
今回は前回の『晩秋の十和田』に味を占め,もう晩秋で観光客も少なくなったであろう日光へ向かうことにしました。
そういう訳で11月17日の金曜日,いつもながらに午後6時には自宅を出発し,一路東北自動車道の大和ICへと向かいました。
夕方まで降っていた雨もあがり,我が家のアラモ君は順調に南下を続け,午後7時半には福島県の「吾妻PA」に到着,そこで軽く夕食を摂り,更に南下を続けました。
最初の予定では,「日光宇都宮道路」に入りそこの「日光口PA」でPキャンしようと思っていたのですが,色々情報を集めると夜はかなり寂しく治安にも不安があるようなので,東北自動車道の「上河内SA」の条件がよければ,ここでPキャンをする予定に変更し,一路「上河内SA」へ向けてアラモ君はひた走りました。
東北自動車道は大型トラックがかなり多かったものの順調な流れで予定より早く午後10時には「上河内SA」へ到着しました。
誘導路からSAの中に入っていくとやはりかなり大きなSAでトラックもかなりの台数が止っていたのですが,大型と乗用車のエリアが樹木で完全に分けられており,その樹木が緩衝帯の役目をしているのか,思ったよりも静かでした。
これなら前回の十和田へ行った時にPキャンした「花輪SA」よりも静かなので,今夜はここでPキャンをすることにして,早速出来るだけ条件のよさそうな場所に車を止め前輪にスペーサーをかませてPキャン態勢に入りました。
最近は愛犬の「もも」もすっかり慣れ,外に連れ出すとすぐにおしっことうんち(後始末はちゃんとしてます)を済ませそそくさと車に帰ってくるようになりました。その間に妻はベッドメイクを完了しており,車に戻ると即ビールで乾杯し酒盛りと相成ります。
翌日はほかの車にあまり迷惑をかけないよう早めに「いろは坂」を攻略すべく,いつもより早い8時過ぎには出発しました。
天気は朝から快晴で最高の晩秋が楽しめそうでした。宇都宮ICから「日光宇都宮道路」へ入り「清滝IC」で有料道路を降り「いろは坂」の登り口についたのはまだ9時半前で,前後には他の車が全然いなかったこともあり心置きなく「いろは坂」を登ることが出来ました。
問題の「いろは坂」ですが,黒煙は多少出たもののそれも思ったほどではなく,スピードも予想以上に出たのでかなりスムーズに登れ,正直,あっけなかったほどでした。
ところが登りきって中禅寺湖に到着するとそこはすでに冬でした。強風の中,時折雪もちらつくなどすっかり初冬の装いになっており,まばらな観光客も寒さに震えていました。せっかくここまで来たので「竜頭の滝」や「戦場ヶ原」まで足を伸ばしたのですがあまりの寒さにろくに観光も出来ませんでした。
そこで早めに下に下りて「日光東照宮」をゆっくり散策することにしてアラモ君に乗り込んだのです。
中禅寺湖は観光客もまばらだったのでこの調子なら東照宮もかなりゆっくり観て歩けると踏んだのですが,それが大きな間違いだったのに気付かされるのにそれほど時間はかかりませんでした。いろは坂を下り日光の街中に下って来るとあっという間に渋滞に巻き込まれ,にっちもさっちも行かなくなり,東照宮の駐車場に着くまで1時間半以上かかってしまいました。駐車場も満杯でよほどやめようかとも思ったのですがここまで来て見ないで帰るのも腹立たしく,とりあえず東照宮方面へ行ってみると案の定,人人人でごった返しており,「もも」も抱っこしないと歩けない状態でとても観光どころではなく,やむなく途中で引き返してきました。さすがは世界遺産の日光東照宮だと妙なところで感心させられました。
とにかくここでは食事もままならないのでとりあえず日光を脱出することにしたのですがメインストリートは相変わらず大渋滞なので,今市への抜け道という矢印を頼みに裏街道へと入りました。これが実に快適で途中「所野公園」というところで車を止めちょっと遅めの昼食を摂り無事今市へ抜けることが出来ました。
次の問題は今晩の夕食でした。この日は塩原まで戻り「塩原グリーンビレッジ」でキャンプをする予定だったのですがこの先食料をゲツト出来そうなところはなさそうだったのでやむを得ず「ジャスコ」の看板が出ていたのでここで食料を調達することにしました。所詮スーパーなので和食なら何でもいいやということでおすしと焼き鳥をゲットして一路塩原へと向かいました。
途中鬼怒川を過ぎたあたりから雪が降り出し,国道121号線の「上三依」あたりはすっかり雪化粧でした。そこから峠越えをして塩原に降って来るとさすがに雪はなく,無事「塩原グリーンビレッジ」に到着したのは午後3時ごろでした。相変わらず風が強いキャンプ場ですでにテントを張ってあるサイトではタープが倒れたりしていたので今回もスクリーンテントの設営は見合わせることにしました。
そうなると食事の準備はあらかた出来ているし設営の手間は無いしすることがありません。ところがこのキャンプ場はオフシーズンの11月中旬から4月の始めまで,隣接している「福の湯」という温泉がキャンプ泊の人に限りなんと無料(通常は土日900円)で入れるのです。早速「福の湯」でのんびり温泉に浸かったのは言うまでもありません。その後寝る前にも一度,翌日は朝6時半からキャンプ場内の露天風呂へその後帰る前に再び「福の湯」へと都合4回も入ってしまいました(元は完全に取ったかな)。
次の日,いつもですとそのまま東北自動車道に乗り一路帰宅するのですが,それではつまらないと妻が言うので,行ける所までという事で会津越えをすることにしました。国道400号線で「上三依」まで出て,その後国道121号線に乗り「会津田島」を経て一路「会津若松」へ。途中路肩には雪があったものの道路はウエット状態でアイスバーンにもなっていなかったため,安心して走ることが出来ました。
実は今回の旅行の前に万が一に備えタイヤをスタッドレスに替えておいたのです。
おかげで雪が降っても心配することは無くむしろ他の車がゆっくり走ってくれるため,アラモ君も十分流れに乗って走ることが出来ました。
途中,会津若松を過ぎたところでもまだ12時前だったので猪苗代湖に寄る事にしました。いつも脇を通っていたのですが夜ばかりで一度も湖を見たことがなかったので今回は天神浜という遊泳場まで行き砂浜で「もも」と三人戯れました。
その後アラモ君も絶好調なので土湯峠越えをして一気に福島市へ抜けることにしました。しかしさすがに1000メートル級の峠は違いました。途中沼尻というところを過ぎたあたりから路面は圧雪状態となり上り坂では我が家のアラモ君,登坂車線を走るのですがそれでも走行車線を走る車より早くなってしまう有様で,峠を上から下ってくる車に至ってはのろのろ運転がやっとという状態でした。途中橋の欄干の端にぶつかって大破している車(あと1メートルずれていたら谷底へ落ちるところでした)もあり,まさに「冬の峠道は侮れません」ということでした。幸い土湯のトンネルを抜け福島側に少し走ると雪も無くなり,「道の駅つちゆ」あたりはすでに路面も乾いていました。
その「道の駅つちゆ」で遅めの昼食を摂り,「フルーツライン」を抜けて福島市伊達地内で国道4号線に乗り一路北上,石巻に帰り着いたのはそれでも午後5時前でした。 今回高速を使わずに塩原から帰ってこれたのは正直驚きで,これからのPキャンへ向けかなりの自信となりました。
今回のアラモ君の全走行距離775.6キロ,特に最終日は314.3キロも走りました。
さて,次回はといいますと,当然12月ともなれば東北はすっかり冬支度,どこへ行けばいいものやら,乞うご期待。