に入れる・・・絶対に・・・。

おれの目を・・・誰か、覚ましてくれ・・・・。

氷の刃でおれにかかった糸を・・・斬ってくれ・・

その時・・・・・・。

指揮者が・・・・口を開いた・・・・・。

〜第二章・完〜

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