久々の新メンバーはアール君の弟子

 

 ミレニアムとの対抗戦が終わってからまだそれほど日が経たない頃。私は考えさせられることがあった。対抗戦は確かに負けた、平均的なレート差も確かにあった。しかしその内容は大健闘といえるものであっただろう。改めてうちの団員の勝負強さを感じた日だった。今のままの戦力でも充分やれる、それを再認識させてもらったわけだが、それでも一つだけ気になったのは、過去の対抗戦での集まり具合から13人くらいで想定したらちょうどいいだろうという読みが外れ、結果集まったのは10人。それも用事ができてなんとかぎりぎり間に合ったイラバチと、出張帰りで疲れていたであろうに無理して来てくれたモーホーさんの二人が来てくれての10人。この二人、セカンド軍団としては相手がいつも強いとこだけに欠かせぬ主力格である。この二人はともに社会人だが、そうでなくともうちの軍団は他の軍段に比べ社会人が多い。毎度毎度無理をいうわけにも行かない。そういうのを考えればやはり今の人数では少し足りないかなと思っていた。

 そこで増員を考えた。ただ自分のポリシーとして強くするための補強はしたくない。オレンジャーを入れれば単純に強くなるがそれでは安易ではないか 最初に軍団を設立した頃の気持ちを忘れたくない。基本的に入ったときそうでもなくても、徐々に強くなる姿を見たいのがある。わがままなもので、それでいて人当たりの良さそうな人はいないかなと見ていたら、最近アール君の友達で感じがよい謙虚な人がいた。それがのちのティミーさんだ。

 実力は紫にいくかいかないかのところ まだキャリアも浅く強くなりたい気持ちも感じられる それでいてセンスも悪くない。歳は20代半ばではあるが、今後もここにきて続けていくつもりらしい。何より中々研究熱心で試合も反省してる様子がある。この人なら強くなっても天狗になるようなタイプには思えないし、アール君の弟子というのも面白い。アール君はコツコツと強くなってきたタイプだ。私と違って多少の事を言われても流せるタイプで心も広い。そんな彼と仲良しのティミーさんならきっと現団員の人も受け入れてくれると思い、誘って見たら快諾してくれた。年齢的にそうそうオセロばかりするわけにはいかないが、それでもいつかオレンジャーになってもらい、いつの日か他の多くの団員の人から今回はティミーさんがでれないと痛い。 といわせるくらいになってほしい。 そう期待しているんだ。