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新たなる試練

最終試験・後編

さくらたちは睨み合っていた。

さくら
「さ、さっきはありがとう。」
瑛二
「どういうことだ?」
さくら
「だって小狼君が起きるまで待っててくれたし。」
瑛二
「そ、そんなことはない。」
さくら
「けど、待っててくれたことには確かだよ。それに待っててくれている間の瑛二君はなんだか優しいような感じがしたの。」
瑛二
「そ、そうかな?いやー、うれしいな。女の子にそんなことに言われるなんて思ってもみなかったよ。」

瑛二は照れ隠しをするために笑った。

「瑛二。」
瑛二
「え、あ、ふぅー・・・。すまん。」

瑛二たちは構えた。

小狼
「さくら・・・。」
さくら
「・・・うん。私、もう迷わない。」
小狼
「なら、行こう!」
さくら
「うん!!いこ、ユエさん、ケロちゃん!」
ユエ
「あぁ。」
ケルベロス
「よっしゃー!!頑張ってくるで、スッピー!!」
スピネル
「気をつけて。」

さくら達も歩み始めた。

瑛二
「これが最後だよ。準備はいいね。」
さくら
「うん。」
瑛二
「なら、杖を前に。」

さくらと瑛二は杖を前に出し先を重ねた。

瑛二
「いくよ。1.」
さくら
「2.」
瑛二&さくら
「3!!」

全員一斉に飛び去った。

上空にユエとケルベロス、ルシファー、オシリスが飛び去った。

ユエ
「やっと戦えるな。」
ルシファー
「それは光栄だね。また、叩きのめしてやろう。」
ケルベロス
「やっと戦えるな。」
オシリス
「我を倒せるのかな?」

ユエとケルベロスは顔を見合わせた。

ケルベロス
「じゃあな、ユエ。負けんなや。」
ユエ
「わかっている。お前こそ負けるな。」
ケルベロス
「わかってるわい。」
ルシファー
「もう、お話はいいだろ?始めようか!!」

ルシファーは重力弾をユエとケルベロスに飛ばしたが二人は避けユエが弓矢で応戦した。

ルシファー
「ケルベロスの相手は頼むぞ。」
オシリス
「わかっている。」

オシリスはケルベロスを追った。

ルシファー
「弓で撃てるようになったのか?」
ユエ
「あぁ。自分でも驚いたよ。とっさに撃ち返したのが弓のほうだった。」
ルシファー
「なら、大丈夫だな!!」

ルシファーは重力弾を連続で撃ちだしてきた。

ユエ
「くそっ!」

ユエは弓矢を一本撃ちだすとその矢が分裂しすべての重力弾を迎撃した。

ルシファー
「なに!?馬鹿な!!」

ユエは自分の手を見ていた。

ユエ
「俺にこんな力が・・・。」
ルシファー
「そうか、そうか。それがパワーアップしたお前の力か。いいだろう。お前のその力も撃ち砕いてくれよう。」
ユエ
「なら俺もお前のその力、撃ち砕こう。」

ユエは弓をルシファーは重力弾を撃ち二つがぶつかり合い大きな爆音が周りに鳴り響いた。

爆音はケルベロス達にも聞こえた。

ケルベロス
「ユエ・・・。」

そのとき火炎弾が襲ってきたがケルベロスは予知するかのように火炎弾を避けた。

オシリス
「避けたのか。我の攻撃を避けるとはあなたもやりますね。」

ケルベロスは声のした方を向いた。

ケルベロス
「自分でもよう分からんけどな、お前の攻撃が来るのが分かったんや。」
オシリス
「予知能力ですか?ばかばかしい。あなたにそのような力があるはずがないでしょう。」
ケルベロス
「そうやな。わいにはそんな力はない。スッピーにもない。けど、今のわいにはお前の動きが分かる。」
オシリス
「ふざけたことを!!」

オシリスは高速移動をしながら火炎弾を連続で発射した。するとケルベロスは自分からは見えていない位置の火炎弾を避け、そして撃ち落した。

オシリス
「な、何!?」
ケルベロス
「今度はこっちの番や!!」

ケルベロスはオシリス以上の速さで移動し瞬時にオシリスの目の前に現れた。

オシリス
「は、早い!!」
ケルベロス
「くらえや〜!!」

ケルベロスはオシリスに向かって火炎放射を放った。炎に包まれたオシリスからケルベロスは離れた。

ケルベロス
「どうや。参ったか!?」

そのとき炎からレーザーが無数に発射され中からオシリスが現れた。

オシリス
「どうやら、スピードだけではなく攻撃力も上がっているようだな。」
ケルベロス
「あぁ、さくらとエリオル、それにスッピーのおかげや。これでお前さんをぶっ倒せるで!!」

ケルベロスとオシリスは睨み合い笑った。

ケルベロス
「いくで。」
オシリス
「いいですとも。」

二人は勢いよく飛び出すとぶつかり合い衝撃波が周りのビルに亀裂を走らせた。

小狼と刃はビルを飛び交いながら剣と剣を交えていた。

「やるな。」
小狼
「お前こそ。」

二人は広い広場に出た。

「やるか。」
小狼
「あぁ。」

二人は改めて武器を構えた。

小狼
「火神招来!!」
「風烈覇!!」

業火と暴風はぶつかり合い相殺された。

「貴様、今、札を使わなかったな。」
小狼
「あぁ、自分でも驚いたよ。よく分からないが使えるようになっていたんだ。」
「・・・。」

刃の顔は余裕のある顔ではなくなっていた。刃は小狼のほうに飛び込んだ。

「雷鳴斬!!」

刃は雷を身にまとった龍虎王で斬りかかってきた。

小狼
「くっ!雷帝招来!!」

小狼も宝剣に雷を身にまとらわせ刃の龍虎王を防いだ。

「貴様〜!!」
小狼
「俺はもう負けない。負けられない!!」

二人の間に落雷がおき二人は離れた。

「氷針陣!!」

刃の周りに無数の氷の結晶ができ針のように尖り小狼に襲い掛かってきた。

小狼
「火神招来!!」

小狼の周りにも無数の火の玉が現れ氷の結晶をすべて相殺した。

「そ、そんな馬鹿な。」

刃は一歩引き下がった。

「これが奴の力。奴の潜在能力が開花したのか!?」

そして小狼も自分の起こした術に驚いていた。

小狼
「これが今の俺の力・・・。」

小狼は宝剣を強く握った。

小狼
「これなら、これならいける!!」

小狼は刃に向かって飛び込んだ。

「調子にのるな〜!!」

剣を交えた瞬間二人は光に包まれた。

空中でさくらと瑛二による激しい攻防戦も再開していた。

さくら&瑛二
「ファイアリー!!」

二人の業火はぶつかり合った。だが次第に瑛二の方が押され始めた。

瑛二
「くそっ!これが今のさくらちゃんの力か!!」

瑛二はさくらの術に耐え切れなくなり術を止めさくらの術を回避した。しかしさくらは次の攻撃に転じていた。

さくら
「ショット!!」
瑛二
「ちっ!シールド!!」

瑛二はさくらの攻撃をぎりぎりで対処した。

瑛二
「発動スピードも上がっている。こうなったら・・・」

瑛二はシールドから出てさくらに向かって飛んできた。

瑛二
「ソード!!」

瑛二の杖が剣に変わり振り落とされたがさくらは剣先を避けた。

さくら
「ソード!!」

さくらの杖も剣に変わり瑛二に向かってきたが瑛二も剣で対抗した。

さくら
「さすが瑛二君。強いね。」
瑛二
「さくらちゃんこそ。」

二人が剣をまじ合わせる度に剣からは火花が飛ぶようになっていた。

さくら
「はぁはぁはぁ・・・。」
瑛二
「はぁはぁはぁ・・・。」

さくらと瑛二がまた剣を合わせたとき二人は一歩後ろへ飛んだ。

さくら
「風よ戒めの鎖となれ、ウィンディ!!」
瑛二
「嵐よ、ほかのものを取り込み我向かう風を封じよ、ファイアリー、ウォーティ、サンド、ストーム!!」

さくらの前に火、水、砂、風でできた中規模の竜巻が現われウィンデイの進行を妨害し消し去ってしまった。

さくら
「そんな!」
瑛二
「まだまだ!!」

さらに四つの竜巻はさくらに向かって進行してきた。

さくら
「(ウッドで壁を作る。ダメ、火の竜巻で燃えてしまう。なら、アーシーではすぐに壊れてしまう。どうする・・・。・・・そうだ!!」

さくらは杖を強く握りなおした。

さくら
「樹々と大地よ、我に向かってくる嵐を封じよ、ウッド、アーシー!!」

次の瞬間、樹と岩でできた大きな壁が出現し四つの竜巻を防いだ。

瑛二
「無駄だよ、さくらちゃん。そんなことをしても防げるはずがない。」

次第に樹々の壁が燃え始め岩の壁からは水が所々染み出しはじめた。

さくら
「氷よ、四つの嵐を凍りづかせよ、フリーズ!!」

瑛二は自分の目を疑った。水の竜巻から順に少しずつ凍り始め最終的には火の竜巻さえも氷づいてしまった。

瑛二
「そ、そんな馬鹿な!!」

その瞬間氷の柱となった竜巻は崩れていった。その奥には無傷のさくらの姿があった。

瑛二
「ウッドとアーシーは魔力を高めるための時間稼ぎ。」
さくら
「そうだよ。できるかわからなかったけどカードさんたちを信じて。」
瑛二
「カードを信じて・・・か。面白い。なら、その信じたカード達と共に俺を超えてみろ!!」

瑛二は杖をさくらのほうに向けた。

さくら
「うん!!」

するとさくらも自分の杖を瑛二の方に向けた。

ユエとルシファーの戦いは激しさを増していた。

ルシファー
「やるな、ユエ。」
ユエ
「貴様こそ。」
ルシファー
「だが、これはいけるか!?」

ルシファーはユエに向かい飛んできた。

ユエ
「ちっ!」

ユエもルシファーに向かい飛んだ。そして二人は格闘戦へと移った。

ルシファー
「貴様、格闘が得意になったのか?」
ユエ
「さぁな。ルビー・ムーンの力かもしれない。」
ルシファー
「そうかもしれぬ。だが、そのような生半可なものでは俺は倒せん!!」

ユエとルシファーの格闘戦は次第にルシファーが押し始めた。

ルシファー
「ははは。どうしたユエ。」
ユエ
「くっ。」

ユエは一度ルシファーから離れた。

ユエ
「ならば!!」

ユエは弓を撃った。

ルシファー
「貴様にはその方が合っているようだ。」

ルシファーも重力弾で弓に対抗した。ユエとルシファーの攻防戦は激しさを増し二人の体力は限界に近くなってきた。

ユエ
「はぁはぁはぁ・・・。」
ルシファー
「はぁはぁはぁ・・・。そろそろ決着をつけよう。」
ユエ
「あぁ。」

ルシファーは両手でエネルギーをチャージし始めた。そしてユエも弓に魔力を溜めるようにいつもより長く弓を引いた。しかし弓を引いているユエの指から血が滲み始めた。

ルシファー
「グラビティ・ブラスト!!」
ユエ
「くっ。」

ルシファーから重力砲が発射されるとユエも弓を放ったが滲み出た血で照準が狂ってしまった。

ユエ
「しまった。」

ユエの弓はルシファーの重力砲に直撃し重力砲を弾きながらルシファーに向かって直進したが徐々にずれ始めた。

ユエ
「しまった。」

その瞬間ユエの弓はルシファーの重力砲を外れルシファーの左腕に直撃した。

ルシファー
「ぐわ〜〜〜!!!」

ルシファーの腕は光だし次に見せた腕はひどい火傷のような状態で現れ血が大量に流れていた。

ルシファー
「このクソが〜〜!!」

ルシファーは右腕を上に向けると大型の重力の球体を作り上げた。

ルシファー
「何もかも消え去るがいい!!」

ルシファーは右手で作った重力弾を上空の重力の球体にぶつけた。すると重力の球体は周りのもの吸い込み始めた。

ルシファー
「ユエ。重力に重力を合わせると何ができるか知ってるか?」
ユエ
「ブラックホール・・・。」
ルシファー
「そうだ。このブラックホールは俺が死ぬか貴様がこの世界から消滅しない限りこのブラックホールは消えることはない。」
ユエ
「貴様・・・。」

ユエとルシファーが睨み合っている間にもブラックホールは周りの瓦礫などを呑み込み巨大化していった。

巨大化していくにつれ吸引力の大きくなっていった。

ルシファー
「さぁ、ユエ。潔くブラックホールに呑み込まれるがいい。わっはっはっは・・・。」

しかしユエは自分の中で試行錯誤していた。

ユエ
「(あのブラックホールは俺が呑み込まれるとブラックホールは消えれると奴は言った。ならば、奴はあれを操ることができるのか?だから奴を殺さない限り消えないということか。ならばあれ自体を壊せれば。やってみるか。」

ユエは弓の発射準備をした。ユエの弓の先はブラックホールの中心に向いていた。

ルシファー
「何をするつもりだ、ユエ。」

ユエの指からはさっきよりも多くの血が滲み出していた。

ユエ
「いける。」

ユエは弓を放った。弓は猛スピードでブラックホールに向かった。

ルシファー
「舐めた真似を〜!!」

ルシファーはユエの矢に向かって重力弾を撃ったが直撃する前に消滅してしまった。

ルシファー
「馬鹿な!!」
ユエ
「いけ〜!!」

ユエの矢はブラックホールの中心に直撃するとブラックホールは中心から消え去った。

ルシファー
「まさか、貴様があのブラックホールを撃ち破るとは思ってもみなか・・・た。」

その時、ルシファーは力尽きたように地面に向かって落ちていった。

ユエ
「あいつ!」

ユエは降下していくルシファーを見つけると急降下しルシファーを助けた。

ルシファー
「な、なぜ助けた。」
ユエ
「貴様も助けてくれただろ?」
ルシファー
「貴様は合格だ。・・・助けてくれてありがとう。」

ユエはルシファーの右腕を自分の肩にかけるようにし、エリオル達がいる場所に向かった。

ユエとルシファーの戦いが終盤に近づいている時ケルベロスとオシリスの戦いも終盤に近づいていた。周りの建物などは二人の戦いの衝撃波で崩れかけていた。二人はお互いにビルの陰に身を潜めていた。

ケルベロス
「そろそろわいの体力も限界に近づいてきたな。けど、あいつも一緒のはずや。この戦い、勝たせてもらうで。」
オシリス
「まさかこれほどとは・・・。少々やばいかもしれない。ルシファーの方もそろそろ終わるだろう。・・・決着をつける!!」

ケルベロスとオシリスは同時に飛び出した。そしてケルベロスは火炎放射を、オシリスは火炎弾を放つと二つの攻撃は互いに相殺された。

オシリス
「やりますね。」
ケルベロス
「お前さんもな。」

二人は高速で間合いを詰めると激しいぶつかり合いをはじめた。二人がぶつかる度に衝撃波が起こり崩れかけていた建物がとうとう崩れ始めた。

ケルベロス
「何でお前らはこんなことすんねん!!」
オシリス
「貴様に分かるものか。貴様が我に勝てば教えてやろうではないか!!」

オシリスは目を光らせるとケルベロスの周りにレーザーを発射した。

ケルベロス
「くそっ!」

ケルベロスはレーザーを避けながら仕方なくオシリスを距離をとった。

オシリス
「貴様など我の力でどうとなるのだよ!」

オシリスは目を光らせレーザーを発射した。ケルベロスはどこからともなく放たれるレーザーに避けることしかできなかった。

ケルベロス
「こんなに撃たれたら前に出られへん。」

ケルベロスが次のレーザーを避けた瞬間火炎弾が迫ってきた。

ケルベロス
「なっ!?」

ケルベロスは火炎弾の直撃を受けた。ケルベロスの周りには爆煙が立ちこめた。

オシリス
「・・・やったか?」

その時爆煙の中からケルベロスが飛び出した。

オシリス
「やはりまだやられなかったか。」
ケルベロス
「お生憎様やな。けど、お前さんレーザーと火炎弾を同時に撃てたんかいな?」
オシリス
「誰も同時に撃てないとは言っていないはずだがねぇ。」
ケルベロス
「確かにその通りやけど今のは少々痛かったは。」
オシリス
「なら、これはどうかな!?」

その時ケルベロスの後ろからレーザーが撃たれた。とっさにケルベロスは避けたが次々とケルベロスの周りにレーザーが飛び交った。

ケルベロス
「なっ、お前さん目ぇ光らんでもレーザー撃てんかいな!!?」
オシリス
「目が光るのはレーザーの光を反射しているからだ。」
ケルベロス
「な〜るほど。っておわっ!!」

ケルベロスは必死でレーザーと火炎弾を避け反撃するチャンスを窺っていた。

ケルベロス
「(このままではラチがあかん。どうしたらいいねん。)」

その時ケルベロスは不思議な感覚を覚えた。

ケルベロス
「(なんやこの感覚は?こいつの攻撃に変な感覚を・・・そうか。そういうことか!!)」
オシリス
「(ん?何かに気づいたか?面白い。)」

オシリスはレーザーの発射数を増やした。

ケルベロスは必死で避けたが徐々に避けるのが厳しくなり始めた。

ケルベロス
「くそ。あいつまだ撃てたんかい!この数じゃ、もしワイのよみが当たっててもこれじゃ厳しいで。」

その時、一瞬レーザーが止まった。

ケルベロス
「よっしゅ〜〜!!ワイのよみが当たったで〜〜!!」

ケルベロスはレーザーが止まった瞬間オシリスに向かって猛突進した。

オシリス
「何!?」

ケルベロスとオシリスはぶつかり合った。

オシリス
「き、貴様〜!!」

なんとケルベロスはオシリスの首に噛み付いていた。

ケルベロス
「どうや。これでレーザーも火炎弾も撃てんやろ。」
オシリス
「どうしてわかった。レーザーが一時的に止まることを。」
ケルベロス
「勘や、勘。マジで止まるか分からんかったけどな。お前さんが火炎弾を撃って後ほんの少しレーザーが止まるような感じがしてな。レーザーの本数を増やしたんが間違いやったな。」
オシリス
「やはりか。だが、私にはエネルギードレインがあるのを忘れたのか?」
ケルベロス
「なっ!?」

オシリスはケルベロスに噛み付いた。

ケルベロス
「ぐわ!」」

ケルベロスは自分の中にある魔力が減っているのが分かった。

ケルベロス
「くそっ。」

ケルベロスは自分からオシリスを突き放した。

オシリス
「少し魔力が回復できたよ。これであの技ができる。」

そう言うとオシリスの体が光りだした。

ケルベロス
「な、何が起こるんや?」

するとオシリスの体を身に纏っている光が数個の球体になった。

オシリス
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。これであなたも終わりです。いけ!!」

その瞬間、球体はケルベロスを狙ってくるように自動で移動し、レーザーを撃ってきた。

ケルベロス
「何やこれは!?今度は自動で狙ってくるんかいな!!」

ケルベロスは必死で避けるが球体はケルベロスの動きを予測し正確に狙ってレーザーを撃ってきた。

ケルベロス
「こんちくしょ〜が〜〜!!」

ケルベロスは火炎を出すつもりで魔力を溜めたが出たのはレーザー砲だった。ケルベロスが出したレーザーは光の球体を一度に撃破した。

オシリス
「何だと!!?」
ケルベロス
「い、今のはスッピーの・・・。そうか。スッピー、もう一度だけ力を貸してくれ。」

ケルベロスはもう一度魔力を溜め始めた。その時オシリスはさっきよりも多くの光の球体を出した。

オシリス
「まだだ。まだ我は負けてはいない。勝つのは我だ〜〜!!」

オシリスは二つの首から出したレーザーと球体のレーザーを一点に集め一斉に発射された。

ケルベロス
「これで最後や〜!!『ブレイジングノヴァ』!!」

ケルベロスはレーザーを発射した。しかしその周りには火炎も同時に放たれた。

二つの攻撃は中央で激突した。

ケルベロス
「ワイは負けんのや〜〜〜!!」

ケルベロスの攻撃が次第に押し始めた。

オシリス
「貴様〜〜!!」

オシリスはケルベロスの攻撃の直撃を受けた。その時大規模な爆発と衝撃波がおきまわりの建物を崩した。そしてその周りには建物が崩れたときに出た粉塵と爆煙が立ち込めた。

ケルベロス
「はぁはぁはぁ・・・。やったか?」

粉塵と爆煙の中にはオシリスの姿が確認された。

オシリス
「やるな。だがまだ我はまけ・・て・・はいな・・・。」

オシリスは飛ぶ力を失うと地上に落下していった。

ケルベロス
「あかん!!」

ケルベロスは急降下しオシリスを助けた。

オシリス
「貴様・・・、なぜ。」
ケルベロス
「なんでやろな。体が勝手にうごいたんや。」
オシリス
「そうか。・・・ひとつ聞いてもいいか?」
ケルベロス
「なんや?」
オシリス
「最後のあれはなんだ?」
ケルベロス
「あれは『ブレイジングノヴァ』ちゅうねん。」
オシリス
「技名まであるのか?すごいな。」
ケルベロス
「そうか?とっさに思いついたんや。かっこいいやろ?」
オシリス
「あぁ。」
ケルベロス
「そうかそうか。それはよかった。(どないしよ。今やってるゲームからパクったなんて今更言われへん。)ま、ワイらの主のとこでも戻ろか?」
オシリス
「そうだな。・・・助けてくれてありがとう。」
ケルベロス
「いいって、いいって。お前さんもワイを助けてくれたやろ?」
オシリス
「・・・すまなかった。」

ケルベロスはオシリスを背中に乗せさくら達のいる場所に向かった。

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