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黒き翼の女神

アフターストーリー

しばらくの月日がたち、5年後。

今日この日は新たな命の誕生の日だった。

赤ん坊の産声がさくらの城中に響き渡った。

「さくら様、かわいらしい女の子でございます」

「よかったー無事産まれて。小狼!!」

部屋に入ってきたのは、4年前結婚した夫、小狼だ。姫と家来が結婚するというのはた天界では珍しい話だった。

「さくら姫・・・」

「もうー敬語はやめて。私たち夫婦でしょ」

「そうだったな。それにしても可愛いなー」

「女の子だって。そうだ!名前どうする?」

「うーんそうだなー優姫(ゆうき)というのはどうだ?優しい姫って書いて」

「優姫・・・・これから宜しくね」

そこに今度は女の家来がやってきた。

「さくら姫様。天帝のお妃様がいらっしゃっています」

「通してあげて」

家来と産婆は立ち去り数分後。綺麗なドレスを身にまとった漆黒の長い髪の幼馴染・知世が来た。

「お久しぶりですわ」

「久しぶりだね。知世ちゃん」

「今日産まれると聞いたのでやって来ましたの。可愛いですわね。お名前は?」

「優しい姫って書いて優姫」

「優姫ちゃんですか。可愛らしいお名前ですわ」

「知世ちゃんのところの天王は元気?」

「はい。今日でちょうど2歳ですわ。でも、不思議ですわね。天王とこの優姫ちゃんが同じ誕生日だなんて」

「本当だね」

さくらは生まれてきた我が子を優しい目で見ていた。

「知世・・・ちゃん。阿修羅城は今どうしてるの。5年前阿修羅王がお亡くなりになられてから1度も行ってないけど」

「今は残してあります。でも後々壊すかもしれません。・・・・本当に5年前はいろんなことがありましたわね」

「うん・・・・」

3人は硬い表情になった。

「でも・・・私たちはそんな過去を乗り越えて頑張ってきたもんね」

「そうですわね」

「ああ・・・」

「これからもいろんなことがあったって大丈夫だよね」

「大丈夫ですわ。信じましょう未来を」

「そうだな・・・・」

「優姫・・・・あなたが大きくなるまで守るからね」

優姫はとてもほんわかした表情で、眠っていた。

これからの優姫の幸せを3人は願った。

〜Fin〜

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