2011年



作業項目 作業内容
1月 皮むき・修理 ・今年は寒く畑が凍りつくことがある。害虫処理のため皮むきをする。
・鉄線が緩んだり、テントの支柱が錆びているため、少しずつ修理をする
2月 剪定 ・皮むきも一通り終わり、2月6日剪定する。荒剪定していたので約2時間で終了。相当木が傷んでおり今年どうなるか心配。
3月 テント張り ・6日日曜日。早朝より開始。10列。100m・2本準備していたが、昨年の残りもあり、新しいのが1本残る。来年は購入必要なし。妹夫婦も手伝いに来てくれ、約2時間で終了できた。
・石灰硫黄剤の瓶入りが今年発売中止になり、予防自体をとりやめることにした。
4月 ベンレート散布 ・4週連続で除草。鍬で削り取る。
・殺菌剤散布。10日・日曜日除草作業後午後実施。30g。300倍。100g1000円弱。
5月
薬剤散布
・今年、芽が出るのが遅かった昨年より更に遅くなったが、5月16日には約30cmくらいまで生長していた。
・芽欠きを行う。全体的に昨年より少なくなっている。
・殺菌剤アプロード(1000倍)とコナカイ、葉ダニ害虫対策に、ピラニカ(2000倍)を混ぜて30g散布(16日)(昨年より3日遅れ)
誘引
・芽が出るのが遅かった分、その後の生長が早く、5月20日誘引
薬剤散布
・台風直後の30日、3回目の誘引。テント修理のあと薬剤散布。
・ロブラール(1000倍)、スプラサイド(1500倍)40gを散布。
6月 整形・ジベレリン ・例年より約1週間遅れて整形。6月2日。
・すでに開花するものもあったり、誘引作業もあるなど、時間差作業が必要。帰りにジベレリンを購入。
・4時間除草(6月4日)するも半分も終わらない。
・ついに「ナイロンカッター」(2980円)使用(6日)早い、きれい、もっと早く購入すべきだった。
・ジベレリン処理(第一回目早咲き分:6日)
・ジベレリン処理(第一回目遅咲き分:9日)
・除草(14日)
・ジベレリン処理(第二回目:17日)
・オルトラン(水和剤:1500倍:19日)
・整形(28日)出来が悪く2時間で終了。
7月 ・農薬散布・袋掛け ・整形後農薬散布
・コテツ(2000倍・40g・5日)
・袋掛け(約1000枚・8日)梅雨明けした日、蒸し風呂のような畑での作業にうんざり。約4時間。
・猛暑の中、最後の農薬散布。スミチオン水和剤(1000倍)およびボルドー液(50倍・40g)17日
・除草(東半分・20日)
・除草(西半分・24日)
8月 ・収穫 ・初収穫(13日)5房:色はついているが少し酸味が残る。
・収穫(24日)贈答用に9箱+近所配布に約40袋:甘みも最高
9月 ・収穫 ・今年の出来はイマイチだ。房が小さく、粒も小さい。だが、味は最高だ。
・畑近くに蜂が巣を作ったらしく、飛び交っている。スズメバチだ。朝9時を過ぎると動き出す。動き出すと収穫できない。一部開いている袋の下から入り込み、1粒ずつ順に食べている。
・朝早くすべてを収穫し終了。
10月 ・荒剪定 ・今年で栽培も終わりだ。来年早々業者に頼んでコンクリートや鉄線の除去工事をする予定だ。わずか10数平米だけ県道として葡萄畑が取られることが決まった。
早ければ来年春以降、工事も始まるとか。残った5アールほどの畑で栽培を続けることもできるが、取られる土地のコンクリートは撤去しなければならない。
工事費や県道完成後の排気ガスのことを考えると葡萄栽培は断念せざるを得ない。
工事が終わると葡萄の根っこまで引き抜いてくれ、一般の畑として生まれ変わるが野菜も作れず、どうしたものか・・・・
 

平成24年2月。ついに葡萄の木が切り倒され、コンクリート支柱やネット類が撤去され、更地になってしまった。
農薬散布、芽欠き、整形などの厳しい作業から解放されるのはうれしいが、やはり寂しい・・・