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黒き翼の女神

さくらは城の庭に降り立った。庭のところには女の家来が立っていた。

「出迎えご苦労様。私の留守中に何か変わったことはない?」

「天帝より明日セフィーロ城へ登城せよとの玉命が」

「天帝から・・・断れることできないし・・・わかった。明日必ず御前に参上しますと伝えて」

「わかりました。では」

女の家来は一礼をして行ってしまった。そこへ小狼が来た。

「さくら、帰ってきていたのか?」

「うん!いろいろと聞けたよ!」

「どうだったんだ?」

「うん、やっぱり数百年前にあったことに関係してるんだって」

「あの魔物の女神がこの天界を滅ぼそうとしたこととか・・・」

「うん。あっそういえば明日ね・・・セフィーロ城に行くことになってんの」

「でも天帝はお加減が悪いって聞いたぞ」

「うん、まあとにかく行ってくるよ」

さくら達は城に入った。

その頃、セフィーロ城のとある部屋では・・・。

「失礼します」

「知世か・・・どうした?」

「いえ・・・神威(かむい)様が心配でしたので・・・」

神威と呼ばれた男はフードで顔が隠されていてどんな顔をしているのか分からなかった。

「そうか・・・そうだ、明日みんなが来るから・・・」

「えっ皆様をですか・・・」

「ああ。今魔物が多いだろう。そのことについていろいろと話したいことがあるんだ・・・」

「そうですか・・・・」

「・・・・・なあ知世」

「なんですか?」

「・・・・・・・なんでもない」

知世は一礼をして去っていった。

神威は横の窓の外の景色を見ていた。

さくらは翌日神馬に乗ってセフィーロ城に向かった。

「やっぱり今回のことかな・・・」

さくらは天帝が呼んだ理由はそれだろうと思った。セフィーロ城の門の前に神馬を置いた。門は勝手に開いた。大きい門だが大きい音はしない。中に入ると家来がたっていた。

「さくら姫様。お待ちしておりました。どうぞ謁見(えっけん)の間へ」

さくらと家来はお互い一礼をしてさくらは奥の方に進んでいった。そこへ・・・

「サクラ姫・・・・」

「あっ阿修羅王」

「お前も天帝に呼ばれたのか?」

「はい、阿修羅王もですか?」

「ああ。最近魔物の横行が激しいことについてだろう」

「やっぱり・・・・数百年前の・・・・」

「そうだろうな。私もその戦いに参加したのだ。夜叉王とともに・・・」

「夜叉(やしゃ)王って『鬼神(きじん)・夜叉王』ですか・・・」

「そうだ。魔族もその名を聞いて身を潜めるといわれていた天界最強の武神将だった男だ。だが数百年前の戦いで・・・・」

「死んでしまったんですか・・・・」

「・・・・・・・・」

2人は沈黙になり謁見の間についた。そこにはそれぞれの国の王や姫がひざをついて待っていた。謁見の間はいつも観客がいるのだが今回は重要なことなので誰もいなかった。

「さくらちゃん」

「知世ちゃん!!天帝は大丈夫なの?」

「後に来ますわ。でも心配ですわ・・・」

「前から思ってたんだけどどうして体悪くなったの?」

「天帝は・・・・・」

そこへ天帝こと神威が来た。

〜第6章・完〜

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