* * * 第 1 話〜第 3 話までのあらすじ * * *

物語は、韓国チュンチョンの町。
高校に通う18才の美しい少女と孤独な転校生の少年がバスの中で出会うところから始まります。
少女の名前は、ユジン。少年の名前はチュンサン。
ユジンとチュンサンの 初恋 が光を放ち始めます。そして、もう一つ...
長く険しい 運命 の扉も開こうとしていました。
父親を知らずに育ち、母を憎み、心に傷をおっていたチュンサン。その転校には、 ある目的 があったのです。
やがて、その冷たく閉ざされた心は、純粋で明るいユジンによって少しずつ溶かされていきます。
ここにもう一人の少年がいます。少年の名前はサンヒョク。ユジンとは幼なじみで、そして、ユジンをずっと愛していました。
チュンサンとサンヒョクの葛藤。ユジンにとってサンヒョクは、大切な友達でした。
そんな中、ある出来事をきっかけに、チュンサンとユジンは互いにかけがえのない存在になってゆきます。
大晦日の夜、ユジンはチュンサンを一人待っていました。二人で逢おうと約束していたのです。
前の晩、 あること でアメリカ行きを決心したチュンサンは、空港に向かう車の中で、自分を待っているだろうユジンを思っていました。
愛しいユジン...。
突然、車を降りてチュンサンはユジンのもとに走り出します。「どこへゆくの! チュンサン!」母の声を振り切って。
そして...。

翌日、教室に入ったユジンを待っていたのは、「チュンサン交通事故死」の知らせでした。
チュンサンの死が信じられないユジン。 チュンサンのお葬式に行けなかったユジンたちは、冷たい冬の湖で、チユンサンを送るのでした。
その夜、ユジンの元に届いていたのは、「はじめて」という曲の入ったテープ、チュンサンからのクリスマスプレゼントでした。

そして時は流れ、10年後、ユジンは「ポラリス」という名の会社でインテリアデザイナーとして、サンヒョクはラジオのプロデューサー、 高校時代の仲間たち、ヨングクは獣医、チンスクは失業中、チェリンは服飾デザイナーの勉強にフランスへ、それぞれの道を歩いていました。
そして、ユジンは、サンヒョクと結婚しようとしていました。
二人の婚約披露パーティの夜、...雪は...降り始めました....。
ユジンがチュンサンとはじめてキスをした日と同じ...その年はじめての雪...初雪が。

ユジンがパーティ会場に急ぐ人ごみの中、彼は、現れたのです。ゆっくりと歩きながら、初雪を見あげる遠いなつかしいあの微笑..。
10年間、心に秘め、忘れることのなかった人の姿でした。突然、われを忘れて走り出すユジン。しかし、彼の姿は見えなくなってしまって、ユジンは雪の中をさ迷い探し続けます。
一方、人々が帰ったパーティ会場では、サンヒョクや彼の両親、ユジンの母、妹、仲間たちがユジンを心配しながら待っていました。

数日後、なぜパーティに間に合わなかったのか、誰にも言えないユジンの部屋にサンヒョクがやってきます。パーティで渡すはずだった婚約指輪を持って。
しかし、そこで見たのは、ユジンの悲しいメモでした。
「 私が見たのは夢だったのかしら
    あなたのこと まだ全部覚えてる
    あなたの弾くピアノの音
    一緒に歩いた湖の夕焼け
    私の手を握りながら
    口もとに浮かべた その微笑みも みんな覚えてる
    
    いつも 祈ってたわ
    私の記憶の中にある あなたの笑顔を
    もう一度見せてくださいって
    初雪が 私の願いをかなえてくれたのかな
    あの日 テハンノに降る初雪の中
    私 ひとりで夢を見ていたわけじゃないわよね
    
    ねぇ チュンサン
    今どこにいるの.. どこで何をしているの.. 」
サンヒョクとの婚約パーティの夜、初雪の中で見た姿を求めて、以来ユジンは街中を捜し歩いていたのでした。
メモを読んで、必死でユジンを探すサンヒョクの眼に、冷たい冬の街に一人座り込み、うつむく彼女の姿がありました。

サンヒョクの愛に答えようとするユジン。 二人の関係を心配したヨングクとチンスクは、なつかしい高校の部室で、仲間だけで婚約を祝おうとします。そこには、フランスから帰国したチェリンも来ていました。 チェリンは、高校時代、チュンサンに片思いをしていましたが、ユジンにかなわなかったのです。
しかし、その日のチェリンの態度には、何か得意げな様子がありました。
チンスクが「音楽をかけようよ」と言い出します。選び出したのは、チュンサンとユジンの思い出の曲「はじめて」でした。それはユジンが忘れようとしている姿を呼び起こすものでした。
再び、チュンサンへの苦しい思いがよみがえるユジン。
そして....突然、ドアにノックの音が。
現れたのは、初雪の夜、ユジンが見たミニョン(チュンサンに生き写し)でした。 ミニョンは、チェリンがここに呼んだ、彼女の恋人だったのです。
呆然と立ちつくすユジンたちの前に、チェリンに微笑むチュンサンの姿がありました。

ユジンは、チェリンが連れてきたミニョンを見て激しいショックを受けながらも、そんな自分をサンヒョクには見せまいとします。
そんな中、ユジンは、契約交渉中だった事務所に、最終チェックのため呼ばれて行きます。その事務所の新しい責任者は アメリカ育ちで韓国は始めてだという噂の建築家でした。
現れたのは、ミニョンでした。