14歳、しかも女の子のイリュージョン入団

 

 半年ぶり以上となる対抗戦の数日前から、イーグル君がリドルカコという子をセカンドに入れてくれないかという打診をされる。(リドル軍団の団長をしてるとのこと) 最近ではリープなど結構前からの知りあいの入団はあったものの、話したこともない人の入団希望は、ことごとく断わってきたこともあり、最初のうちはあまり興味を持たなかった。しかし、対抗戦当日も含め、3日くらい続けていってきたので、そこまで言うならばと1度話をしてみて決めようと考えた。

もっとも今やイーグル君の存在というのはセカンドにとっても大きく、彼の紹介というのがでかかったのは確かだ。彼紹介は実は3度目だが(1度目ロダン君、2度目もーほーさん)ロダン君は今や安定した実力で対抗戦で活躍してくれるのはもちろん、相手に対しおごることがない性格はそのままで入ってもらってよかったなと思っているし、もーほーさんは忙しくあまりいないけれど1回でたミレニ戦では6人抜きとその実力もさることながらその独特のキャラクターも私は好きな上に実現しなかったけれどクリムゾンと対抗戦をしたいのですが力を貸してもらえますか?と頼んだとき、快く引き受けてくれるなど頼れる人である。

つまり彼の紹介してくれた人は確かなのでそういう経緯もあり、テーブルで話をすることにした。まず普段よく使うIDと動機を聞いた。普段よく使うIDについてはここで躊躇されるとうーんという気になってしまう私であるが、すぐ答えてくれたし動機は、よくある動機ではあるのだが、強くなりたいということと、楽しそうだからということだった。強くなるために力を貸すことはできるかもしれないが、楽しそうだからはいまいち、ピンと来なかった(ほとんど普段はセカンドでうつ人は少ない=私も含む)ものの、無難な動機である。そしてなぜあまり新規を受け付けなかったといえば、うちは30人いて対抗戦においては来てくれた人にはでてもらいたい。

大体10人くらいは来てくれるので10対10前後で申し込めばほぼみんな試合にでれる。そういう人数的なバランスも丁度よかったのもあり新規に関しては慎重なのである。でも考えて見れば今現在頻繁にくるセカンドの人は少なく5,6人くらいかもしれないし、よく来る人が一人くらいならば入ってもらうのも結構いいことかもしれないという考えもあった。

更にキーを呼び、少々話してもらう。至って常識的で問題もなさそうなので入団を認めた。レート的に1700前後という話だが、なんと定石を多少うってきてるものの、定石名はほとんど知らないようで驚く。これはある程度は覚えてもらいたいところ。私のうった感触だとチアーとほぼ同じくらいの実力だろう。更にセカンドには女性最強と思っているウィッチがいる。

彼女と互角になれれば相当なものだから自分なりのペースでいいから努力してほしい。セカンドの軍団の特徴、割と平均年齢が高い、男の率が高いの両特徴に当てはまらないカコの入団は不安でもあるが、楽しみでもある。そして約1日で決めた名前はイリュージョンとなった。男女差はあると思うオセロだが、そんなの吹き飛ばすくらい強くなってほしいし、そうなれば私としても入ってもらったかいがあるというものだ。