真夜中に携帯が鳴る。
発信者を確かめた。(何だろう・・ )
「はい」
「もしもし・・ 」
「はい」
「あんた・・誰?・・・ 」
( お・・面白い・・拍手、拍手・・って言ってる場合か〜 )
「はぁ?」
「エッと・・・私・・誰にかけたんだっけ・・・ 」
( だめだこりゃ )
私は、気持ちを込めて切ボタンを押した。
これで済むとは思っていない。
再び携帯音。
「もしもし・・ 」
「はい」
「あのさぁ・・・ あんた、最低。」
( 最低?最低って・・・ どっちがだぁ〜!酔っ払って、かけてくんな〜! )
再び、ドスを込めて切ボタンを押す。
でも、多分、ダメだろう・・・ほら
「もしもし・・ 」
「はい」( あきらめ・・ 聞くしかない )
「何でさぁ・・ 逃げたの?」
「逃げた?」
「とぼけないで。私、見てたんだからねぇ・・ あいつが・・ 橋から飛び込むのも・・。
あんた・・ 逃げたじゃん。」
はぁ・・・ そうだ。