第2章 ハプニングなんかなんのその


 このままでは当然走れるわけも無く、とりあえずJAFを呼ぼうかと考えていたら、物音に気付いたのかその温泉の方が出て来てアラモ君を見て唖然。 その方曰く、JAFより近所の修理工場の方のほうが早いということなので、お願いすることに。
 10分ほどで修理工場の方が駆けつけてくれましたが、やはりアラモ君を見て目が点に。
 しかしさすがプロ、ハンマーの柄の部分をてこに使い押したり引いたりすること数分、何とかドアを閉めることが出来ました。その後ロックを調整してまずは応急処置完了。ロックさえしておけば走ってもドアが開くことは無いとのこと、まずは一安心。
 問題はその後です。すでに時刻は午後2時過ぎ、これから帰っても我が家に着くのは真夜中になってしまいます。運転席側のドアさえ開けなければ走行には問題ないということなので、温泉にも入りたいしこのまま旅行を続行することに。
 そこで妻が一言、『ドアの写真撮り忘れた』。我が家の夫婦の能天気さというか楽天的というか・・・。
 ということで事の起こりである『袋田の滝』へと向かったのですが、駐車場の強引な客引きにあきれてしまい、ここもパス。そのまま『道の駅だいご』へ向かいました。道の駅だいご
 結局「道の駅だいご」で遅い昼食、すでに午後3時を回っていました。でもこれが思ったよりヒットで空腹を差し引いてもかなりいける味でした。
 ここの道の駅は温泉もあるのですが、露天風呂は無いため、一休みした後、近くにある『大子温泉保養センター森林の温泉』へいくことに。
 入浴料も午後5時以降は500円とリーズナブルで、とにかく露天風呂が豪華で驚きました。少し雨が降ってきたのも風情があり、のんびりと疲れを流した頃には『ドア』のことはすっかり忘れていました。
 今日の泊りは『道の駅だいご』でということで来た道を戻りだしたところ、途中から、まさに車軸を洗うような土砂降り、でもドアから雨漏りすることも無く無事道の駅へ。
 お昼にこの道の駅でお会いした年配のご夫婦の話だとこの道の駅は何度も利用しているがいつもとても静かとのこと、その言葉に期待してPキャン体勢に入り、お決まりの宴会モードへ。
 さすが昼間の疲れが出たのか9時過ぎには二人とも爆睡モードに突入しました。ところが10時を過ぎるとなにやら怪しい気配が・・・。
 車が2台3台と入ってくるとやがてヒップホップの音楽が・・・。どうやらその音楽にあわせ踊っているようで賑やかな事、賑やかな事。しかし我が家は爆睡モード、うるさいなとは思いつつまた深い夢路の中へ、気がついたら次の日の朝になっていました。
 今日は最終日、これといって予定を立てていなかったのですが来た道を帰るのも能が無いということで福島県矢祭町を通り白河へ抜ける茨城街道を北上することに。もちろん目的は立ち寄り湯です。
 というわけでそそくさと道の駅を後にしてしばらく走ると『月待ちの滝』なる看板が。名前も風情があり、『袋田の滝』をパスしたこともあり、急遽寄ることに。これが大当たり。月待ちの滝と「もも」
 もちろん無料の駐車場完備で、朝もまだ早いということもあり誰一人いないことをいいことに「もも」と滝の裏へ。でもものすごい音に驚いたのか「もも」ちゃんパニック状態で大変でした。帰りに駐車場の売店の親切なおばちゃんとお話しをした後、アラモ君いよいよ福島県へ。
 しばらく走り石川町に入ったところで道端に片倉温泉の看板が。初めて聞く名前でしたがなんとなく惹かれるものがあり、向かうことに。川を渡り対岸の小高い丘の中腹にその温泉はありました。なんか敷居が高そうでちょっと迷ったのですが、取敢えず聞いてみようということで妻が旅館の中へ。こちらの人数を聞かれたうえで一人800円とのこと。
 ちょっと高いかとは思ったのですが、ここを逃すとどうなるかわからないので、入浴することにしました。するとすでに前夜のお客は帰った後でお風呂は貸切り状態、小さいながら露天風呂もあり最高でした。ただここはいつでも立ち寄り湯が出来るということではなさそうでした。
 その後、国道4号線に出てひたすら北上、昼食は地元の名物をと考えながら走っているうちに気がつくと福島市へ。これはイカンと言う事で途中伊達町から国道399号線へ入ったのが運の付き、結局食べたのは仙台の手前でそれもなんとカレーライスでした・・・。
 今回の我が家の教訓、お昼はどんなに遅くとも午後1時までには絶対食べること。
 というわけでアラモ君大ピンチを乗り越え、無事我が家へたどり着いたのは午後5時過ぎでした。
 ちなみにアラモ君の修理代、ドア一枚と侮る無かれ、なんと約16万円なり・・・。トホホ。