2010年 葡萄作業の記録




作業項目 作業内容
1月 除草・皮むき 2006:冬だというのに草がびっしり。木酢液で実験するも、すべて失敗。除草は難しい・・・
農ポリで畑の周辺を覆う。2008年は寒くほとんど生えてこなかった。
2月 皮むき・除草・剪定 ・根から水分を吸い上げる前に、新芽を1〜2個残して剪定(2007年は暖冬のため1月下旬に完了)
・2007〜2010年、コナカイ予防のためついに「石灰硫黄剤」を散布。
3月 棚の修理・テント張り ・ビニール1本:0.03mm×150cm×100mで約6列
・テント固定用ロープ、ビニール止め、ホッチキス準備(2008年2万本購入)
4月 薬剤散布 ・4月中旬:ベンレート水和剤;褐斑病、うどんこ病 (200倍)40g
5月上旬 芽欠き・薬剤散布・誘引 ・芽欠き→1坪あたり17〜18本。新芽が5〜20cmのとき、1つの茎に1つだけ残し、他は切る。
・薬剤散布→アプロード(1000倍)コナカイなど害虫、ピラニカ(2000倍)葉ダニを混ぜて40g(今年は寒いため5月13日実施)
・誘引→枝から出た1本を棚にくくりつける。(1回目、5月18日) 
5月中・下旬 薬剤散布・誘引・整形 ・薬剤散布→ロブラール(1000倍)ベト病、晩腐病など、スプラサイド(1500倍)コナカイガラムシ、混ぜて40g
・誘引の続き。(2回目、5月22日、29日) 
・整形・・・ジベレリン処理と間引きを兼ね、1房ずつはさみを入れ整形。4時間以上かかった(5月29日)
6月上旬 ジベレリン処理
(1回目:種なし処理)
・ジベレリン1.6g+フルメット5_g+ロブラール4gをこの順に4gの水に溶かす。(1回目ジベレリンは曇りとか夕方に行う)
・満開から4日後までの間に行う。(6月8日・曇・二人で3時間)
6月中旬 農薬散布 ・オルトラン水和剤散布(1500倍)40g散布。(6月12日・晴)
ジベレリン処理
(2回目:肥大化処理)
・ジベレリン1.6gを2gの水に溶かす。(1回目ジベレリンの2倍の濃さ)
・1回目実施から10〜15日後、天気のよいとき実施。梅雨の中日となった6月17日実施
6月下旬 玉直し ・形のよくないものを除き、全体のバランスを考えながら間引く玉直し。
・6月28日・猛暑のため3列残す。残りは7月1日
7月上旬 農薬散布 ・アミスター10・・・晩腐病、ベト病、さび病などの病気対策。水和剤1000倍
・コテツ・・・アザミウマ、毛虫などの害虫処理。水和剤2000倍
・7月3日実施
玉直し ・袋掛け直前の最終確認(7月8日実施)
7月中旬 袋掛け ・7月10日実施するも800枚では足らず300枚追加購入。二人で4時間かかった。
農薬散布 ・袋掛け後実施。ICボルドー66D(50倍)+スミチオン(1000倍)スミチオンは収穫21日前以上の間をおくこと。7月18日実施
8月 除草 ・一斉に伸びた雑草。最初は削りとっていたが、勢いに負け草刈り機で刈り取る。
初収穫 ・今年は暑く、いつもより早く色づく。8月15日、約40房収穫。色はいいが少し酸味が残るものがあり、あと1週間あとくらいからよくなりそう。
8月〜9月 収穫 ・今年は甘みも多く、ここ数年の中で最高のできばえであった。
 収穫日:8月15日、8月29日、9月5日、9月9日、9月12日、9月15日。
9月 荒剪定・農薬散布 ・コナカイの越冬を防ぐため、今回初めてこの時期に農薬散布を決意。そのためには少し早いが荒剪定と除草作業を実施。9月19日荒剪定、9月23日除草と散布(スミチオン)。
10月 除草 ・今年の夏の暑さに、勢いをなくしていた雑草も、この時期の雨にものすごい勢いを増し、いわゆる草だらけ状態。今までのように鍬を使っての除草作業はできず、草刈り機に使い古した刃を付け替えて、草の根を一気に刈り取る。1週間後それを集め、さらに1週間後火をつける。
11〜12月 畑作り・テント撤収 ・除草後再び小さい草がびっしり状態。今度は火炎放射器で焼き尽くす。昆虫や害虫どもが逃げ場を失い一気に昇天。約2時間で焼け野原状態。使った石油は2g。
・毎年購入している便利で有効な葡萄用肥料。15kgが2300円にもなっていた。昨年は1500円程度。2袋を畑に撒く。牡蠣の殻を粉砕したものも入っているため、メガネとマスクは必需品。
・小型耕耘機で肥料を土に混ぜる。根を切らないように注意が必要。
・午後、晴れていたためビニールテントを撤収。