アラモ君,初のPキャン

 前回の走行で自信をつけた我が家は次の週の連休を利用して,初のPキャンに挑むことにしました。
 9月22日は休暇を取り,21日の夕方から国道47号線で鳴子の峠を超え,新庄・酒田を抜け,その先の「道の駅鳥海』でPキャン,翌日は秋田から大曲・田沢湖を超えて八幡平の『アスピア』で1泊,更に下ってきて中尊寺から山越えをして一関の『厳美オートキャンプ場』で更に1泊という,我が家にとっては壮大な大キャンプツアーとなりました。
 初日,出発に手間取ったものの順調に距離を稼ぎ7時過ぎには鳴子温泉郷にある駐車場(トイレ付き・多少傾斜はあるもののPキャンをたまに見かけます)で夕飯を取り,一路酒田めがけて出発しました。
 その後も順調に走り,午後9時40分には,当初のPキャン予定地の「道の駅鳥海』に到着しエンジンを切り外に出ました。外は秋口特有のなんとも艶めかしいと言うか清々しいと言うか,とにかくとてもいい気分でした。
 しかし,アラモ君最大の危機はここから始まったのです。
 最初に止めた場所が多少傾斜していたので,向きを変えようとエンジンをかけたのですが,なんとエンジンがかからないではありませんか。もう一度,そしてもう一度,それでもアラモ君のエンジンはかかりません。落ち着いて冷静になりエアコンやファンのスイッチを切り,祈る気持ちで再度キーを回したところ,やっとアラモ君のエンジンが目覚めてくれました。
 考えられるのはバッテリーかオルタネーターの不良ですがバッテリーは新しいし,とにかくスタンドで見てもらうことにしました。
 実は道の駅の向いにスタンドがあったのですが,どうせ診てもらうなら給油もしたいと思い,来る途中2,3キロ手前にリッター71円のスタンドが在ったので,その時はまだ事の重大さに気がつかず,そこまで戻ることにしました。
 スタンドに入り,エンジンを切ったところ,案の定エンジンはかかりません。見た目は怖いお兄さんが二人いたのですが,これが実に親切で,いろいろ見てくれ,バッテリーチャージャーでとりあえず充電してエンジンはかかるようになりましたが,お兄さんの言うことにはおそらくオルタネーターじゃないかということでした。
 とにかくここに居てもしょうがないので,走りながら充電するために負荷がかかるエアコンやファンはすべて切ってとりあえず,国道7号線を北上することにしました。
 これが大冒険の始まりでした。
 とりあえずアラモ君は順調でしたが『道の駅象潟』を過ぎたころから,なんとなくヘッドライトが暗くなってきました。その後5分も走ると明らかに暗くなり,速度を落としての走行を強いられました。たまに後方から追い抜く車があるとこれに必死になってついていくのですが,如何せんアラモ君,スピードが出ません。やがてライトはほとんど意味をなさなくなり,ついには方向指示器さえつかなくなりました。
 いくらなんでもこれじゃまずいぞと思ったその時,『道の駅にしめ』の明るい看板が目に飛び込んできました。時に午後11時30分,まさに地獄に仏とはこのことです。
 とりあえず,路面のいい場所を探してエンジンを切りました。本当にアラモ君,よくがんばってくれました。
道の駅にしめ この『道の駅にしめ』は24時間営業の温泉(1時間400円,800円で3時間生ビール付き)が隣接し,ロケーションもいいため,大型トラックから一般の車までPキャンしており,多少うるさいものの治安も良く,Pキャンには実に好都合の道の駅でした。
 その後のことは明日考えることにしてその日はとりあえずビールを飲んで寝ました。
 翌朝,早速「AtoZ」社に電話して修理の確認を取り,その後JAFを呼びました。
 以前,JAFはキャンピングカーは対象外と聞いていたのですが,電話したところ,バスタイプや大型車じゃなければ大丈夫との事で一安心しました。
 修理中のアラモ君見ていただいたところ,やはりオルタネーターが壊れているとの事。このJAFの方がとても親切で日産のディラーに持ち込んでしまうとおそらく2日以上修理にかかるので知り合いの電装屋さんに部品があるかどうか聞いてあげるということで問い合わせていただきました。そうしたら,新品はないが同様のものはあるので対応できるということで,急遽わざわざ来ていただき,オルタネーターを交換しました。
 電装屋さんの話では,前のバッテリーが古いのに新しいサブバッテリーを並列につないだため,オルタネーターに負荷がかかり壊れたのではないかとの事,ついでということなのでアンペア数の大きいオルタネーターをつけていただくことが出来ました。ラッキー!!
 結局,JAFの方と電装屋さんのおかげで,にしめの駅に居たままにして修理も終わり午後3時には出発することが出来ました。
 その後大曲・角館を突っ切り,田沢湖を抜けその先の玉川温泉の上りも何のその,黒煙とともに走りすぎ,無事6時前には『アスピア』に到着しました。
 アスピアのアラモ君さすがに暗くなっていたため,タープは設営せず,車の中で夕飯を食べることにして,とりあえずお風呂にいきました。昨年ここにきたときはキャンプサイトもほぼ一杯でお風呂にいたっては芋の子を洗う状態だったのが嘘の様で,私たった一人,まさに貸切でした。妻も同様だったようで,翌日見てみると我が家を含めテントサシトはわずかに5組だけでした。今回はオフシーズンということで値段も半額,しかも朝風呂券付きと至れり尽せりで,オフシーズンの『アスピア』はお勧めです。
 翌朝,もう一度お風呂にゆっくり入り,11時過ぎに『アスピア』をあとにして一路『いちのせき厳美渓オートキャンプ場』を目指しました。
 今回は問題もなく無事キャンプ場につきましたが天候が下り坂ということでその日もタープの設営はせず(前回で懲りているので無理はしません),とりあえず『もも』を散歩させたあと,近くの黒滝温泉につかりにいき,帰ってきて車の中でビールを飲みましたがそのうまいこと。
 翌日は朝から雨でしたが,何せキャンピングカーなので撤収の心配がないので実に気楽でした。のんびり朝食を食べた後,帰路につきました。
 スタートはどうなることかと思いましたが,終わりよければすべてよし,また「AtoZ」社の対応もよかったので気分よく帰ってくることができました。