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黒き翼の女神

さくら達は城の庭に降り立った。

「疲れたー」

「大丈夫か?」

「うん、ほえ・・・」

さくらは倒れかけたが小狼が地につく前に受け止めた。

「やっぱり大丈夫じゃないじゃないかー」

「ごめんね小狼」

「とにかく部屋に行くぞ」

小狼に支えられさくらは部屋に行った。

「座れるか?」

「うん、ありがとう。久しぶりに魔法を使ったから・・・」

「じゃっ何かあったら呼んでくれ」

「うん・・・」

小狼は部屋を出てった。

さくらは自分の部屋にある本をとった。その本は昔天界で実際に起こったと言われる伝説の話が書かれている。

昔、黒い翼を持つ魔物の女神と呼ばれる者がいた。その女王は魔物たちを使い天界を崩壊しようとした。それを止めようと〔炎〕〔情熱〕〔未来〕を司る神・光(ひかる)、〔水〕〔優しさ〕〔現在〕を司る神・海(うみ)、〔風〕〔知性〕〔過去〕を司る神・風(ふう)が戦ったが敗れ去った。その3人の神の絵が本にも絵が描かれていた。その他にも魔術師が戦ったもののやはり叶わなかった。だがこのときの天帝が自分が瀕死の状態になりながらも封印した。

さくらは本を閉じ小狼を呼び城下に行こうと言った。無論小狼は反対したがさくらがどうしても行きたいというので結局行くことになった。結界が割れていないので城下は何とか無事だった。

「やっぱり城下は落ち着くね」

「でもみんな驚いて礼とかをしているぞ」

「みんな、面上げなよ!なにもしないから」

さくらが叫ぶとみんないつも通りになった。

「わー可愛い桜の髪飾り」

「あげますよ」

とお店の女の店主は言った。

「いえ、そんなお金もって来てますから」

「いいんですよ。姫様に気に入ってもらえたものだからお金はいりません」

「あの・・えっと・・・」

女の店主はニコニコとしていた。

「・・・本当にもらっていいんですか?」

「ええ、いいですよ」

さくらは少々否定はあったもののそこまで言うならと思いもらってしまった。

「じゃっそろそろ帰るぞ」

「うん!」

桜は髪飾りを大切そうに持った。

「あっそうだ。武器屋に行かなきゃ!」

「なんで?」

「さっきの魔物の首を切ったときに鋼のように硬くて刃が一部折れたんだよ。あっここだ」

桜は武器家を見つけた。

「これはこれは桜姫様。呼んでいただければこちらから・・・」

「いいですよ、長安(チャンアン)さん。城下に来たついでに寄ろうと思っていたから」

長安と呼ばれる老人は武器屋の店主である。

「プレセア、上客が来たぞ」

「はいはい。あっ桜姫様。このようなところに足を運ばれずとも私が・・・」

「いいんですよ。いつもお世話になってるし」

「で、どうなさったんですか?」

「ちょっと剣の刃の一部が折れてしまって・・・」

「(剣を見た)じゃあすぐ直しますよ。お茶も出しますからついて来て下さい」

「はっはい・・・・」

さくら達は部屋の奥の方に行った。

さくらと小狼は奥の部屋のソファに腰を掛けた。

「どうぞ」

「ありがとうございます。あのモコちゃんは?」

「あーたぶんあっちの部屋だと思います。呼んできましょうか?」

「はい!」

「モコナー!!桜姫が来てるわよー!」

モコナと呼ばれた動物(?)が来た。見た目は白くてふわふわまるで饅頭のようである。

「ぷっぷぅーみたいなー!!」

「それはもういいから、さくら姫の相手をしなさい!」

「わかったー」

モコナはさくらのひざの上に乗った。

「久しぶりだねモコちゃん!」

「さくらも小狼久しぶり〜」

国の中で1番えらい姫のことを呼び捨てにするとはモコナも只者ではなかった。

「相変わらずやわらかくて気持ちいいね」

「本当だな」

「モコナ餅だから!」

「ふふふふふ。面白いね、モコちゃん!」

さくら達のいる部屋のまた奥からプレセアがでてきた。3分もたっていなかった。

「はい、さくら姫」

「ありがとうございます!さすが最高位の創師(ファル)ですね!」

「お褒めに預かり光栄です」

「修理代だしときますね(お金を棚の上におく)じゃ、モコちゃんまたね!」

「さくらもさようなら!」

さくら達は笑顔で帰った。

「あっそうだ。小狼もうひとつよるところがあった!」

「まだあるのか?」

「これで最後!本を買いにいくだけだから」

武器屋から歩いて5分ほどのところに小さな本屋があった。中に入るといろんなジャンルの本がざっと1万冊もあった。

「あった。この本なかなか手に入らないんだよね〜」

「歴史書?」

「うん!私こういうの好きだから。すいませーん、これください!」

「はい、あっそうそう。本って言うのは昔ものすごく分厚くて厚さを調べたらなんと1mもあったんですよ!」

「ほえーすごく読みづらいですね」

「そうなんですよ、だから・・・・」

話の途中で耳を引っ張られた。

「ちょっとあんた!仕事もしないで何姫様に嘘の話をしてるのよ!あっすいません、姫様」

「ほえ?うそ?」

「ごめんなさい、姫様。お代はいりませんから」

「そんな、この上に置いておきますね。では」

さくら達は小走りで出てった。

その後この夫婦がどうなったか誰も知らない・・・・。

〜第4章・完〜

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