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サクラ色ノ月

ガチャ バーン・・・・・

さくら
「こんにちは!エリオルお兄ちゃん、小狼君迎えに来たよ!!」

後ろで扉が盛大に音を立てた。

さくら
「きゃっ。」

パシッ

エリオル
「さくらさん・・・・・・」
さくら
「ほえっ・・・・ご・ごめんなさい!早く伝えたくて・・・そ・それに・・」

勢いがよすぎて受け止めてもらったのだ。

エリオル
「それに・・・なんですか。」

泣きそうになりながらエリオルの後ろにいる小狼に助けを求めた。エリオルを怒らせると怖いのをいやと言うほど知っているからだ。

小狼
「に・兄さん。そんなにうるさく言わなくても・・・・。さくらもちゃんとノックしろって言ってるだろ。それに父さんに言われたんだろ。」

コクリ・・・素直にうなずく。

エリオル
「クスッ。わかってましたけど・・やっぱりさくらさんをからかうのは面白いですね。」

そう言うと窓に向かって口笛を吹いた。扉を開けた瞬間、

バサッ、バサッ

スピネル
「およびですか。」
ケロベロス
「よんだか〜」

同時に異なる声が聞こえた。蝶のような羽を持つスピネルに天使のような翼を持つケロベロスだ。

さくら
「こんにちは。スピネルさん、ケロちゃん」
ケロベロス
「よぅ〜、さくら。久しぶりやなぁ。」
スピネル
「お久しぶりです、さくらさん。」

挨拶をしているとスピネルの横にいたエリオルが

エリオル
「挨拶はほどほどに・・さくらさんは食事のことで迎えに来たのでしょう?」
さくら
「あっ。」
エリオル
「さくらさんは本当にかわいいですね。・・私は先に行ってますね。」

そう言うと颯爽とスピネルに乗っていってしまった。

さくら
「ほぇ〜〜。いっちゃった・・・・。」

空高く舞い上がったエリオル達を見ながら言う横で

小狼
「俺が呼んだ時より早い・・・」

と小狼が嘆いていた。

ケロベロス
「さくらほんとに久しぶりやなぁ。」

まるで小狼の嘆きを無視するかのように声をかけてきた。

ケロベロス
「修行はどうや。ユキウサギには勝てそうなんか?」
さくら
「修行は順調!でも雪兎さんには勝ってないよ〜。」
ケロベロス
「そうなんか・・・。はようワイの主になってくれや。」

そう言うと小狼に視線を向け

ケロベロス
「小僧はどうなんや。」
小狼
「・・・・150戦中0勝150敗。さくらとは205戦中100勝5敗100引き分け・・。それに小僧じゃない。」

そう言うと小狼はそっぽを向く。

ケロベロス
「ワイから見れば小僧や。それに小僧以外にどんな名前があるんや?」
小狼
「小狼って名前がある!」

腕を前に出しながら言った。

ケロベロス
「だから小僧やろ。」

そんな言い合いをしている二人をどうにかしようと思っていた矢先言い合いがひと段落終わったのか

ケロベロス
「さくら何変な顔をしてるんや。そろそろいくで〜。」
さくら
「ほ・ほぇ〜?言い合いしてたんじゃないの?」

と言うと

小狼
「こんなヤツと言い合いなんかしてない。」

と言い返してきた。

カチ〜ン

小狼の言葉にむかついたのかケロベロスは飛び立とうとしていた。

あわてていると私を抱き上げて乗せた。

さくら
「ほぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜。」

と言う叫びと言い合う声が重なっていた。

そのころエリオルは・・・

エリオル
「スピネル、元に戻っていいですよ。」

と言いながら地面に足をつける。

スピネル
「はい・・・。それにしてもいいんですか?ケロベロスと小狼様を置いてきても・・」

光に包まれたスピネルが聞いた。

エリオル
「大丈夫ですよ。さくらさんもいらっしゃいますし。・・それより私は今父さんに言いたいことがあって仕方ありません。」

光の中から出てきたスピネルは横を飛びながら

スピネル
「エリオル様いいじゃないですか。クロウ様のスキンシップなんですから。」

と言う。

エリオル
「・・・・スピネル。二人のときは様をつけないでください。」
スピネル
「そうでしたね。でももうつきましたし・・」

歩いているうちに家の前についていた。

エリオル
「そうですね。・・・・さぁ父さんになんていいましょうか。(にっこり)」

いたずらっ子の顔をして家に入ることにしたのだ。

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