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chieru

ここは、現代か・・・桜がもうほとんどないという事は、結構過去にいたということか。

でも、考えてる暇は無い!早く翡翠先生に会わなくては・・・!

「シャオラン君、どうでしたか??」

「翡翠先生!なぜここに?!」

「もう、私の正体は分かっているでしょう♪だから、シャオラン君がここにいることも分かっています。」

「翡翠先生、俺、未だ思い出してないんです。昔の事・・・」

「・・・しょうがないですよ。あなたの記憶はサクラちゃんが持っているのですから。だから、あなたは未だ記憶が戻らないのです。」

「俺、サクラに会いたいです、会って、記憶を戻して、それでちゃんと話がしたいんです。どうしたらサクラに会えるんですか?」

「・・・サクラちゃんは、もうこの時代にはいません。」

「えっ!!」

「・・・彼女は10年前の今日に死んでしまったのです。」

「でも、サクラはサクラの木の精になったんじゃ・・」

「そうです、サクラちゃんは、あなたがいなくなってから、あなたの事を待つためにサクラの木の精になりました。あなたの記憶を持って。でも、それには、期限がありました。」

「期限??期限って何ですか?」

「サクラちゃんは、あなたが未来へと行く為の力の反動を利用して、サクラの精になりました。でも、それだけではずっとサクラの精でいられるわけではありません。力には限りがあります。その期限が、10年前の今日だったのです。」

「でも、俺はサクラに会いました!現代で!それはなぜなんですか?」

「それは・・・」

そのとき、突然天使が現れた。

「あなたに会うために、約束を果たす為に、自分の記憶を犠牲にして未来へと行ったのです。」

あの人は、確か以前に会ったことがある。

「琥珀ちゃん!なぜここに??」

「翡翠様、大丈夫です!ちゃんと神様には許可をもらいました。」

天使はこっちを見た。

「シャオラン君、あなたはサクラちゃんに会いたいのですね?」

「はい!」

「そのためにはもう一度過去に行かなくてはいけません。さっき過去に行くことが出来たのは、神様のおかげです。でも、次は違います。あなたは何か代価を払わなくてはいけません。」

「・・・代価、でも、俺には払うものが・・・」

「大丈夫ですよ、シャオラン君♪あなたの変わりに私が代価を払います。」

「翡翠先生!!そんなこと、ダメですよ!」

「いいえ、私はこのときのためにずっと天使のままで、地界にいたのです。でも、私はもう天使でなくていいのです、大切な人がいますから♪」

「・・翡翠様、では、代価は翡翠様の天使の称号でいいですか?」

「はい♪琥珀ちゃんよろしくね。」

「・・・翡翠先生。・・・ありがとうございます!」

「では、シャオラン君、あなたを未来へ送ります!・・・っと、その前に、あなたにこれを。」

「何ですか?この、ビー玉?」

「それはサクラちゃんの記憶です。あなたなら、サクラちゃんに渡す事が出来ます。」

「でも、これを俺がもらうには、代価が必要ナンじゃないんですか?」

「心配しないで下さい♪私が何とかしますから。では、急ぎましょう、あなたを未来へ送ります!とても光ると思うので気をつけて下さい!!あと、違う時代の人には決して触れることは出来ません!でもあなたならきっと大丈夫でしょう!!」

「あっありがとうご・・・」

お礼を言おうとしたとき、ものすごく光って、目が開けられなくなった。大きな音とともに俺はサクラの木の前にいた。

そこでは、小さい時の俺達が翡翠先生にサクラの木の話を聞いていた。

そう、俺は10年前にちゃんと来る事が出来たんだ。

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