海鮮グルメの夢再び



今回は再び海鮮グルメを求めて新潟方面へ


 今回は,前回味を占めた日本海の海の幸を求め,会津若松から新潟に抜け,日本海沿いに北上し,山形県小国町の『白い森AC』でキャンプをすべく10月22日から2泊2日のPキャン旅行に出発しました。
 この日も午後5時にはそそくさと会社を後にし午後6時には出発したのですが,如何せん雨がかなり強く降っており,前回のようにスムーズには走れませんでした。
 それでもなんとか仙台を抜け,国道4号線を南下し白石市のはずれのパーキングに着いたのは,すでに午後7時を大きく回っていました。
 食事もそこそこに出発したのですが雨はますます強くなるばかりで,当初は前々回『塩原グリーンビレッジ』へ行ったのと同じルートで福島市土湯から国道115号線で猪苗代に抜け,磐越道の『磐梯山SA』でのPキャンを予定していたのですが,これを断念。福島県に入ったところで東北自動車道『国見IC』から高速に乗り一路南下,『郡山JCT』から磐越道に入り『磐梯山SA』へのルートに変更しました。
 『郡山JCT』から先の上りはかなりきつかったものの何とかクリアし『磐梯山SA』に着いたのはまだ9時を少し回ったところでした。雨もだいぶ小降りになり『もも』を散歩させ,車内で夫婦しての酒盛りと相成りました。
 翌朝,前々回のこともあり一応覚悟はしていたのですが,今回もやはり午前6時を過ぎると団体の観光バスが続々と到着し始めたのには,本当に驚きました。本当に一体どこから何時出発したらこの時間にこのSAに来れるのでしょうか,それもかなり出来上がった状態で・・・。
 次々に到着する団体客に驚かされながらも,朝食を済ませ,『磐梯山SA』を出発したのは午前9時過ぎでした。天気は快晴でしたがこの地方独特の朝霧の中,この前同様,次の『磐梯河東IC』で高速を降り,一路日本海へと国道49号線を西進し始めました。
 山間部を走る割りにはそれほど勾配もきつくはなく,前回から入れだした添加剤の効果もあり,我が家の『アラモ君』は順調に西会津を抜け,鳥井峠で新潟県に入り,津川町から隣の三川村に向かっている最中,そのハプニングは起こりました。
 向かって左手に阿賀野川,真中が国道,右手には磐越西線が走っているのですが,その磐越西線のトンネルの出口にかなりの人数の人が集まっているのです。
 何事かと見ていると,その瞬間,トンネルから白煙を上げながらSLが出てくるではありませんか。そうです,磐越西線で日に2往復しているSLのC57だったのです。トンネルから出てくるという撮影には絶好のロケーションなのでたくさんのSLマニアがその瞬間をカメラに収めるべく待ち受けていたちょうどその時,我が家が通りかかり,その決定的瞬間を見ることが出来たのです。
 もう,夫婦して大興奮,なんと運がいいのだろうと車の中で大騒ぎとなりました。でも愛犬の『もも』だけはうるさそうにこちらをにらんでいました。
 道の駅『みかわ』にてその興奮も覚めやらぬまま,当初から目星をつけていた『道の駅みかわ』に到着しました。ここには結構大きな海鮮市場があったのですが,中を覗くと観光客向けの市場という雰囲気で,今晩の酒のつまみになるような魚介類ではなく,お土産や宅急便で送るような海産物ばかりでした。ちょっと残念でしたが今回の本星はもっと先にあるのでとりあえず新潟の地酒5本セットをゲットして道の駅を後にしました。
 そうです,今回の目玉はインターネットのホームページでゲットした情報で『紫雲寺AC』の近くにあるおさかな市場なのです。期待に胸膨らませながら豊栄市で国道49号線から海沿いを走る国道113号線に入り,聖籠町を過ぎお目当ての紫雲寺町に入ってきました。海鮮市場の詳しい場所は判らなかったのですが,記事を読む限りではかなり大きそうなのでそれほど心配もせず,国道を走っているとまず『紫雲寺AC』を見つけました。記事に載っていた通り9月末までの営業なのでその時はすでに閉鎖されていましたが,これも問題なし。更に北上すること数分,ありました,お魚市場と書かれた大きな看板が。国道から逸れ,中に入っていくと大きな駐車場があり,その先に何件かのお店が並んでいました。
 ところが,どうも雰囲気が違うのです。駐車場はがらんとしており,お店も閑散としていて,どう見ても・・・。
 一部の店は開いていたのですが近寄ってみると内装工事の真っ最中。
 そうです,この市場は夏場だけの期間限定オープンの市場だったのです。
 期待していただけにショックはかなりのものでした。それでもあきらめきれず日本海沿いに北上したのですが,海産物を販売しているようなお店は見当たらず,苦し紛れに国道7号線に戻り『道の駅胎内』に寄り道したのですが,ここはレストランと温泉のみでお店もない始末。更に小国街道に入り『道の駅関川』『道の駅小国』と寄ったのですが,海鮮の『か』の字も無く,妻が一言,『さっきのSLで今回の旅の運を使い果たしたのよ』。その言葉はとても説得力がありました。
 しかし今回は海鮮グルメしか頭になかったので今晩の食事の材料はまったく用意して来ていません。やむを得ず小国町の中でスーパーを探して何か食材をゲットすることにしてあまり期待もせず街中を走り回ったところ,『アスモ』というかなり大きなスーパーを発見しました。田舎にしてはかなり立派だなと思いながら,妻と中に入り無難な線で焼肉にでもしようかと精肉コーナーを物色したのですが正直あまり乗り気はしませんでした。
 と,すると妻が別にテナントで入っていた精肉店を見つけました。
 そのお店にはなんとホルモンからミノ,タンなどの焼肉の材料がテンコ盛りではありませんか。見た目にもかなり美味しそうで値段もリーズナブルなのでカルビと塩ホルモン,ミノをゲットしました。
 そんなこんなで『白い森AC』に着いたのは3時を回っており,早速前回デビューしたスクリーンテントを設営したのですが,前回で要領を得ていたので15分足らずで設営も終わり,そっそく川向いのお風呂で一汗流しビールを飲みながら炭をおこし焼肉の準備をはじめました。
 炭が熾き火になったのを見計らいスクリーンテントの中で焼肉をはじめたのですが,この焼肉のおいしいこと。ホルモンの味付けも良く,このお店はまさに「ひょうたんから駒」という感じで,次にこのキャンプ場に来るときは必ずこの焼肉にしようと妻と話しておりました。妻いわく,「まだ運は使い切っていなかった。』
『白い森』テントサイト と,そのとき,管理人の方が見えて『今きのこ鍋を作っているので出来上がったら呼びに来ますとの事』。その後,待つことしばし,多少待ちくたびれた頃になり管理人の方が呼びに来たのですが,如何せん我が家は『ワンコ』連れ,その旨を話したら別にかまわないというのでお言葉に甘え,管理棟に行くとそこにはストーブの上の大鍋が美味しそうな臭いを振りまいています。早速いただくとこれが美味しいこと,味噌仕立てで,きのこが数種類,それ以外にもにんじん,ごぼう,お肉など実に具沢山の鍋で,ずうずうしくも2杯もお代わりしてしまいました。
 その後,ビールやワインを飲みながらいろいろお話を伺ったのですが,ここの管理人の方は自らも『エアストリーム』を所有する根っからのオートキャンパーで今回も福島から御一人で『エアストリーム』を引いてきた常連の方も居り(この方,ほとんど副管理人),昨年のクリスマスの時の写真(なんと積雪1メーター以上なのにサイトが除雪してあり,もっと驚いたのはお客が居るのです。)などを見せていただき,楽しい夜を過ごさせていただきました。
 正直,このキャンプ場は昨年訪れたときにはあまりいい印象が無かったのですが,これを払拭して余りあるものでした。
 最近思うのですが,「八幡平のアスピア」といい,この『白い森』といい結局はその訪れたときのちょっとした印象で大きく変わってしまうことをつくづく感じています。
 それはさておき,翌日も快晴で,朝風呂に入った後,のんびり撤収を完了し,一路小国街道を山形方面へ,赤湯温泉で国道13号線に入り山形からは山形自動車道,東北自動車道を乗り継ぎ,『大和IC』で高速を降り,無事石巻に帰り着きました。
 今回の『アラモ君』の全走行距離650.2キロ,我が家に来てすでに4,000キロ近く走ったことになりますが,ますます絶好調の『アラモ君』です。
 次回はいったいどこで珍道中を繰り広げるやら,乞うご期待。