誘引



 蕾ができたと思ったら、早速次の作業「芽欠き」や「誘引」が待っている。




このまま放っておくと、テントを突き破る
5月10日〜20日頃

いよいよ誘引作業が始まる。

上に伸びようとしている葡萄の蔓の先端を、 テントの横に張り巡らせている鉄線にテープ付きホッチキスでくくりつけていく作業

この日は一人で約3時間かかった。一回の誘引に費やす時間は5時間程度。 これを生長に応じて2〜3回繰り返し実施する。
仕事が終わった後、首が痛くて大変・・・
現在(2005年)は木も少なくなり1回あたり約2時間で終了
折らないように慎重に折り曲げてくくりつけていく上の写真の蔓の先を持ち、ゆっくり曲げながら鉄線にくくりつけていく。

午前中は生長が活発で早く、無理をするとすぐ折れるため、生長が止まる午後2時以降が最適。
誘引が終わって3〜4日経過すると、テントの外に向かって伸びていく。

今年は木によって生長速度が異なり、まだ誘引できない木もある。



誘引に使用する道具


テープ付きホッチキス

円形部分にテープが入っている。
ハンドルを握ると上側の爪が下側のテープを引っかける
手をゆるめると自動的にテープを引き上げる
葡萄の蔓と鉄線の両方をテープでくるむように(指の部分が鉄線と蔓)押し込む
もう一度ハンドルを握ると、針で固定し、テープをカットする。
写真のような輪っかでくくりつける。