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黒き翼の女神

さくらのもとに知世がかけよってきた。

「さくらちゃん。お怪我はありませんか?」

「平気だよ!!でもやっぱり阿修羅王様は素敵だなぁ。美人で文武両道に優れていて・・・」

「天界最強の剣技の持ち主ですしね。それはそうとさくらちゃん、この後何か予定は?」

「ううん。ないよ」

「では、私の居城にいらっしゃいませんか?」

「えっ、セフィーロ城にいたんじゃないの?」

「天帝がたまには居城に帰ったほうがいいと言われたので・・・」

「優しい方だよねーいいなー素敵なだんな様で」

「あら、さくらちゃんには小狼君がいるではありませんか?」

「えっ小狼とそんな仲じゃないよ・・・」

さくらは赤くなった。そこへ小狼が来た。

「さくら姫、神馬の用意ができたんですが・・・」

「あっ・・・ああ・・・これから知世ちゃんの居城に行くから帰っといて」

「えっあっはい・・・では、さくら姫様、知世姫様」

小狼は一礼をして知世の天馬(てんま)で知世の居城に行った。

さくら達は知世の居城「白鷺城(しらさぎじょう)」に着き、大きい門から入った。もちろんその大きい門は自動である。玄関に入ると1人の家来が立っていた。

「お帰りなさいませ、知世姫様」

「早速ですが私の部屋に2つお茶とお菓子をもって来て下さいな。あと天馬にお野菜などあげてください」

「かしこまりました。今すぐ用意します」

家来は一礼をした。さくら達は階段に上り最上階にある知世の部屋に向かった。

「知世ちゃんの城久しぶりだなぁ」

『知世ちゃんの城』という言葉は一般市民ではとても聞かない言葉である。まさに上流階級の会話である。

さくらと知世は部屋に入った。とても和風な感じの部屋である。だが洋風のテーブルと椅子があった。明治時代のような部屋である。知世の衣装もまた和風な着物みたいな服である。話に戻って2人は椅子に腰掛けた。

「そういえば最近魔物の数が増えてきているようなのですが・・・・」

「うん、私のところにも来たんだ。大きい魔物が何匹も」

「私のところにも来ましたわ。私のところは結界がはってあったので国民には何にも影響はなかったのですが・・・今までこんなことは一度もありませんでしたわ」

「あのね私たまに夢で見るの。黒い翼が生えた女の人が魔物を操っているところを・・・」

「その方が原因でしょうか?」

「うーんわかんない・・・」

とそこへ知世が先ほど頼んだお茶が来た。

「わーこれ月光茶だよね(茶を飲む)おいしい!」

「月光草はこの国でしか取れませんからね」

さくらはにこにこと茶を飲んだ。

その頃阿修羅城の闘技場でさくらと戦い終えた阿修羅は自分の部屋で何か考え事をしていた。

「最近魔族の横行が激しい・・・。なぜ・・・・まさか!あの女神が復活したのか・・・!?」

「阿修羅王様」

と呼ばれ阿修羅は我に返る。

「どうした」

「いえ、何か考え事していらしたので呼んだんですが・・・」

「そうか、すまなかった」

阿修羅は無理な笑顔をした。家来はとても心配だった。

「では、何かあったら呼んでください」

「わかった」

阿修羅は家来が去ると再び深刻な顔をした。

〜第2章・完〜

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