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黒き翼の女神

さくらは眠そうで、目を何度もこすった。

「ファイ様の言うとおりだぞ。しっかりと体を休ませないともしもの時が大変だからな」

「うん・・・わかっ・・た・・・」

さくらは倒れて小狼が受け止めた。

「まったく・・・・それにしても・・・女神は何のためにここを滅ぼそうとしているのか・・・それに・・・魔族にあんな黒い翼の生えた人間型みたいな奴はいないし・・・もしかして・・・奴は!!」

小狼はさくらを椅子に寝かせその上に毛布をかけて、走ってさくらの城まで行った。もちろん走ったら夕暮れになるので外で寝ていたケルベロスを起こしてさくらの城までに行くようケルベロスに行った。

城の部屋の一部がぼろぼろなのは女神の攻撃が原因だった。小狼はその部屋を見て悲しそうな目をした。

小狼は書庫に向かい一冊の本を取り出した。それは前さくらが探していた歴史書であった。

小狼は本の表紙を思い出したのだ。表紙は翼が生えた女だった。

小狼は本を開いて読み始めた。

「1000年前『天使』と呼ばれる者たちが天界の住人だった。だがある日何らかの原因で翼が生えなくなった者たちが現れそれと同時に魔物も出現した。

魔物は天界の裏にあるといわれる『魔界』と言われる場所で生まれた。そして天界と魔界をつないでいると言われる『魔の塔』が壊されていた。この魔の塔は天界が生まれたと同時に魔界が出来上がりそしてその境界線みたいなものである『魔の塔』ができた。これはできた時にはまだ魔物が現れたり暴れなかったりしなかった。だが人間が現れたと同時に出てきたのはなぜか・・・いまだ謎である」

本にはこう書かれてあった。小狼はもしかしたら女神は『天使』と呼ばれる存在なのか?と疑問に思った。

だったらなぜ黒い翼になったのか。疑問ばかりが増える一方だった。

小狼は本を持って再び城に戻った。

「さくら!!」

さくらは目を覚ました。だがまだ眠そうだった。

「ほえ・・・小狼君??」

「悪い。起こして。女神に関する重要な手がかりを持ってきた」

「その歴史書・・・そういえばまだ読んでなかったけ」

「前これを買った時表紙の女に注目したんだ」

「女・・・白い翼が生えたあの?」

「そうだ。これを読んでみるとたぶん分かるかもしれない」

さくらは本を手にとり読んでみた。

「これって・・・・まさか、女神は元は天使だったっていうことなの?」

「わからない。俺も詳しくは読んでいない」

「なぜ私たちのような人間が生まれたんだろう・・・?」

さくらはさらに読んでみた。

「天使と呼ばれる者たちはやがて人間ではないと魔物扱いされた。そして息を潜めて暮らしていた。そして500年前。人間と天使の戦争が起こった。結果は人数が多く、魔術師と呼ばれる力を持った者がいたので人間の勝利だった。なぜ力を持ったものは人間として扱われているのだろうか?ただ翼を持っているだけで魔物として扱われるのだろうか?」

さくらはしばらく沈黙となった。

「もしかして女神は本当に天使だったのかもしれない。女神は天使たちの敵をとるつもりなのかも」

「そうなるな」

その時、大きな爆発音がした。さくら達は急いで外に出た。外には魔物達と女神がいた。

「厄介な結界ですね」

女神は呪文を唱えた。手から大きな光が出た。

「さくら!!城の中に行くぞ!!」

「う・・・うん・・・」

さくらは城に入ろうとした。

『さくら・・・ち・・・』

「ほえ?」

「どうした!?早く!!」

「う・・・うん・・・気のせい・・・だよね」

さくら達は城に入った。バリーン!!と言う音がした。その頃天帝の部屋では・・・。

「くっ!!!くそ!!」

神威は胸を押さえ苦しんでいた。

「はあ・・・はあ・・・知世・・・」

「随分とお苦しいようですね」

「・・・・ッ・・・・女神」

そこには女神がいた。神威は眼が見えないので姿を確認すことはできなかったが声でわかった。

「あなたの体と心臓が共鳴をしています。これを壊せばあなたも死にこの天界も滅ぼせます」

「くそっ・・・・」

「今ここで私を殺すか。それともあなたが殺されるか」

「・・・・・・・ッ」

「さようなら」

神威の運命は!!

〜第13章・完〜

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