もし、
kosei MovieDreams
映画をめぐる夢を語るなら。。。




田舎の街の 場末に いつか・・・ 単館。 
そう、せいぜい50人も入れればいい
個性たっぷりの、オリジナリティを生かした
「映画館」をつくってみたい。

二十歳を過ぎたあたりから
ずっと 想い 燻りつづけてる

小生の“
淡 き 夢 ”である。

酒を覚えはじめた頃 BARのカウンターで
マスターやお客を相手に
俺はそれを、大いに語っていた!

そんな とある夜。そのBARで・・・
俺の倍近くは 歳をクッテルらしい
実業家の方が 傍らでポッと言った・・・
 

“面白い、君がそこまで語るなら
その夢に乗ろうじゃないか”

そう、スポンサーを買って出てくれると
 ・・・言うのだ。)   

 
その方の眼は・・・
若造である俺を 真剣にみつめていた。

〜一体、その時 どんな顔をして・・・
どういう言葉を返したのだったろうか〜

〜今となっては、全く蘇ってこないのだが・・・・〜

逆にその方の迫力と真顔に ビビった俺は
それ以来 ・・・
ピタリと “その語り”を封印してしまったのだった。


今から想えば 
まさに“口先だけの夢”を
語っていた自分自身に気づかされ・・・
恥ずかしくてならなかったのだろう。


確かに嘘なんかじゃない! 夢なのだが。。。
“いざと言うときには 何もできない”
たとえシャレでも「ラッキィー!」と
切り返せなかった自分が・・・・
むしろ腹立たしかったのだろう。


その方は「この若造の生意気な鼻っ柱を・・・」と?

 

いや、決してそうではなかっただろう。
  あの眼は・・絶対、違う。

不思議にも その方とは 
 その日限りで逢ってはいない。



・・・そんな回想の中で 
     歳をクラッタ 今、俺は想う。

“たとえ、今がその時でなくても・・・
  お前が それを想ってる限り
   きっと その夢は 
    お前の そばを離れないさ”
  ・・・って

今でもその方が傍らにいて
 フッ〜と
   囁きつづけてくれているのかも
     知れないんだ。 と・・・



【上記に綴りしショートエッセイは
 これからご覧いただく 小生のスケッチ
 
『映画の中のふたり』を描いている際に
“回想”した正真正銘、ノンフィクションの

 小生の〜われうた〜です】