
二日目の朝は周りの話し声で目がさめました。「もも」を連れ朝の散歩に出ると何と駐車場はPキャンの車で溢れており、うわさに聞く道の駅『なるさわ』もかくやと言う混みようでした。加えて我が家を含めワンチャン大集合の様相で、隅ではなべ釜を出し煮炊きする人あり、椅子を出してコーヒーを飲む人あり、トイレの脇では水道から給水する車あり、まさにある意味壮観でした。挙句トイレにいたっては五個あるブースのうち4つは使用不能になっており、トイレを使うのも一苦労、早々に道の駅を後にする車もありました。我が家もそのうちの一台であることを思うとあまりえらそうなことは言えないのですが、Pキャン禁止にならなければ良いがと思わず思ってしまいました。
という訳で朝ご飯は昨日のきのこ汁におそばを入れたきのこ蕎麦を食べ、我が家もそそくそと道の駅を後にする事にしました。
今日の予定は『スカイバレー』を通り、米沢へ抜け、更に小国から日本海へ抜け北上して道の駅『庄内みかわ』でPキャンの予定ということでとりあえず有料道路の『スカイバレー』へ。ところがアラモ君、今日も急勾配に入るとお尻からうっすら『黒煙』が。不安がだんだん募っていきます。妻も不安なようで少し無口に。こりゃまずいぞとは思ったのですが、それを払拭するような紅葉が続き、しばし景色に夢中になりました。
とにもかくにも『スカイバレー』を抜け車は一路米沢へ。米沢市内は折から『上杉鷹山公250年祭』なるお祭りで市内は大混雑、早速『妻ナビ』の出番です。最近の『妻ナビ』はかなり正確になってきており、今回も無事市内を脱出、国道287号線で長井市まで行き、そこで国道113号線へ入り道の駅『おぐに』へ。ここでお昼と思ったのですがかなりの混みようなのでパス、海へ出てお魚系の昼食にすることで意見が一致したため、更に西行を続けること1時間、ついにアラモ君は日本海へ。
国道7号線から更に国道345号線へと入り、海を右手にみながらここから北上を開始しましたが、これが食べ物屋さんがまったく見当たらず道の駅『笹川流れ』に着いたときはすでに2時を過ぎていました。ところがここも駐車場からして満車状態でやっと車を止めレストランへ行ってみると満席の上、更に待っている人もちらほら。どうしようかと外に出ると道の反対側に民宿兼食堂が一軒、迷った末に中へ入ると混んではいたもののとりあえず座ることが出来て、メニューをみると一番安いのが刺身定食と焼き魚定食でいずれも1、500円なり。ということでこれを一品ずつ注文して待つこと15分、出てまいりました。焼き魚は小鯛で刺身も3品つき新鮮でおいしかったものの、値段が値段だけに妻も小生もちょっと不満足。とはいえおなかも一杯になったところで気を取り直し更に北上を開始しました。
その先も食堂らしきものはまったく見当たらず、20分ほどで道の駅『あつみ』につきました。驚いたのは3時頃になっていたにも関わらずここの食堂も一杯で、出た結論が『国道345号線沿いには食べ物屋さんがほとんどない』。
まだ時間も早かったので「もも」を連れ海岸へ行ってみると遊歩道が完備していて引き潮時には磯遊びも出来、早速「もも」を連れ岩場へお散歩。足場が悪いので注意が必要ですが「もも」はお気に入りの様子でなかなか帰りたがりませんでした。
3時半を過ぎたところで今晩の夕食もゲットしなければならないのでとりあえず北上を開始、途中で国道7号線へ入り鶴岡市内へ。鶴岡市内で海鮮市場を発見しここで鮪の切り落としをゲット、夕飯はこれと豚汁ということにして、道の駅『庄内みかわ』へ着いたのは午後4時半ごろでした。早速Pキャンポイントを探したのですが、これがとてつもなく大きい道の駅で温泉の位置も良く判らずうろうろ。やがてやっと判ったですが温泉は隣接するものの道の駅から直接行くことは出来ない様になっていました。とりあえず『なの花温泉』なる温泉の近くにアラモ君を止め「もも」を散歩させながら温泉を偵察に行ったのですが、これが結構距離があるのです。さらに、アラモ君の風上に一台のバンコンが止まっていたのですがこれが外にシートをひき椅子を出したまま、なんとエンジンもかけっぱなしになっているのです。距離は離れているのでそれほどうるさくはないのですが排気ガスがまともにアラモ君のほうへ流れてきているので・・・。
妻と話した末、出した結論はこの道の駅はパス。まだ5時ちょっと過ぎだったのでこの際、まだいったことのない道の駅『おおうち』まで一気に北上することにして、道の駅『庄内みかわ』を後にしました。
7号線を北上すること1時間半、更に秋田県本庄市で国道105号線に入り、道の駅『おおうち』へついたのは午後7時ちょっと前でした。駐車場にはキャブコンが1台とバスコンが1台、さすがに連休です。アラモ君を駐車場の入り口から一番遠いところへ止めたのですが、この場所がこの後の悪夢の始まりとは気付く由もありませんでした。
とりあえず温泉ということで行ってみるとここもわずか一人400円で露天風呂付き、こういう地元に住んでいる人が本当にうらやましくなります。ゆっくりお風呂につかりいつもの如くビールから日本酒へ。酔いも廻ったところで午後10時前、「もも」を散歩をさせに外へ出ると地元の兄ちゃん達が数人目に付きました。ちょっとやな予感はしたのですが眠かったこともありとりあえずは夫婦と一匹爆睡態勢へと突入しました。
『ガラガラ』という音で目がさめました。なんと先ほどの兄ちゃん達がスケボーをしているはありませんか。時計を見ると11時過ぎ、もうすぐいなくなるだろうと我慢すること1時間、12時の時報とともにシンデレラのように兄ちゃん達がいなくなりほっとしたのもつかの間、今度は近くに止めていた1BOXが寒くなったのか突然エンジンをかけたのです。さすがにこれには我慢できず、妻を無理やり起こし、めちゃくちゃ怒られたものの夜中の12時過ぎにアラモ君を始動、宿泊施設のある駐車場の入り口側へと移動しました。その後は朝まで熟睡となりましたが教訓その一『Pキャンするときは宿泊施設の近くがベター』。
今回の道の駅はいずれも温泉も良くこれまでにPキャンした中ではベスト5に入る道の駅だと思いますが、結局Pキャンについて回る問題としてそのときの他の車の状況やその時期、風向きなどによってまさに天国と地獄は紙一重だと今回痛感しました。もう少ししたらアップする予定のPキャン情報でも書こうと思っているのですが、たとえば道の駅『きさかた』なども冬場にPキャンしたときは海風のせいもあり国道の騒音や大型車の排気ガスも気にならなかったのですが、夏場、山からの風が吹くと車の騒音や果ては電車の走る音までかなりうるさかったときもあり、あくまでも『ケースバイケース』だと実感しました。
ということで後半はPキャンの難しさを痛感した今回の珍道中ではありましたが、最終日は帰るだけということで初日にゲットした舞茸を使い土鍋で舞茸ご飯に挑戦、待つこと1時間、車内に舞茸の香りが充満しだした頃、舞茸ご飯完成。これが実においしく昨日の悪夢はあっという間に雲散霧消。後は通いなれたいつもの道をひた走り、我が家へ帰りついたのは8日の午後4時過ぎでした。
今回の全走行距離2日目に1日で370キロ以上走ったため、なんと877.2キロ。我ながらよく走りました。