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chieru

俺の目の前には、シャオランと翡翠先生がいるんだ。それも、翡翠先生には羽が・・・

「翡翠さん、僕、決めました。死んでもいいです。」

なに!!どういうことだ!!

「シャオラン君、あなたは死ぬわけではありません。天使は命を奪う事は出来ませんから。あなたの魂を未来へ送るのです。」

「・・・俺にとっては死ぬのと同じ事です。でも、後悔はしていません。」

どういうことだ、やっぱりあの人は翡翠先生だ。

「本当に良いのですか?」

「世界を救う為ですから。これから起こる地震を止められるのは、僕だけだから。」

世界を救う・・・地震を止める・・・

「・・・そうです、地震を止める事が出来るのはあなただけです。神様の力が弱ってしまっているのです。だから、世界のバランスが崩れているのです。本当は、我々天使が支えなければならないはずなのに・・・」

「翡翠さんは悪くありません!悪いのは僕達です。自然を壊し、後先の事を考えず開発を繰り返し、そして、地球を傷つけた・・そして、神様も・・」

神様を傷つけた・・そういえば翡翠先生が昔、自然を破壊する事は神様を傷つける事だって言ってたような。でも、何でシャオランが死ななければならないんだ??

「僕の心を使えば地震は止められるんですよね。」

「はい、あなたのきれいな心で神様の力が戻ります。そしたら、少し揺れるかもしれませんが、世界は大丈夫です。」

「よかった、これで、安心できる。」

「約束です。一つ願いをかなえてあげます。何でも言ってください。」

「それだったら、僕の記憶を残しておいて欲しいです。僕がいつか生まれ変わった時にまた、サクラを思い出せるように・・だから、お願いします!」

「分かりました。あなたの記憶をあずかることにします。あなたが「死んでしまう日」に・・・」

・・・自分の心を犠牲にして世界を救う・・・俺に出来るだろうか。そんなことが。

目の前が光った。

そして俺の前にはサクラとシャオランが、そしてサクラの木が。

「シャオラン何して遊ぶ?」

「サクラ、聞いて欲しいことがある。

「なぁに?」

「・・・合言葉を決めよう♪」

「合言葉?」

「そう、お互い離れ離れになったり、忘れてしまったりしても、その言葉を聞いたら思い出せるように。」

「絶対に忘れないよぉ!!でも、面白いね♪何にする?」

「サクラが決めてくれないか・・・」

「う〜んとね、じゃあ、「ちえる」にしよう!」

「ちえる?どう言う意味?」

「このサクラの木の名前だよ♪かわいいでしょ?サクラが決めたんだよ♪」

「・・・いいよ、それにしよう!、サクラ、僕忘れないから。サクラの事、絶対に。だから、サクラ待っててくれるか?」

「どこで?」

「そうだなぁ、このサクラの木にしようか。僕、絶対にサクラに会いに行くから。」

「でも、毎日会えるよ♪何でそんなこと言うの?なんだか会えなくなるみたい。」

「・・・少しの間だけ会えなくなる。」

「何で!!じゃあサクラが会いに行く!!」

「うん・・・でも、会えないんだ。サクラ、僕、サクラの事が好きだ、これからもずっと。だから、忘れないでくれ。合言葉を・・・」

「シャオラン?・・・私もシャオラ・・」

突然光った!!でも今までの光とは違う、そしてゆれた。・・・シャオランが消えていく、俺らの前から。

「そこにいるんだろ、未来の僕。サクラを頼むよ。」

そういってシャオランは消えた。シャオランは分かっていたんだ、俺がここにいること、知っていたんだ。シャオランは俺なんだ!じゃあ、俺の記憶どこにあるんだ・・・

「しゃおらん・・・どこ・・・まだ、何も言ってないのに・・・どこ・・・」

サクラが泣いてる。でも、俺には何も出来ない。

「サクラさん。サクラさん」

ふわっと天使が舞い降りた。翡翠先生だ。

「・・・だれ・・・しゃおらんはどこ・・・」

「シャオランはもうここにはいません。でも、シャオランの記憶はここにあります。あなたが持っておくべきです。」

「シャオランの記憶・・・」

俺の記憶をサクラが、

ドン ドン ドン

えっ!世界が消えていく、元の時代に戻るのか、でも、まだ、知りたいことが、

「あなたはシャオランを待つことが出来ますか?・・・」

聞こえない!なんていってるんだ。

「・・・はい・・・ここ・・まつ・・・」

まって!消えないで!!

俺は元の時代に戻っていた。でも、サクラの木はもう少ししかサクラが咲いていない。

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