Fanfic

chieru

エピローグ

また桜の咲く季節がやってきた。

アレから、もう6年がたった。

俺は22歳なんだよな。翡翠先生は天使ではなくなってしまったけど、今でも元気だ。琥珀さんは、たまに翡翠先生のところに落ちてくる。本人はちゃんと飛んでると言っているが、アレは、飛行機で言う胴体着陸としか言いようがない。サクラは、多分16歳だ。

今年も俺はサクラの木の下にいる。サクラの記憶を持って。いつまでも待っているよ、サクラが来るまで。

・・・・歌が聞こえる、きれいな歌だ、

「うわ〜大きなサクラの木。きれ〜」

誰か、来ているのか。あぁ、でも、眠たい・・春は暖かいからな。ちょっと寝ようかな〜

「あっ!こんな所で寝たら、風邪ひきますよ、お兄さん。起きてください」

さっきの子か、おせっかいなこだなぁ。

「う・・あぁ・・ありがとう。」

「どういたしまして♪」

彼女は優しい笑顔で笑っている。一目見て、すぐに分かった。彼女はサクラだ!

「お礼がしたいんだ、手を出して。」

彼女は不思議そうな顔をして、手を出した。

俺は、小さな手のひらに、サクラの記憶をおいた。

「ちえる」

サクラの記憶が光った、そして消えた。

「・・・うぅ、頭がいたい・・・」

「大丈夫?」

「・・・うぅ、・・・」

「ほんとに大丈夫?」

「・・・・・」

「うん?」

「ばあ!」

「うわぁ!」

「驚いた?シャオラン、ありがとう待っててくれて。」

「サクラ・・・」

「何?せっかく会えたのにそれだけ??」

「大好きだ」

〜fin〜

▲Page Top(T)

←Back(B)

© 2003-2006 sarasa