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黒き翼の女神

光は大きく柱となった。さくら達は阿修羅を助けようとしたが何かに阻まれて入れなかった。

「今日はここまでにしときましょう」

女神は消えてしまった。それと同時にさくらたちを阻んでいたものも消えた。さくら達はすぐ倒れている阿修羅の元に向かった。阿修羅もぼろぼろになってしまった。

「阿修羅王!!阿修羅王!!」

「(胸に耳を当て)さくら、阿修羅王様は大丈夫だ」

「えっ・・・」

「心臓が動いている。生きているから大丈夫だ」

「よかった・・・・」

と阿修羅が目を開いた。

「阿修羅王・・・大丈夫ですか?」

「・・・・どうやらセレス国で・・・推測したことが間違いだった」

「えっ・・・」

「ファイは・・・結界を・・・張って命をとられずに済んだのではない・・・・第一・・・・考えてみれば・・・結界を張る暇がなかった」

「じゃあどうやって?」

「・・・攻撃を受けて・・・分かった・・・あいつは手加減をしていると・・・」

「なぜ・・・?」

「奴のこと・・・楽しみを後にするということだ・・・先に殺してしまっては・・・・面白くないという考えだろう・・・だから奴はわざと・・・・」

「・・・つまり対戦相手が多いほうがいいと・・・?」

「そういうことだ・・・奴の息の根を止めねば・・・うっ・・・」

「大丈夫ですか!?」

「いくら・・・手加減したと言っても奴の力は最大・・・」

「とにかくセフィーロ城に行かなきゃ・・・!小狼手伝って、阿修羅王をケルベロスに乗せて」

「ああ、わかった」

二人の力で阿修羅をケルベロスに乗せた。

「すまぬ・・・・夜叉・・・」

阿修羅は心でそうつぶやいた。

その頃、女神はとある森の中にいた。

そして森の中心に着いた。そこには小さい塔みたいなものがあった。女神はそれを壊した。

「この天界を滅ぼし今まで私を馬鹿にした者どもを血祭りにあげてやる・・・」

さくら達はセフィーロ城に着いた。

とても多い国民達がいた。

「どこか・・・・部屋が空いてないかな?」

そこに後ろから背中を叩かれた。振り向くと褐色の肌で黒い服を着た女がいた。

「あちらに部屋が空いております。どうぞ」

「はっ・・・はい・・・あの!」

「なんですか?」

「お名前はなんとおっしゃるのですか?」

「あっ申し遅れました。私は蘇摩(そうま)と申します」

「蘇摩ってあの昔滅ぼされた蘇摩一族の・・・」

「はい・・・女神によって一族は殲滅されたのですが私は何とか生き残り阿修羅王の専属の医者として働いているのです」

「そうなんですか」

「さっこちらです・・・」

さくら達は部屋に案内された。

部屋のドアを開けると綺麗で明るい部屋だった。部屋にはベッドと部屋の隅に小さな机があった。

蘇摩とさくらは何とか阿修羅王をベッドの上まで運んだ。

「大丈夫なんでしょうか・・・・」

「傷は急所は外れているもののあともうちょっとずれてたら確実に死んでました」

「いくら手加減してても結構ひどいですね」

「あの力は最大です。たぶん今の力はまだ完全ではないかもしれません」

「えっあれでまだ完全じゃないんですか!?」

「たぶん今力を補給をしているのかもしれません。だとすれば女神の気配がどこにもないこともうなずけます」

「力が補給されれば・・・」

「今度こそ本気でしょうね・・・・それはそうと阿修羅国の国民達は?」

「今、小狼が阿修羅城に向かいここに誘導させます」

「さくら姫様の国は?」

「城に集めて結界を張ってるんですがいつまで保てるか・・・」

「そうですか・・・・」

2人はしばらく沈黙となった。

「あの・・・・1つ聞いていいですか?」

「なんですか?」

「阿修羅王と鬼神・夜叉王との関係知ってますか?」

「なぜ、そんなことを?」

「阿修羅王が1回夜叉王様のことをちょっと話してくれたときすごくさびしい表情をしてましたから・・・」

「・・・・・阿修羅王と夜叉王は古くからの幼馴染でライバルでもありました。ですがある日阿修羅王が幼少の頃魔物と戦ったんですが苦戦し魔物に殺されそうになった時夜叉王が庇って右目を傷つけられたんです。ですが夜叉王は方目を失っても精一杯生きてました。100年前、女神が襲来した時阿修羅王を庇って攻撃を受けてお亡くなりに・・・・」

「・・・・そうだったんですか・・・・」

2人はまたもや沈黙になった。すると阿修羅王の目が開いた。

「阿修羅王!!」

「サクラ・・・と蘇摩か・・・」

「阿修羅王・・・」

「心配かけてすまなかった・・・・」

「いいえ。これは私の務めですから・・・」

「女神は今どこに・・・?」

「報告によると沈黙の森に行ったとか・・・」

「奴はそこで封印された力・・・『魔の塔』を壊しそこに封じ込められた力を取り戻すのだな・・・」

「あれだけの力では天界を破壊することも可能なのでは?」

「奴の力はあんなものではない。天界はすごく広いからより大きな力を蓄えているのだろう・・・」

2人は唖然としまたもや沈黙となってしまった。

〜第10章・完〜

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