タイトル『アラモ君,最大の危機』


大雪の中,一路象潟を目指すアラモ君を襲う危機,そのT

 お正月にPキャンをした後,エキゾーストマニホールドの修理のためドッグ入りしていたアラモ君の修理が終わり戻ってきたのは1月末でした。
 そこで,早速その仕上がり具合を見るため,暴風雪警報が発令されているにもかかわらず,一路象潟を目指したのは2月3日のことでした。
 古川まではそれほどでもなかったのですが,その先は凄まじいばかりの地吹雪で,前を行く乗用車が屋根の部分を残し地吹雪の中に完全に隠れてしまい,まさに一寸先も見えない状態でした。
 我が家のアラモ君は幸い車高が高いのでそれほどひどくはありませんでしたが,中には途中でUターンをして帰っていく車も何台か見受けられるほどのすごさでした。
 おかげで超のろのろ状態で,普通2時間弱もあれば鳴子まで辿り着けるのが3時間もかかってしまい,やむなくなるこのパーキングエリアで昼食を取る事にしました。
 第一の危機はその時起きたのです。
壊れたポンプ 食事も終わり妻が洗い物をすべく水道を使い出すと蛇口を閉じてもポンプが止らず回りつづけているのです。『あれっ』とは思ったのですが大して気にも止めず出発の準備をしているとやがてちょろちょろと水音がしてくるではありませんか。
 ふと足元を見ると三列目の座席の下のFFヒーターのところから水が流れてきているではありませんか。
 慌ててシートをあげてみると中は水浸しでFFヒーターも半分水没しかけていました。とりあえず水道ポンプの電源を切った所水音も止ったので犯人はウォーターポンプあたりだと確信し,早速「AtoZ」社に電話を入れたのです。
 工場の方に説明していただき,ポンプを確認するとまさにそのポンプの根元から水が噴出しているではありませんか。
 工場の方の話だと,もともとこのポンプの弁はボイラーなどの重要なパーツを保護するため壊れやすく作ってあるとのことで,我が家でも水抜きはちゃんとしていたつもりだったのですがポンプ内に残った水が凍結して弁を壊したのではないかということでした。
 ポンプを送っていただくことにしてこの件は一件落着,無事に危機を乗り越えました。
 出掛けでかなり時間も経ってしまい,外の雪も止むどころかますます激しさを増してくるようなので,今回は無理をせずここから引き返すことにしました。


アラモ君を襲う第2の危機

 その危機は鳴子から帰る途中に起きました。
 最初は順調に走っていたのですが,古川にはいる手前あたりからシフトリバーが硬くなってきてギアチェンジが大変になり,ダフルクラッチを使ってもギアが抜けなくなってきたのです。何とかごまかしごまかし来たのですが,やがてクラッチがまったく踏めなくなってしまい,とうとう国道4号線との交差点の信号で動かなくなってしまいました。
 落ち着いて深呼吸をして,まず一度エンジンをきったところギアが入ったのでその状態でエンジンをかけ,とりあえず交差点を脱出してその先にあったファミレスの『ココス』のそばまで行ったところで,再度ダウン,その後はまったくクラッチが切れなくなりとうとうギブアップしてしまったのです。
 すぐにJAFを呼んだのですが,その日は折からのの大雪で事故が多発していたため,JAFの事務所は目と鼻の先だったのにも係わらず2時間近く待たされました。
 早速観て貰ったところ,案の定クラッチが壊れているとのこと,勿論移動は不可能で石巻まで牽引すると3万円近くかかるとのことでした。
 そこでやむを得ず日頃からお世話になっている石巻の自動車屋さんに電話して無理をいい,社長自ら車載車で迎えにきてもらうことにしました。
 「AtoZ」社にも電話したのですが,担当の安田さんも思わず絶句するしかありませんでした。
 とにもかくにも青息吐息で石巻に辿り着いたのはすっかり暗くなった午後7時ちょっと前でした。
 まさにアラモ君,最大の危機はこうして何とか乗り切ったのです。
 翌日,車を見ていただいたところ,クラッチをスライドするシャフトが折れ,その破片がクラッチ本体も傷つけたため動かなくなったとのことで,アラモ君再び2週間ほどの長期入院となってしまいました。
ちなみにその後「AtoZ」社の安田さんからは度々連絡をいただき,クレーム扱いで処理していただけたので正直,大変助かりました。